Office 365が正式サービス開始、バルマー氏「Officeとクラウドの出会いだ!」
マイクロソフトは6月28日(日本時間6月28日深夜)、「Office 365」のローンチイベントをニューヨークで開催。WebブラウザからMicrosoft Officeの機能が利用可能になるOffice 365の正式サービス開始を発表しました。
マイクロソフトはOffice 365を単なるWebブラウザ版Officeではなく、Exchange ServerによるコミュニケーションやSharePointによる情報共有、Webカンファレンスなどの機能を含むコラボレーションサービスとして位置づけようとしています。
Office 365のグローバルローンチ
マイクロソフト CEO スティーブ・バルマー氏。
人々はさらにクリエイティブになり、多くのことを実現できるようになる。それがマイクロソフトOfficeだ。
Officeにクラウドが出会うと何が起こるか? コラボレーションの実現だ。リアルタイムにバーチャルミーティングもできるようになる。
Office 365は大規模な企業に対して優れたテクノロジーを提供するだけでなく、先端的な仕事をしなければならない中堅中小企業であっても、複雑なITシステムを維持する手間が不要である。
そのOffice 365を今日、正式にローンチする。40を超える地域でグローバルに利用可能となる。
デモを見てもらおう。これがOffice 365のホームページだ。Webブラウザベースで、メールやカレンダーなどのOutlookの機能を利用できるだけでなく、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteの機能を利用できる。Internet Explorer、Safari、Firefox、Chromeなど主要なWebブラウザに対応する。
ドキュメントをクリックしてWordを起動してみよう。クラウド上にある同じドキュメントをデスクトップ版のWordからも開いて、共同作業をすることもできる。
どちらもまったく同じように表示されていることが分かるだろう。
今度はWindows Phone 7で見てみよう。iPhoneでもAndroidでも使える。
いま撮った写真をOneNoteに貼ってみる。すると、デスクトップ版のOneNoteにもすぐそれが反映されるのが分かるだろう。
Outlookからオンラインミーティング機能を呼び出してみる。参加者全員がパワーポイントの画面を共有できるだけでなく、ホワイトボード機能で画面に書き込むこともできる。
Office 365は大企業から中堅中小まで、どんな企業規模にも対応する幅広いサービスプランを提供する。また、特に中堅中小企業向けにはパートナープログラムを通じても提供する予定だ。