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【装丁】朝倉健司

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:デザイナー  »2010年05月20日 更新

■朝倉健司

●名前  :朝倉健司 (Asakura Kenji)
●仕事先 :講談社
●レーベル:月刊マガジン系
●主な装丁:加藤元浩作品
●記事作成:2010/05/20

朝倉健司

講談社少年誌作品をメインに担当していると思われるデザイナー朝倉健司氏。加藤元浩氏一連のミステリー漫画『Q.E.D.証明終了』、『ロケットマン』、『C.M.B.森羅博物館の事件目録』など、主に月刊少年マガジン系の作品でそのお仕事を確認しています。コミックの袖には"kraken"名義で紹介されていることも。

その装丁には、作品毎にレイアウトデザインがきっちり決められていたりイラストの構図の方向性やコンセプトがはっきりしていたりと、同一作品の単行本の統一感が特に強いものが多いという印象。その中でも非1枚絵単純使用のイラストレイアウト型の表紙には、少年誌作品カバーの中でもどこか品を感じられる朝倉氏の特色が強く出ています。


そんな朝倉氏の特徴が最も現れているのが背表紙。

朝倉健司2

背表紙が背表紙として独立していて、やはり作品としての統一感が強く、
配色は鮮やか、凝ったデザインとスタイリッシュな仕上がり。
上記のような傾向をつかんだ上で、本屋さんで朝倉氏の装丁作品が多く並ぶ
講談社「KCDX」の棚を眺めてみると、結構な精度で判別が可能になると思われますので、
是非ともチェックしてみてほしいところ。


そして朝倉氏といえばやっぱり加藤元浩『Q.E.D.証明終了』。

QED1

QED35

上が1巻(1998年)、下が35巻(2010年)。
第1巻からぶれることなく十数年続く、安心と安定のフォーマットです。
表紙側の袖には作者の一言、裏表紙側の袖には作品履歴、これももうずっとおなじみ。
当時マガジン系の中でおや?と思わせる一味違ったデザインは、
今も古びることなく本屋に並んでいます。

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2010年05月20日 | デザイナー | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP

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