活況「ライトノベル」 子供だけではもったいない 一般文芸に比べるとデビューしやすく読者と書き手が近いAKB48的システム
書泉ブックタワー(東京都千代田区)8階のライトノベル売り場。足を踏み入れたとたん、さまざまなキャラクターのカラフルなイラストが目に飛び込む。
“オタクの聖地”秋葉原にそびえる同店は、ラノベでは日本一の品ぞろえと売り上げを誇るといわれる。同店のラノベ担当、田村恵子さんは「常時1万点前後を置いています」と話す。
ラノベは出版界の重要なけん引力だ。出版科学研究所(東京都新宿区)によると文庫全体の売り上げはほぼ横ばいなのに、ラノベ文庫は徐々に販売額を伸ばし、いまや2割を超す。
刊行点数が多く、漫画に近い扱いのため、人気作でもあまり図書館に置かれていないことが購入される理由のひとつ。
さらに「シリーズ化されるため手元に全巻そろえたいという心理が働く」と同研究所は分析する。
そもそもライトノベルとは何か。一般には、表紙と挿絵にアニメ・マンガ的イラストを使った、中高生を主な読者とする小説、を指す。
「親や教師が子供に読ませたいものを『児童文学』と呼ぶとすれば、子供たち自身が読みたくて読む小説、いわゆるジュブナイルとかヤングアダルトと呼ばれていたものがラノベの源流」
と話すのは書評家・翻訳家の大森望さんだ。
大森さんによると「ライトノベル」なる用語が登場したのは1991年。パソコン通信のフォーラムで、人気を集めつつあった「アニメ的表紙で、物語もオタク文化と親和性が高い一群の小説」を指すために考えられたという。
学園ラブコメ、異世界ファンタジー、歴史・戦記物、SF、ミステリーなど内容は何でもあり。
書泉ブックタワーの田村さんはラノベの要素に「主要な登場人物のキャラクターが確立されている、いわゆる『キャラ立ち』」を挙げる。
読者になじみの登場人物が次々と異なる状況に立ち向かう??といった展開でシリーズ化を容易にする仕組みだ。
大森さんはまた、ラノベの特徴のひとつに、新人が活躍しやすい傾向を指摘する。
「ラノベを出している出版社はそれぞれ新人賞を設けている。何千という応募作から、大賞受賞作だけでなく、次点や佳作にあたる作品にさえ出版のチャンスがめぐってくる」。その結果、年間では100人単位で新人が登場する。
「一般文芸に比べるとデビューしやすく、読者と書き手の距離が近いともいえる。AKB48的システムとでも言いましょうか」と解説する。
「ビブリア古書堂の事件手帖」の作者の三上延さん(41)も同書の発行元、アスキー・メディアワークス社が主催する「電撃小説大賞」応募作で02年にデビューした。
ホラー、ファンタジー系のシリーズを書き続け、「ビブリア」の大ヒットに至った。
作家を志した当初は、ガルシア・マルケス、マヌエル・プイグなどラテンアメリカ文学に影響を受けた幻想性の強い作風だった。
「ところが賞に応募しても通らず、一度はこの道をあきらめました。古書店で働いていた20代の終わりごろ、当時すでに勢いのあったラノベを手に取ってみたら、とても面白く読めたんです」。
この方向でもう一度、とチャレンジ、デビューのきっかけをつかんだ。
今、三上さんは「何がラノベなのかということは特に意識しません。エンタメ、純文学の区別もなく、面白いかどうかが大事」と話す。
実際、古書をめぐる謎解きを核とした「ビブリア」シリーズの主な読者は20~40代の女性。ラノベには含まれないという見方もある。
「ラノベレーベル」といわれる文庫シリーズは、電撃文庫(アスキー・メディアワークス)、富士見ファンタジア文庫(富士見書房)、GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)など今や20以上。
「新規参入が多く、競争は激しいが、同時に読者層も広がっています」と話すのは、年次ガイドブック「このライトノベルがすごい!」を発行する宝島社の宇城(うしろ)卓秀編集長だ。
宇城さんは「必ず発売日に書店に来て最新刊を買っていくようなコアなファンが多いこと、読者層が中高生などアニメ、ゲームのファン層と重なるためメディアミックスが成功しやすいことがそもそものラノベの強み。
さらに最近では20~30代になっても読み続ける人が多くなってきた」。
年齢層が上がれば、購買力も上がる。まだ伸びしろがある、というわけだ。
ハリウッド映画となる「All You Need Is Kill」。「『日本よ、これが映画だ』という宣伝コピーが話題になりましたが、私は逆に、『ハリウッドよ、これがライトノベルだ!』と言いたい気持ちです」。
04年の刊行時に担当した集英社スーパーダッシュ文庫の丸宝(まるとみ)行晴編集長が、そう言って胸を張る。
同じ日を繰り返す時間ループに捉えられた主人公が、人類を襲う異形の敵と戦う設定はいかにもハリウッド的。
「ラノベにはこういう重厚な設定の作品も含まれる。これを起爆剤にして、世界に出て行こうと思っています。電子書籍やネットなどと親和性の高いジャンルとして、可能性はまだある」と丸宝さんの鼻息は荒い。
田村さんは「最近では、鉄道オタクを意識した作風から、ブラックでシュールな笑い、はたまた企業のM&A(合併・買収)や政治の世界を描いたりとバリエーションはさまざまですよ」と話す。
中高年よ、アニメ絵の表紙で食わず嫌いしていては損、なのかもしれない
http://mainichi.jp/feature/news/20130304dde012040026000c.html
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ なんでいちいちAKBなのかがよくわからんが
| ( ●)(●)一般小説も挿絵とかをブヒ絵にすれば売れるんじゃね
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
__|___ }
/ \ }
/ ─ ─\ ノ 一般文芸に比べてデビューしやすいってあるけど
/ (●) (●) \ヽ、あまりかわらんだろ・・・どんだけの倍率だとおもってるんだよ・・・
| (__人__) | _|_________
\ ` ⌒´ ,/ | | |
___/ \ | | |
| | / , | | |
| | / ./ | | |
| | | ⌒ ーnnn |_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
/ ̄ ̄\ でもラノベは若者に受ければ一発大逆転あるからな
/ _ノ \ 絵師も大事だけど
| ( ●)(●) ____
. | U (__人__) / \
| ` ⌒´ノ /─ ─ \ 原作微妙でもアニメ化すれば
. | } \ / (●) (●) \ ドカンと売れる場合もあるしね
. ヽ } \ | (__人__) |
ヽ ノ \ \ ` ⌒´ _/
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ | |
この記事へのコメント
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涙拭けよ。
まぁ、そこまで期待するなってことだよ
糞みたいなシナリオで、特撮以下の脚本だけど関係ない
ラノベは500倍の競争に勝てばデビューだから
競争率で言えばAKBくらいか
イミフ過ぎw
現状ではそれがマイナスの方向にしか働いてないような気がするけど
ジャケ買いなんて危険なマネしねえよ
まさか文庫として出しただけでデビューなんて言ってんならアホだわ
電撃だけで月5人以上の新人出してんだし
衝撃の事実
一般文芸は新人賞を設けてるレーベルが少ないから、ただデビューには持って行きづらいだけ。
ラノベレーベルは新人賞を殆どやってるから新人が出る、デビューがしやすい訳ではない。
それ、本当なんだろうな?w
主人公の篠川栞子はいくら頭脳明晰でも、巨乳のおっとり美女なわけで、
あまり女性受けしにくいと思うんだが?(苦笑)
まさかドラマからの新参組を言ってるのか?
ちなみに読むなと言ってるわけではないです。本当に意味で好きなら別に構わないし。
どうしても最初の人はジャケ買いになるだろ
頭大丈夫か?
「読者と書き手の距離が近いともいえる」ことを流行もので例えてるだけだろ
西尾の伝説シリーズはイラスト無しだけど結構売れてるよ。戯言シリーズだって竹が描いてるけど、あれを萌えとは言えるのかなぁ
あらすじを見ます
次にアマゾンの評価を見ます
その次に読書メーターの評価を見ます
いみがわからん文庫出したら間違いなくデビューだろ
一般人から見たら全て同じです
バカでもできる
新人賞をへて文庫化するならまだしも
バカはお前だ
ていうかお前文庫出してみろ
女性が主な読者層かはともかく、うちの奥さんも読んでたな
なんでも、主人公の男が結構気に入ってるらしいからそういった視点の人も多いんじゃないの?
考えようによっては大衆小説より楽に儲かるし
物書きで食いたいなら悪くない商売だとは思う
ただし運の部分が大きすぎる、良い絵師に当たるかでほぼ決まるしな・・・
アスキー・メディアワークスでイラスト付きならラノベだろ
真正のクズ
つ『文芸社』
手当たり次第デビューさせてるだけですよね?
自費出版を持ち出すのはおかしくないか
AKBいらないんだけど、キモオタに言ってろよ
2004 200億 16.4
2011 250億 20.8
これもしっかり乗せろよ
文章(曲)の善し悪しでなく、絵師(握手券)で売り上げが決まるんだから
それに一般大衆向けの記事であって、お前ら向きじゃないんだからいちいち反応しなくていいよ。
それラノベに限らんがな
ISのことかー
つまらなければ1巻切りされるだけだし、面白けりゃ口コミで拡がっていく
昔の話だが絵柄が起爆となった典型的な例はザ・サードという印象
1巻見て表紙買いしていく客めちゃくちゃ多かったわ
両方出せばいいんじゃないか
おそらく俺は村上春樹を読もうとも思わなかったろう。
ライトノベルが無かったら小説そのものを敬遠して読
まない連中が多くなってたんじゃない?
ただ最近は、あからさまにアニメ化を狙った作品が多
くてウンザリする。
アメリカでもトム・クランシーみたいに映像化権狙い
で小説書いてるような連中が増えたそうだが、それと
同じか
一概にそうとも言えない
何年か前に著作権の切れた小説(太宰治の人間失格とか)の表紙を人気漫画家に描かせたら
結構売れたことがあっただろ
萌えキャラであっても、程度をわきまえれば購入層が広がる可能性がある
ないないw
ハルヒあたりまでしか無理だろ
いや、一応事実だから覆す訳にはイカンだろ。
つまり簡単に言えば見た目で勝負の外見商法みたいなモノだし。
一般にはお堅い文芸小説さえも表紙&挿絵を現代風にチェンジする事で以前と違うイメージアップを図る事は常に可能だから。
あっというまやで 廃るのは
アングラともいえるマイナージャンルとしては長生きしすぎ
だからこうやってヨソもんが目つけて参入したり嫉妬した競合が叩きに来る
最先端過ぎて分からないジャンルには近寄りもしないだろコイツらは
京アニ補正で売れた中二病?
一般小説の表紙で萌えキャラになったの何かありましたっけ
主人公は男だし、女受けしやすいんじゃね?
「ディスコ探偵水曜日」とか?
それの売上は変化したんか?
「ALL YOU NEED IS KILL」とか星界シリーズみたいなの
応募すれば100%落選する、というかさせるクセに。
テンプレキャラにハーレム学園+異能力が今の
ラノベの9割だろ。
話がそこまで面白くなくても、絵がかわいかったらそこそこ売れる。
逆に話がとても面白くても、絵が微妙だったら人気が出ない可能性がある。
自分はそう思っている。
大抵は良くも悪くもラノベ系の文章は気負わず読めて楽だから、そればっかになってくんだよな
それだけならまだしも、自分の読む力が衰えてるのを、読みにくいつまらんとか言っちゃう
世界観がしっかりして引き込まれるならラノベでもおk
作者が整形中毒と知って軽くショックだったでごわす
ラノベ作家が言うと滑稽
純文学作家に対するひがみに聞こえる
ラノベは鮮度と若さが重要
その他の小説と一緒にしたらあかん
文章から滲み出る道徳心も曖昧なのに
純文学作家は一部以外ラノベ作家より悲惨だがな。
今時、純文学(笑)なんぞほとんど読まれ無い。お前みたいにラノベをバカにしながら小説も読まないカスのおかげでなw
ライトノベルは良くも悪くも好き勝手できるけどそれはライトノベルじゃなくてもできること
なんだけどそれをやると思い切り叩かれるように自らしてしまった自業自得
5割にも満たないと思うが
完全に同意。一般文芸なんて伊坂幸太郎と浅田次郎ぐらいしか読んでない。
この辺も、寧ろラノベに近い感じがするがな。割と自由に書いてて良い。
刊行ペースも速いし。
ラノベはメディア意識しすぎで粗製乱造が目立つな。
電撃でエスケヱプ・スピヰドはそんなのだが大賞だったぞ
はい論破
100万人の小学生が応募してくる賞は難関だと考えるのかね
代謝も激しいし力の入った作品と入ってない作品の扱いが天と地ほどの差があるし実際そのまんまだと思うけど
特に大手出版社はいい加減潰れれば?とすら思うことがある
ラノベに限らず漫画や新書の類もそうだろ。(あとアイドル系グラビア写真集も)
出版社の立場からすれば(語尾にブームの名が付く程)手軽に出しやすく稼ぎになりやすい特性を持ってるからいくらでも出版可能な環境は整ってる訳だが。
しかし逆に(ラノベを含む)小説やコラム、漫画等を中心に莫大な量の種類の出版物を抱える我が国にとってはあらゆる表現と出版の自由性に関わる問題であってある意味タンコブが出来る程頭の痛い課題となってる位だし。(しかも日本はギネスに認定される程世界一出版媒体の規模数が多い国でもある)
中高生の妄想垂れ流してるだけの作品なのに売れてんのとかいっぱいあるし
デビューさせる編集も編集だが、買う読者も読者だわ
顧客がアホという点ではAKBと近いかもしれん
ライトノベル如きとは格が違う
不必要に増やすと、今までだったら生き残れたんだけど
ってレベルの作家が生き残れなくなったり
新刊発行ペースが3~4ヶ月が6カ月とかになりそうか気も・・・
最初はイラストに大きく左右されそうだし
黒髪ストロンや金髪ツンデレ女みたいな適当に出して
無気力系か俺ツヨイ系の主人公を出して学園でバトルかハーレム展開
しているだけで馬鹿でも書ける。そんなイメージしかねえ。
ビブリオとかそもそも主流のラノベ系じゃねえか。
一般文芸は中身が不健全(いろんな意味で)
30になるとラノベはきつい。内容が若々しすぎて。
一般小説のほうが読みやすくなる。
の間ぐらいを意識しないと売れないのかなって印象
巻が進むんで男が入れば考える感じ
ハルヒ<<<<学校へ行こう!
設定の気合の入り方が桁違い
刊行期間が長くてイラストが途中で変わったりして
まあそのシリーズは最後まで付き合ったけど
確かにオタが好みそうな内容ばかり考え
あげく売れないラノベ作家ほど惨めなものはない
でも売れない純文学作家にそういうイメージはない
貧乏でもストイックなオーラがある
でもまあ今の純文学作家は読む価値なし
おすすめは吉行淳之介とか遠藤周作
エピソードがストイックで良い