2008/09/19 - 2008/09/19
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SUR SHANGHAIさん
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この日はプリトヴィッツェ湖群国立公園の上湖を先に訪れたSUR SHANGHAI一行。
同行者の親戚Bさんは70歳台の女性なのでどのくらい歩けるかが気になったけど、一番上流側のSt4バス停から一通り上湖をゆっくり回って、振り出しのSt2バス停に戻ってみたら4時間の行程だった。
Bさんよりも、脚にちょっと故障が出ていたSUR SHANGHAIの方が遅れ気味だったかも。(。・w・。) ププッ
注: 上湖と言うのは、電動ボートが走っているコジャック湖を含めた上流側の湖群。
グラディンスコ湖やガロヴァッツ湖周辺もこちらに含まれます。
一休みした後で、この編ではコジャック湖より下流の湖群=下湖を見てみます。
表紙の画像は、下湖の北側の崖の上から見下ろした湖群の一つ。遊歩道を歩く観光客の姿も見えています。
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この画像はプリトヴィッツェ湖群国立公園の全体図。
画像をクリックして元画像で見てみると、大体の感じが読み取れます。
前編とダブる説明も有りますが、ピンクの線は国道で、左手はスプリット方面、右手はザグレブ方面。
ヤゼロ(JAZERO)などの公園内のホテルは、地図上にST2と出したあたりに集中していました。
ST1〜ST4は、公園内を巡るバスの停留所。運行は30分に1本程度。
P1〜P3はコジャック湖を渡るボート乗り場で、P1⇔P2⇔P3と往復していました。
この日の前半のSUR SHANGHAIたちは、黒い*印を付けた駐車場のブースでチケットを購入しました。
大人110クロアチア・クーナで、公園内のバス、ボートの料金も込み。
注: プリトヴィッツェ湖群は上湖、下湖のセクションに分かれています。
上湖と言うのは上流側の湖群で、上に出した地図中央にある大きなコジャック湖やその西側(左手)の湖群。
グラディンスコ湖やガロヴァッツ湖はこちらに含まれます。
下湖は、コジャック湖から下流側の湖群。
前編では上湖を見て回ったので、この編では、下湖を見てみようと思います。 -
この朝、上湖周辺を4時間見て歩いたSUR SHANGHAI一行。
一休みした後もBさんはお疲れ気味なので、下湖の湖群は崖下の遊歩道へは下りていかずに崖の上から見下ろしてみる事に。
車で一旦ザグレブ方向へ数km行くと、コラナ川を渡って北側の崖の上に行けますよ。
その道筋にも民宿や小さいホテル、貸しアパートの看板が多数。
次にプリトヴィッツェ湖群国立公園に車で来る事があったら、大きいホテルよりもこっちの方に泊まってみたいなあ。 -
イチオシ
コラナ川に架かる橋を渡って下湖の北側の崖に来てみたら駐車場もあったので、車を降りてちょっと歩いてみます。
車道に沿った林の中に遊歩道があるので、お時間がある方はここも歩いてみては?
SUR SHANGHAIたちが歩いてみた限りでは、この北側の崖から崖下に下りていく道は見つかりませんでしたが、ここからの眺めもよかったです。 -
プリトヴィッツェ湖群国立公園の下湖の一つ。
水の色がどうしてこんなに青く見えるのか不思議。
このあたりの岩山が石灰質なのと関係があるのかも。 -
足元に群れていた薄紫色の花。
一瞬、「クロアチアにもカタクリの花が! ◎0◎!」と思ってよく見たら野生シクラメンの花。
ちなみにカタクリはユリ科カタクリ属の多年草。
シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の多年草。
日本や中国だと、栽培されて鉢植えになった大きい花のシクラメンしか見たことが無い。
野生シクラメンって初めて見たけど、ずいぶん花が小さいんだ。スミレよりちょっとだけ大きいくらい。 -
これも下湖北側の崖から見下ろした湖群の一つ。
この崖の上の遊歩道は、アップダウンがほとんど無くて歩きやすかったですよ。
南側の崖の上に行く人たちは多いですが、この北側の崖は人通りが少なくてのんびり歩けました。
売店などは見かけなかったので、飲み物くらいは持って歩くのがよし。
トイレも遊歩道では見かけませんでした。 -
プリトヴィッツェ湖群国立公園の下湖を見下ろす北側の崖。
遊歩道から石灰岩がせり出している部分があって、SUR SHANGHAIがそこに行こうとすると旦那もBさんも「わ〜、見ている方が怖い〜!」
一つしかない命なので、止めておきました。 -
底が見えないので、何かが潜んでいても分からない水の色。
プリトヴィッツェ湖群には、ネッシーのような伝説の動物はいないのかな? -
これまでに訪れた事のある湖の中では、このプリトヴィッツェ湖群国立公園はその風景の変化が多様で、個人的ランキング上位に来る事間違いなし。
ただ、SUR SHANGHAIはもう少しワイルドな眺めの方が好きだなあ。 -
イチオシ
下湖の湖群には、崖の下に遊歩道が付いている部分も随所に有ります。
下湖の一つを挟んだ南側の崖の下をズームで見てみると…、ずらりと一列に並んで歩く団体客の姿も見えました。 -
下湖北側の崖の上。
遊歩道脇にこんな石灰岩が顔を覗かせている場所が多い。
ちょっと掘ってみたら、鍾乳洞があちこちから出て来るんじゃないかな -
下湖の湖群を結ぶ遊歩道。これは板を渡して橋のように造られた部分。
下湖の湖群が棚田のように連なって流れ落ちていくのがありあり。
案の定、南側の崖下には石灰岩の洞窟らしき暗闇もぽっかり口を開けている。 -
下湖の南側の崖を見る。
南側の崖の上にも遊歩道が付いているので、林の切れ間にチラチラ人の姿も見えました。
この画像では、上の方に白い点のように見えるのがそう。
中にはこっちに向かって手を振りながら大きな声で声を掛ける人も。
お返しにこちらからも レヒホー!! (^0^) -
上の方では横位置で見た下湖の湖群を縦位置で。
右手に緩やかな曲線を描いているのは湖群を結ぶ遊歩道。向こうに見えるのは南側の崖。
木が覆っていない所は、石灰岩なのがすぐに分かるねえ。大きな洞窟も見えてるし。きっと鍾乳洞だね。
左上の遊歩道の展望台に人が集まっているのがこの画像でも見えています。 -
北側の崖から下湖の下流方向を見る。
ここで見えているのはSUR SHANGHAIたちが立っているのと同じ北側の崖。
幅の広かった谷間があそこで急に狭くなっているね。
あのあたりがプリトヴィッツェ湖群国立公園の下流側の外れなのかも。 -
上の画像と同じ風景を横位置で見ると、それまでいくつもの湖を抱いて幅が広かった谷間が、急に狭くなっているのがよく分かる。
やっぱりあのあたりがプリトヴィッツェ湖群国立公園の下流側の外れになるんだろうね。
あとは普通の渓流になって流れ下って行くのかな。
こうして上から見下ろす下湖の外れもいいねえ。 -
上の画像でも見えている南側の崖の遊歩道をアップで見てみると、ジグザグになった道を行く人来る人がまだ多い午後4時頃。
崖の上からの高低差が大きいので、Bさん曰く「あ、あっち側の遊歩道からの眺めもいいんだろうけど、行かなくてよかった。」
今日の前半、上湖だけで4時間も歩いたし、70歳台の女性とは思えない歩きを見せたBさんも、そろそろお疲れ。
それでもこのプリトヴィッツェ湖群国立公園の景色はお気に召したご様子。
旦那は普段は歩きたがらないのに、自分から「行ってみたい!」と言った場所なのでいつになくよく歩いてます。
SUR SHANGHAIは、ちょっとまだ脚の故障が気になりますが、今のところは大丈夫。 -
木の枝の合間から透かし見る下湖の水の色。
-
1979年に世界遺産の自然遺産に登録されたプリトヴィッツェ湖群国立公園。
1990年代初めのクロアチア独立戦争時には戦災を被って、一時は危機遺産にもなっていたというのが信じられない今の景観。
この眺めがいつまでも残るといいね。 -
イチオシ
北側の崖の上にある遊歩道で見かけたベンチ。
古びて木目が出たその風合いがいい感じ。 -
木の枝の合間から見える下湖の水の色は、光の当たり具合によって急に明るくなったり…、
-
…これから来る秋や冬を思ってメランコリックな色になったり。
一口に青い色と言っても、いろいろな表情があるプリトヴィッツェの湖水。 -
プリトヴィッツェ湖群国立公園の滝って、上湖でもそう思ったけど、どれも涼やかに見えるね。
上流で大雨なんか降ったらもっと別の表情も見せてくれるのかも。 -
下湖北側の崖を去って、今度は南側の崖に車で移動。
あれ、太陽が西に傾いたらプリトヴィッツェ大滝が逆光で見えにくくなっちゃった。
最初にこっちに寄っておけばよかったね。
この画像だと、右手に見えているのは北側の崖とそこから落ちているプリトヴィッツェ大滝。
大滝と言っても、その上流のプリトヴィッツェ川自体が大きくないので水量は多くはありませんでした。
ただその高度差は78mと言う事で、プリトヴィッツェ湖群国立公園では一番規模が大きい滝のようです。
画像中央左手から落ちているのは、下湖の湖群から流れ落ちてきた湖水。
ここでプリトヴィッツェ大滝の水と合流して、画像下に見えているコラナ川になっています。 -
さ、歩き疲れたこの日の夕食は?
前日は宿になったヤゼロ(JAZERO)の食堂で食べたけど、雰囲気が今ひとつだったよねえ…。
「私のガイドブックにこんなお店が載ってるよ。行ってみよう。」というBさんの提案で行ってみたのは、この画像のレストランLICKA KUCA。
注:正確な綴りは、LICKAのCの上に v が有り、KUCAのCの上には ´ が有りました。
ヤゼロ(JAZERO)から見ると、東(ザグレブ方向)のプリトヴィッツェ国立公園入り口そばにあって、車で数分。 -
そのLICKA KUCAの中に入ると、広い山小屋風のインテリア。
アットホームな雰囲気がいい感じ。
7時頃まではこんな感じでテーブルの空きもあったのに、その後はお待ちの列が出来るほどの盛況ぶり。
ちょっと早目に行くといいですよ。
メニューは肉類もあるけど、昨日と同じニジマスのグリルにしようか。
せっかく水のきれいな場所に来ているんだし。 -
LICKA KUCAのキッチンはオープン・キッチン。
客席のあるスペースのど真ん中でお料理している様子も見られます。
日が落ちてからは寒い位になった気温の9月下旬近くは暖房代わりにもなってホカホカ。
この画像に写っているのは鉄板グリル台。
SUR SHANGHAIたちのニジマスやマッシュルームもここで焼かれました。 -
LICKA KUCAで頼んだサラダやニジマスのグリル。
ニジマスは折り重なっているので一匹のように見えるけど、実際には一人前二匹。
あ! 昨日のヤゼロ(JAZERO)の食堂では同じ値段で一匹だけだった。
で、不思議に思うのは、付けあわせが皿の手前に盛ってあること。
これは昨日のヤゼロ(JAZERO)の食堂でもそうだった。
LICKA KUCAのこの付け合せ野菜は瓶詰め品じゃないかな。これだけはヤゼロ(JAZERO)のフレンチ・ポテトに軍配を挙げたい。
お魚自体の焼き具合やお味はどちらもよし。 -
お腹もいっぱいになったし、今日は歩き疲れたからもう休もうか。明日はドブロヴニクに移動だし。
…と言いつつ戻って来たヤゼロ(JAZERO)。
うん、じゃあ明日の朝は9時前には出発したいから、それまでに朝ご飯も食べてしまおうね。
じゃ、お休みなさ〜い。
この時のSUR SHANGHAIたちは、明日のドブロヴニク移動がとんでもなく長くかかるのをまだ知らない…。(。・w・。) ププッ
続きはまた次編へ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- デコさん 2009/04/05 10:23:06
- 知りませんでした!
- SUR SHANGHAIさん、ご無沙汰しておりました(~~)
この花を見て、私も、カタクリとばかり思っていました。
そうだったのですか!野生のシクラメンとはつゆ知らず・・・
いい勉強になりました、ありがとう!!です☆
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/04/07 09:00:04
- RE: 知りませんでした!
こちらこそ、たまにお邪魔するばかりになってしまい失礼ばかりしています。m(_)m
そうなんですよ。この花の色や形と言い、咲いている場所と言い、離れて見るとカタクリの花そっくり。
これが赤や白の花だったら「あれ?」と思ったんでしょうけどね。
近寄って見てみると葉っぱの形が違うのにまず気付き、あとで調べてみたら野生シクラメンでした。
大きさを比べるものと一緒に撮らなかったのでちょっと分かりにくいですが、スミレよりちょっと大きいくらいの花でした。
これでまた旅先での発見あり!(*^^*)
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