重戦機エルガイム METAL4
[2007/11/03] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲
各話冒頭に入っていたキャオのナレーションが、だんだん単調になっちゃって。まとめはあったほうがよかった気がするんだけど、流れがまとめにくくなってるってのもありますね。
- ゴー アンド カム
- スター・ダスト
- ザ・テンション
- クワサン・オリビー
- ゼネラル・クロソ
- アスフィー・ハート
アムはかさにかかってレッシィをいびるし、ハッシャ・モッシャとダバは、まるきり折り合いが悪い。コメディタッチでカバーしきれないぐらい、人間の嫌らしさを色濃く描写しますわなぁ。ギャブレーの新型ヘビーメタルの“アシュラ・テンプル”に比べてエルガイムは全然弱いし・・・。
と言う感じで、しんどいクルーズは続きますが、そうこうしながらも、ダバの乗った船“ターナー”はペンタゴナ・ワールドの星々を巡っていって、各地で反ポセイダルの同志を得ていくというわけです。
“悪代官”が圧制を引いている“パラータ・スター”は資源用の小さなアステロイドですが、はじめてポセイダルの支配からの解放に成功したって言ってもいいのかな。
ギワザなど、ポセイダル陣営の不穏な動き。ギャブレーは何で、ダバが「俺はポセイダルに会った」という話をしたぐらいで動揺したんでしょうねー。ハッシャの裏切り劇、出世を餌に釣られたポセイダル軍が互いに足を引っ張り合う、重たい成り行きの中で、実はキャオがアムのこと好きだってのを描いてるあたりはおいしいです。
で、この巻で一番重要なクワサン・オリビーとの邂逅。ダバの義理の妹だって言うんだけど、なぜか可愛くないんだよねぇ。(笑)
クワサンのスパイ船“イプシオン”に捕らわれてしまうダバたちだけど、コアム星出身の兵士たちが反乱を起こす契機になるのがコアム星の“歌”っていうのがいいですね。しかしクワサンへのダバのこだわりは、物語に陰影をもたらしてます。(反乱兵たちも無情に鎮圧されちゃうし。)
で、次にやってきたのはトライデトアル星。ポセイダルがスパイをここに送り込んでいると言う、ギワザとネイ・モーハンの謎めいた会話。ここの都市ひとつが丸ごと反乱に立ち上がるってことで、反ポセイダルの機運はもう、ペンタゴナじゅうに高まりつつあるんですね。スパイだった“偽”クロソ将軍さえもがダバに諭されて、男として死に赴くっていうのを、ネイ・モーハンの側から見たら、何と恐るべき扇動者、ダバ・マイロードってことになりますね。(この回の演出は私好みだなぁ。)
最初のほうで出てきた盗賊ミヤマ・リーリン姐さんの遺児アスフィーと、ダバとの絡みも濃い芝居。(こんな子、どこから連れてきたんだよってのは置いておいて。)ハッシャ・モッシャはともかくギャブレーまでもが、ダバが“母の仇”だと騙すなんて卑劣な作戦を認めるんだなぁ。この子を何とか殺めないように努めるダバ。やっぱり、とことん変わったヤツ。(笑)
しかしずっと思ってるんですけど、この作品、おっぱいとか出しちゃうのが好きだなぁ・・・。そういうの全然OKな時代だったんだろうか、あんまり遠慮がありません。
ノイズ交じりのモニター画面に一瞬、(でも、けっこうはっきり)某『イデオン』のハルル・アジバ様が映ったり、スタッフの遊びも多いです。独特のアオリで“湖川作画キターッ!”とか、見ていて飽きないと言えば飽きないんですが、ぼちぼち全54話の物語も折り返し点が近づいているのに、いまいちストーリーがトミノ的“うねり”を帯びてこない気がしてしまって、ちょっと残念です。
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