くるる演劇講座「わけあり時計店」
くるる演劇講座「わけあり時計店」公演が行なわれました。この公演は、蕨市在住の脚本家である池端俊策さんを講師に、一年にわたり演劇講座が開催され、その集大成としての舞台発表です。池端さんは、NHK大河ドラマ「太平記」や「大仏開眼」など数多くのドラマや映画の脚本を手掛けた日本を代表する脚本家の一人です。年明けの1月18日、25日には、NHKで、足尾銅山事件の田中正造を題材にした「足尾から来た女」が放映されます。「わけあり時計店」は、今回のために池端さんが書き下ろしてくれたものです。実は、4年前の広報蕨新春座談会で、池端さんが出演してくれた際、くるるでお芝居が出来ると良いですね、ということが話題になりました。今回、それが実現できて、大変嬉しく思います。出演は、オーディションで選ばれた11人の方々で、お芝居は始めてという方が大半だったそうですが、30回もの講座、稽古を経て今日の日を迎えたそうです。
さて、お芝居ですが、「素晴らしい」の一言でした。池端さんの脚本ですから、物語が面白いことはもちろんですが、演じる一人一人が、とっても個性的で、役になりきっていて、あっという間の1時間30分でした。これまで、くるるでは、蕨市在住の音楽家のみなさんが出演される「蕨のアーティストたち」が10回も開催されてきましたが、これに演劇が加わり、文化のまち蕨が更に発展できるものと期待しています。池端俊作さんをはじめ、本日の公演開催にあたりご尽力いただきました全ての関係者の皆さんに感謝申し上げます。
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