『べらぼう』第1話 語り・綾瀬はるか、しっぽ付き花魁姿でスマホ片手に登場!X「可愛い」「毎回出てきて」
2025年1月7日(火)20時15分 All About
1月5日より放送スタートしたNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第1話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』公式Webサイト)
本作の舞台は、大河ドラマで描かれるのが初となる江戸時代中期。日本のメディア産業、ポップカルチャーの基礎を築き、お上に目をつけられても“面白さ”を追求した“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の物語です。
第1話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響とともに今後の見どころを紹介します。
第1話「ありがた山の寒がらす」あらすじ
吉原の貧しい庶民の子に生まれた蔦屋重三郎(横浜流星)は、幼い頃に両親と別れて引手茶屋・駿河屋市右衛門(高橋克実)の養子に。義兄の次郎兵衛(中村蒼)が営む蔦屋を手伝いながら、軒先を借り小遣い稼ぎで貸本屋を営んでいました。明和の大火を生き延びた蔦重や幼なじみの花魁・花の井(小芝風花)でしたが、客足が遠のいた河岸見世では貧しさが増す一方。2人が幼い頃より世話になってきた花魁・朝顔(愛希れいか)も体を壊し、食うや食わずで逝ってしまいます。
身ぐるみはがされ埋められようとしている朝顔を見送った蔦重は、花魁たちの末路を見て心を痛め、岡場所や宿場に取られている客を吉原に取り戻さねばと一念発起。老中・田沼意次(渡辺謙)の屋敷に潜り込み直談判を試みます。
しかし「お前は何をしているのか? 客を呼ぶ工夫をしているのか?」と返され、目が覚めた蔦重。市右衛門らから桶伏というきつい仕置きを受ける中、客を呼ぶための策を必死で練ります。そしてひらめいたのは、吉原の案内本“吉原細見”で客を呼び寄せる案で——。
語り・綾瀬はるか、しっぽ付きの花魁姿でスマホ片手に登場!
江戸中を焼きつくした明和の大火から始まった第1話冒頭では、ナレーションを務める綾瀬はるかさんが吉原神社の九郎助稲荷に扮し、しっぽが生えた花魁姿を披露。スマートフォンを片手に吉原について案内しました。時代劇の代名詞とも言える大河ドラマでのスマホの登場に、X(旧Twitter)では驚きの声が殺到し、「凄い、江戸時代大河でなんの違和感もなくスマホを使い始めた」「グーグルマップの乗り物表記が籠や船になっていて芸が細かい」などのコメントが寄せられています。
また、「綾瀬はるかさんのお狐様可愛い」「影が狐になってるのも細かい演出」「スマホ稲荷ちゃん毎回出てきてほしい」「こんないきなりファンタジー系の生物が大河ドラマに出てきたら猛批判されそうなものなのに、可愛さだけで批判を封じ込める能力を持つ綾瀬はるか最強」など、今後の再登場を望む声も。
力強く小気味よい横浜流星が「いい意味でぶっ飛んでいて最高!」
一方、主演を務める横浜流星さんにも称賛の声が続々と寄せられ、「顔の演技がすごい。浮世絵で見る歌舞伎役者みたいな表情する」「個性豊かな江戸っ子が織り成すエネルギッシュな大河。横浜流星さん、いい意味でぶっ飛んでいて最高!」「大火事の中、祠を背負って走り出す前の気合の入った『行くぞ!』の掛け声。あまりに力強くて小気味よくて、まずはここで横浜流星くんの演技に心をがっちりつかまれました」などのコメントが寄せられています。第2話は「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』」。吉原の案内本“吉原細見”で客を呼び寄せる案を思いついた蔦重は、その序文の執筆を依頼するため、江戸の有名人・平賀源内(安田顕)探しに奔走し——。実は第1話の厠のシーンですでに対面していた蔦重と平賀源内。今後2人がどう関わり江戸のカルチャーを盛り上げていくのか、注目です。
この記事の執筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。(文:地子給 奈穂)