2010/04/04 - 2010/04/05
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RAINDANCEさん
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スペイン・アンダルシア州セビーリャ県、州都セビーリャから北東へ33kmに位置する町、カルモナを訪れました。平原の高台の上にあり、古くから数々の民族が支配し軍事上の要所として栄えた町です。
★ペドロ1世の城がルーツのパラドール・デ・カルモナに宿泊
★城砦跡や白壁&石畳を見ながら旧市街を散策
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前泊地のロンダからカルモナへの移動は、山を越え、そして大平原を進みます。添付画像はイマイチですが、北海道の様な緑の大平原を一直線に進む道は爽快。
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その平原の中に、なだらかな小高い丘が見えてきます。
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この丘の上に築かれた町がカルモナです。これはどちらかというと裏門的な「コルドバ門(Puerta de Cordoba)」。門の外側は遥かな平原が拡がっています。
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まずは、丘の頂上に向かいます。
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そこには、14世紀のカスティーリャ国王であるペドロ1世が居住していたと言う城がありました。
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その入口です。「ペドロ王の城砦(Alcazar del Rey Don Pedro)」。
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16世紀以降には荒廃し地震等で廃墟となっていたものが、19世紀に再建されたのち、現在はスペイン国営ホテルであるパラドールとなっています。
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今夜はここに宿泊です。入口も良い雰囲気...別のお客さんがクラシカルな感じのオープンカーでやって来ました。
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レセプションはアンダルシアらしいタイルのカウンター。
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部屋は普通のダブルです。
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2名1室1泊朝食付きで205ユーロ。人気のパラドールらしく、結構お高いですね。
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翌朝、朝食です。
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窓の外は広大な平原が広がります。ここら辺はヒマワリ畑が広がっていて、5〜6月には一面黄色に染まるそうです。
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朝食後に少し館内を探検。
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雰囲気満点です。
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アラブのムード。
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パティオではカフェを飲みながらくつろげます。
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エレベーターもアンダルシア風。
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さて、旧市街を散策です。
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白壁の家々が連なる石畳の小路、人通りは少なく静かです。
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「聖母被昇天教会(Iglesia de Santa Maria de la Asuncion)」。15?16世紀のアンダルシア風国際ゴシック様式。
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修道女サンタ・アンジェラ(Santa Angela de la Cruz)の像。セビーリャ産まれの彼女は、19世紀の終わりごろ、貧民や病気の人々を助けるための修道会を設立したそうです。
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「デスカルサス修道院(Convento de las Descalzas)」、18世紀建造。
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「サン・フェルナンド広場(Plaza San Fernando)」、小さいながらも町民の憩いの広場です。後ろに見えているキューポラは、17世紀の「サルバドール教会(Iglesia del Salvador)」。
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町の玄関口ともいえるセビーリャ門へ向かいます。
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3ベビーカーズのサイド・バイ・サイド。(かつ、4ベイビーズ)
さすが、スペインのご婦人方は如何なる場合でもお喋りできるフォーメーションを崩しません。 -
「セビーリャ門(Alcazar puerta de Sevilla )」に到着。
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この門の周囲は大きな城砦になっています。
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セビーリャ門近くの「サン・ペドロ教会(Iglesia de San Pedro)」。15世紀に建造され、18世紀に改装されたとのこと。塔のてっぺんには、セビーリャのヒラルダの塔を真似たといわれるヒラルディーリョ(風見)があります。
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パラドールへ戻る途上、市場の広場(Plaza del Mercado)。
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家から締め出されたらしきワンコが、中に入れてもらえずくんくん鳴いてます。
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通りによっては、アンダルシア南部並みに白い小路。
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壁に壷が埋まってます。
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ほぼ丘の上まで戻ってきました。
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パラドール(旧ドン・ペドロの城)はこんな感じで建ってます。
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ペドロ1世は、彼の敵たちにより当初「残酷王」という異名を吹聴されましたが、彼の治世下ではカスティーリャ王国は治安が良く、その恩恵を受けていた商人達により彼の評価は見直され、その公正さから「正義王」とも呼ばれたらしい。
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彼は政略結婚の末に生まれた王子故に家族の愛情に恵まれることがなく、彼自身も政略結婚で迎えたフランス王の王女を投獄し死に至らしめるほど家族不信に陥っていました。そんな彼が、唯一心を許した妾とともに過ごしたのがこの地だったそうです。
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ドロドロした家族関係の中で、ペドロ1世にとってここは愛する人と安らげる貴重な場所だったのかもしれませんね。
ヒマワリが一面に咲く季節になると、ここからの景色はきっと素晴らしいことでしょう。
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