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2024年9月20日 (金)

「この作品は、甘いものでも、心温まるものでもない」しかし、決して、観たことを後悔する作品でもない。

――以下「俺的ゲーム速報2024年09月19日」より抜粋編集

『火垂るの墓』がアメリカのネットフリックスでついに公開→海外のとあるレビューがあまりにも素晴らしいと大拡散される

海外の反応見て泣いてしまった
↓↓↓

ーー「立ち直ることが難しく、忘れることはできない」 アメリカ 評価★★★★★★★★★★

最初に言っておきたいのだが、もしあなたがこの作品をまだ観ていないなら、このレビューを読んだ後(もしくは読む前でも)、できるだけ早くこの映画を観るべきだ。買っても借りてもいい。なぜなら、高畑勲が生み出したこの傑作の価値を伝えるのに、私の言葉だけでは不十分だからだ。私の知る限り、最も力強いメッセージを持つ反戦映画、それが「蛍(fireflies以降は原作通り火垂ると記す)の墓」だ。芸術作品としての価値で語るなら、ピカソのゲルニカやエルガーのチェロ協奏曲と同ランクと言える。

多くのアメリカ映画の中で、これほど強力な反戦メッセージを持つものがあっただろうか?「華氏911」?「地獄の黙示録」?それとも「シンドラーのリスト」か?率直に言って、どれもこの作品に及ばない。「火垂るの墓」は、汚れなき魂の喪失を描いた作品だが、それは幼い二人の主人公のことだけではなく、日本という国全体にとっての話なのだ。

ーー

ストーリーの中心となるのは二人の子どもたちだ。13歳の清太と、4歳になる彼の妹の節子。彼らの母親は第二次大戦中、爆撃のために命を落とす。そのため、この兄妹はおばの元に身を寄せることになる。最初は親切だったおばだが、次第に、なぜ兄妹に食べ物を与えて保護しなければならないのか?なぜ清太は国のために働こうとしないのか?と、不快に思うようになっていく。

結局、清太と節子は、廃墟となった防空壕で、二人だけの暮らしを始めることになった。しかし、食料がなかなか手に入らず、徐々に栄養失調に陥ってしまう。そして、彼らは命を落とす。実は、映画序盤から、彼らが死ぬことは明らかにされている。ボロボロの服をまとって、駅構内に横たわる清太、栄養不良の状態にあることは明白だ。彼の持ち物だったミステリアスな缶を、駅員が夜の闇に向かって投げ捨てた。そこにはホタルが舞っており、節子の幽霊が現れる。そこに清太の幽霊が加わり、彼らは電車に乗って、あの世へと旅立つ。ストーリーは、そこからフラッシュバックされる形で語られていく。「昭和20年9月21日夜、僕は死んだ」 これが出だしのセリフだ。

ーー

この映画で興味深いのは、日本の作品であるにもかかわらず、日本人を犠牲者として扱うこともなければ、アメリカ人を悪者扱いするわけでもないというところだ。むしろ、苦しんでいる子どもたちを冷たくあしらう日本の人々に対しての軽蔑が感じられる。 高畑は、戦争で真に失われるものは生命ではなく、汚れなき魂であると訴える。

アニメーションそのものは、リアリズムに基づく伝統的なスタイルで、ディテールも豊富だ。キャラクターたちの死を悲劇的に描く一方で、美しい瞬間も多く描かれている。だが、この作品に称賛されるべきシーンが数多く含まれているのは、別に不思議なことではない。なぜなら、この作品を製作したのは、日本の伝説的なアニメーションスタジオである、スタジオジブリだからだ。私は幸運にも、このスタジオが作り上げてきた息をのむような作品の数々を鑑賞する機会に恵まれてきた。

ーー

『火垂るの墓』は、ストーリー、その象徴的意味、アニメーション、全てが一体となって、まるで腹に強い一撃を食らったような心の衝撃を感じる作品で、そのショックから立ち直ることは難しく、忘れることは不可能な作品だ。アニメーションではあるが、極めて生々しくもある。実写映画ではないという理由で、作品の力強さが損なわれるわけではないという点にも気づいてもらえるだろう。

あなたに、立ち直れないほど落ち込んでも構わない夜があるなら、是非、「火垂るの墓」を観て頂きたい。これは、決してあなたが喜んで観たがるタイプの作品ではないが、しかし、決して、観たことを後悔する作品でもない。

ーー<このポストへの反応>

すごく丁寧に観てくれているのが伝わってくる文章ですね……言われてはじめて気が付きました。あの映画は、日本もアメリカも、どちらも悪者にはしてないんですよね。肩入れも扇動もせず、あくまで一個人を描いている。

このレビュー良いですね。教養ある西洋人らしく『火垂るの墓』を、ピカソのゲルニカやエルガーのチェロ協奏曲と同レベルの芸術であると、日本人にはできない評価の仕方でそれをしてくれている。

ーー

この2024年になって、多くのアメリカ人が、初めて火垂るの墓を観ることになるってことか。軽い気持ちでNetflixで観て、ショックを受ける姿が、容易に想像できる。だが題名が蛍ではなく「火垂る(焼夷弾の火)」の墓であることを知ればもっと衝撃を受けると思う

大戦後、アメリカと日本が同盟を組み続けていられる理由が、このレビューに詰まってる気がする このアニメを見て日本人と同じような感想を漏らすアメリカ人、もしかして分かり合えるかも、アメリカ人も捨てたもんじゃねぇな

他の方のレビューも秀逸。特にマレーシアの方の感想が的確でビックリした。以下に引用する

ーー「銃なし、政治的プロパガンダなし、暴力シーンなし」 マレーシア 評価:★★★★★

戦争によって引き裂かれた時代を、自分たちの力だけで生き延びようとする子どもたち…。だが、彼らの努力が報われることはなかった。映画が終わった時、私の気持ちがどれほどかき乱されたことか…。まだ立ち直ったわけではないが、今、そのことをここで語るつもりはない。ただ、この作品を反戦映画と見なすことは、映画本来の目的とは少々ずれがあるようにも感じた。私としては、むしろ、戦争という最悪の状況に苦しめられた子どもたち、そして、彼らから見た世界の姿を描いている映画なのだと思う。

この作品を観て何も感じなかった人、うんざりした人、あるいは上映中に眠ってしまったような人たちは、思いやりが失われた、今の社会の影響を強く受けてしまったのだろう。一人で生活し、隣人ともほとんど口を利かないような暮らしをしている人たちである可能性が高いと思う。この作品を観て泣かないような人は、魂を失ったも同じだ。

ーー

事前にこの作品のレビューをほとんど読んでいなかったので、映画が始まった時は少々驚いた。冒頭で主人公の死が告げられ、彼の死体が示されたからだ。普通は、こんなことをすれば観客の興味を失わせるだけだが、私は逆に興味を惹かれた。ただし、その後の展開には、私の内面が木っ端微塵に破壊された。この作品は、甘いものでも、心温まるものでもない。

兄妹が防空壕を照らそうとホタルを集めるシーンですら、心楽しくなるものではない。むしろ悲しいシーンだ。今の時代なら、明かりがなければ、せめて店でローソクくらいは買えるだろうに…。だが、この幼い兄妹には、ホタルを集める以外の方法が無いのだ。個人的な経験から言っても、ホタルをつかまえるのは大変だ。しかも、大変な思いをしても、ほんの束の間の明かりにしかならない。

この兄妹が、彼らのおばを頼ろうとしないことに対して批判的な人々がいるが、日本人は、必要性よりも誇りを第一に優先せよと教育されるものだ。この兄妹は名誉を傷つけることはしないようにと教わって育った子どもたちなのだ。それで彼らの行動の説明がつくだろう。

ーー

「火垂るの墓」は、観る者の心をつかんで、決して離さない物語ではあるし、丁寧に作り込まれた物語でもあるが、これは戦争映画ではないし、反戦映画でもない。まして、反米メッセージを潜ませた映画でもない。戦争中、あるいは戦後であることが、決定的に深い意味を持つわけではないと感じた。生き延びることだけが問題という、本当に苦しい状況の中で、どうにか生き延びようとして、それを果たせなかった小さな二つの魂の物語なのだと思う。

この映画のタイトルが、全てを説明しているのではないだろうか?ホタルは闇の中で輝く美しい存在だ。しかし、ホタルが死んでも、その墓がどこにあるかは誰も知らない。知ろうともしないものだ、と。

ーー(引用ここまで)なのに…日本では地上波での放送が無くなってしまったという事実…。

↑私は単純に切なすぎて見られなくなりました。でも、これを機会にまた観ようと思います。

↑一回見たけど、俺は怖くて二度と見れない。でも一度は見たほうがいい。

「立ち直れないほど落ち込んでも構わない夜」近頃、この時間が取れなくて火垂るの墓を観る機会がない。

ーー

願わくば、ホタルが「蛍」ではなく「火垂る」、ファイヤーフライではなく焼夷弾の意味を兼ねてることを知って欲しい。

同じ心を持っている人もしっかりと海外にいる。連鎖して平和になることを願うばかりだ

ありがとう高畑勲。ありがとう観客。そして今なお続く戦争の成れの果ての僕や君へ

ーー以下jin(ブログ主)さんのコメント

世界が騒がしくなっている今、この時期にというのが またやる夫 PC 真顔 『立ち直れないほど落ち込んでも構わない夜』を見つけて、もう一度見てみようかな

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コメント

縦椅子様

 悲しくなる程心を打つ「火垂るの墓」のコメントのご紹介ありがとうございます。
 戦時中伯母を頼らず、蛍を集めて防空壕の中の明り取りにしていた兄妹が力尽きて死んでしまう悲しいお話に心が痛みます。
 名誉を重んじる誇り高い兄妹は頼ることよりも、何とかして生きられる、心だけで生きられるとおもっていたに違いないのです。やがてこの子供たちの魂は天にのぼっていきます。
 魂が登っていく様子を目にした人は幽霊を目にしたと思う人もいることでしょう。それほど人の魂は大切なのです
 だから日本にはお彼岸と呼ばれる期間があって、その期間にお墓参りをしたりして、亡き人をしのぶのです。
 この可哀そうな兄妹の魂は決して無くなったのではなく、蛍になって蘇っているのでしょう。
 今は本当に生きにくい世の中になっています。誇りの高い人ほど生きにくいと思われます。皆が助け合って、想像力を豊かにした世界になりますよう祈ります。

 

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