Heroku、Go言語の正式サポートを発表

2015年7月9日

PaaS型クラウドサービスとして知られるHerokuが、Go言語の正式サポートを発表しました。

Herokuは今後Go言語について、以下の対応を行っていくとしています。

  • Go言語の新バージョン、重要なフレームワークやライブラリ、ツールなどに対する迅速な対応やテスト
  • アプリケーションに重要な影響を与えかねない脆弱性についてのお知らせ
  • プレミアムサポートを含む問題へのサポート

これまでもBuildpackなどを利用することでHeroku上でGo言語を利用することは可能でしたが、正式にサポートされたことで、Heroku上に用意された環境をそのまま利用することができるため、より迅速かつ安定した環境でGo言語での開発ができるようになります。

普及が進むGo言語

Go言語はGoogleがオープンソースで開発しているプログラミング言語。シンプルにコードを記述できるため学習コストが小さく、タイプセーフかつメモリセーフにできているため安全なプログラムを記述しやすく、並列処理の記述も容易、コンパイルや実行が高速などの特長があると説明されています。

現在のバージョンはGo 1.4で、今月末にもGo 1.5がリリース予定です。サーバサイドのアプリケーション開発だけでなく、バージョン1.4からはAndroidアプリも開発可能になりました

最近ではGo言語の採用例が増えてきており、例えばDropboxは性能が重要な部分ではPythonに代わりGoで記述することを昨年11月に表明しており、オープンソースのPaaS基盤であるCloud Foundryも主要部分での開発でGo言語の採用を進めていると言われています。

人気のPaaSであるHerokuでGo言語がサポートされたことは、Go言語の普及の後押しになりそうです。

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Junichi Niino(jniino)
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