ネットでこんな記事が掲載されました。
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ゆうちょ銀行の預入限度額が2600万円に! この引き上げを、利用すべきではない「3つの理由マネーの達人 3/18(月) 15:00配信 執筆者:木村 公司
理由
1。株価を上昇させるために、利用される可能性がある—>執筆者は個人的に嫌だと言っています
2。日銀の出口戦略のために、利用される可能性がある —> 日本国債を買い取らされる —> 財政危機が発生すると金は元に戻らない—>だから執筆者は嫌だ
3。すでに保有額が多い預貯金を、更に増やす必要はない —> 「分散投資」が大切、投資は嫌いだから預貯金だけで十分という人も、ゆうちょ銀行に資金を集中させるな—>システム障害により、ATMでお金を引き出せない….
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何とも、最後の理由、支離滅裂でしたね。
システム障害でATMでお金下ろせないことあるから、ゆうちょ銀行に集中させるな、何だそうです。
やはり、「マネーの達人」も、もう少し作文の上手な人の記事を採用すべきかと思います。
我々、お金を預け入れる側の人間(特にもう老後資金しかない老人)から言いますと、
理由1の株価を上昇させるために使ったって、実害がありません。むしろ、株価が上がってくれれば、大喜び。。。
理由2の出口、ゆうちょ銀行が国債買い込もうが、私たちはかまいません。
財政危機ともなれば、ゆうちょ銀行の預金以前に、老人たちは「国債」を直接買い入れていることでしょうし、また「年金」も受けているので、一挙に崩壊。
だから、年金もゆうちょも一緒です。今更、ゆうちょだけ危険ということもありますまい。。。。
理由3は、さらに説得力ありません。システム障害でATMから金を引き出せないくらいなら、数10万円だけ、別の銀行にあればよい。ゆうちょに集中しちゃならない理由にはならない。
というわけで、別段、2600万円まで、ゆうちょ銀行に預けたっていいですよ。。。。
問題ありません。。。
なお、詳しくネットで調べたら、、、、、
ペイオフ(その銀行が破綻した時に保証してくれる制度)、ゆうちょ銀行も、他の銀行と同じく、1000万円までなんですって。
じゃあ、2600万円って何??
それは預けることのできる上限の金額なんですって。
ここまでは普通口座でも利子をつけることのできる貯金ということになります。(これを超えて預けたら、。。、利子がつかないそうです。)
ゆうちょ銀行は、2つの口座が作れます。
「普通口座」と「貯蓄口座」。(「普通口座」も「貯蓄口座」のどちらも定期貯金があるから面倒臭い)。ともに別々のキャッシュカードが発行でき、ATMや送金も別々なので、例えば同じ誰かに送金するとき、月何回まで無料というのが、2倍にできる。
なんて利点もあります。
ただ、両方の口座、足した額が1000万円までしか、ペイオフの対象になりません。
今までは、1000万円を超えないよう、ゆうちょ銀行の方で、厳しくお客さんにチェックを入れていました。上限額が1000万円だったんです。
その上限が、最近1300万円に引き上げられたんですが、今度は「普通口座」と「貯蓄口座」の中身を、「普通貯金」部分と「定期性貯金」部分に分けて、それぞれの上限を1300万円として、合計が2倍の2600万円になるというわけです。
ところが、普通の「民間の銀行」は、預けることのできる金額に「上限」は無いんですね。。。
ははは。。。。
整理しますと、上限を2600万円に引き上げると言いますが、少し「民間の銀行」に近づくことができる。。。にすぎません。
もともと、「ゆうちょ銀行」の預け入れ限度額の引き上げには、民間の銀行から根強い反対があると聞いています。お客さん、取られちゃうから、だそうです。この記事もFPの「忖度」かもしれません。
私たち、お客さんからすると、この記事を書いたFPさん、どうでも良いことしか書いていないんです。
さらに肝心な「ペイオフ」に触れていないのは、FPさん、ゆうちょ銀行は国が経営権を握っている銀行だから潰れっこない、と思っているのかも。
だとしたら、財政危機云々で国債の買い入れの話が危ないの話に持って行くのも無理がありますよね。
結論
近所にあり、便利だと思えば、ゆうちょ銀行に預ければよろし。。
オススメしない理由なんて、ありません。
ただ、うちはお金が分散しすぎて、上限どころか、500万円にも届かない額しか預けておりませんが。
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