この世の終わりか「無職」時計 会社放逐まであと1日
- 2019/03/16
- 15:22
昨日は、今月2日目の勤務日、無事やり過ごし、1日を終えました。
私の「無職」時計は、残るあと1日を指しています。。。
最終日は月末の金曜日。
最後の月は、本当の意味での退職手続きが待っていました。
5年前の退職時には、日々の暮らしや仕事が忙しく、普段と変わらぬ日常を過ごしました。
ただ、違っていたのは、最後の日は、退職の辞令をもらう儀式に出席した点でしょう。
年に何回も着たことのないスーツを着込み、ネクタイを締めて、バスに揺られて30分ほど、そこで卒業式ならぬ、退職式みたいなものが開かれました。
ここで、普段お目にかかったこともない会社の一番えらい人から一人一人名前を呼ばれて、卒業証書ならぬ退職の辞令、をもらいました。そこには、一人一人、退職金が書かれています。
そこで初めて自分の退職金額がわかるという寸法。えらい人数で数百人はいたでしょう。
一番偉い方は、御歳80歳を超えていたかしらん、ずっと立ち続け、一人一人辞令を読み上げ、それはそれは大変な仕事と、感心していたことを思い出します。
軽食と飲み物が出てしばし歓談したあと解散、再び職場に戻り、ちょっと休んで、今度は、職場で花束をもらいました。「ご苦労様」「いや、ありがとう」などと言いながら。。。。
そして年度が開けると、何事もなかったかのように、いつもの職場に出て、いつもの仕事の続きを始めた。。。。というのが、私の再雇用嘱託の始まりでした。
ところが、5年の年季が明け、今回は、本当に辞めて、無職化。
最後に職場でやることは、公式な何とか届け、とか各種手続きの書類作り。
そうそう、住民税、サラリーマンは、毎月給与天引き、源泉徴収なんですが、そもそも住民税は年度始めに決まり、1年分を12で割って、6月から毎月収めているんです。
3月でやめると、4月、5月が未払いになってしまいます。
どうなるかと思っていたら、ちゃんと対応がありました。3月の給与でいっぺんに3、4、5月分を収めるんだそうです。その書類は3月のはじめに提出済みです。
最後の日は、
「身分証」とか、自動車で会社に入るときの「通行許可証」の返却とか、
会社から貸し与えられていた制服の返却、(なになに「自宅で洗濯して返却してください」だと? まだ、誰かに着せるのか?)
また、
会社の厚生部門で入っていた生命保険類を継続する場合の、今度は給与天引きではなく銀行振替にするための書類、ガソリンのカードの廃止届、とか。。
そんなもんが残っていました。
そして、自分の持ち物の整理。結局、倉庫にあった本や書類はほとんど手付かず、タイムカプセルよろしく未来の人に託すことにしました。(逃亡ですね)
机の周りの本や書類は大方かたずけました。使いかけの文房具類はオオバコ3つ分くらいありましたが、職場の女の子が、いいですよ、あとでかたずけますよ。と言ってくれました。
パソコンは最近はリース物件、まだ更新して1年も経ってないものを使っていました。中には数10年のメールも残されていましたが、昔のプライベートのものはある程度消去、
給与の通知ファイルなどはどうせ、パスワードがかかっているので他人は見れません。職場のメールは読まれても大丈夫。
最近のものは、システム管理者が、「ああ、いいですよ、消しときますよ」と言ってくれたので、そのままに。私のパソコンは、4月には、新しい誰かに使われることでしょう。
5年前には、退職の挨拶回りにも行きませんでした。
しかし、今度の最後の日は、どこかに挨拶に行くかもしれません。
2日めの勤務を終えて、「あああー、あと1回か」と思いながら、長年通った暗い通勤経路をなどりながら車で帰宅したのでした。
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