Docker 0.11が初めての正式版候補としてリリース。来月には1.0が登場か?

2014年5月12日

コンテナ型仮想化を実現するソフトウェアとして注目されているDockerの最新版「Docker 0.11」が5月7日にリリースされました。0.11は正式版の1.0に向けた最初のRelease Candidate(正式版候補)となります。

Docker 0.11 is the Release Candidate for 1.0 | Docker Blog

today we’re pleased to announce the immediate availability of Docker 0.11 – the first Release Candidate (RC) for 1.0. From here, we want to continue to get your feedback, focus on quality.

今日、私たちはDocker 0.11のリリースをここに発表します。これはバージョン1.0に向けた最初の正式版候補(RC)です。ここからは、私たちはフィードバックを元にクオリティにフォーカスしていきたいと思います。
(「Docker 0.11 is the Release Candidate for 1.0 | Docker Blog」から)

Docker 0.11の主な新機能は以下です。

SELinuxのサポート
文字通りSELinuxのサポート

Host Networking
host networkingモードでコンテナからホストのネットワークインターフェイスへ直接アクセス可能に

Link hostnames
コンテナがリンクされている場合、お互いをホスト名で発見できる

Ping Docker daemon
DockerデーモンにPingを打ってヘルスチェックなどに用いることができる

Timestamps コンテナごとにログすべてにタイムスタンプをつけるデーモン

詳しくはDockerのブログ「Docker 0.11 is the Release Candidate for 1.0 | Docker Blog」をご覧ください。

6月9日の「DockerCon 2014」で正式版登場?

速いピッチでバージョンアップが繰り返されているDockerですが、いつ正式版が登場するのかについては明確なロードマップが用意されているわけではありません。

実は来月6月9日と10日の2日間、サンフランシスコでDockerのイベント「DockerCon 2014」が開催予定です。このタイミングでRCが登場したということは、この「DockerCon 2014」の基調講演で正式版となるDocker 1.0を華々しく発表、ということを目論んでいるのではないでしょうか。

あわせて読みたい

Docker コンテナ型仮想化




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本


<!- script for simple analytics events -->