缶の容器に沖縄の風景や企業のロゴなどをデザインしたタブレット型の菓子を製造・販売する「ミント缶ジャパン」(那覇市)は8月から、沖縄の文化をデザインにした新ラインアップ「カルチャーシリーズ」を展開している。ミント缶そのものを媒体として沖縄の文化を県内外へ発信しようという試みで、第1弾商品「花笠」(税込み500円)は発売から1カ月で約6千缶を販売し、一時生産が追い付かなかったほどの人気ぶりだ。大坂美恵子社長は「沖縄の文化は本当に沖縄にしかありません。その素晴らしさをミント缶に詰め込んでアピールしたい」と、横6.5センチ、縦4.0センチのパッケージに思いを込める。

カルチャーシリーズ第1弾商品「花笠」
カルチャーシリーズ第1弾商品「花笠」

 「花笠」は、琉装姿で四つ竹を手に琉舞を踊る女性がメインに据えられている。沖縄の夏の青空を彷彿(ほうふつ)とさせる水色をベースにデイゴの花の濃い赤が生える色使いだ。デザインは宮城孝治氏が手掛けた。

中のお菓子を食べた後は小物入れとして使える
中のお菓子を食べた後は小物入れとして使える

 ミント缶ジャパンの商品は土産品店やコンビニエンスストアなどで販売しており、希望小売価格は税込み450円から。これまでに発売した既存の9商品は2022年4月以降、...