12月4日(水)に、広告会社の株式会社ビルボ(以下、ビルボ)との連携による寄付講座『ビジネス演習(広告制作)』(担当:西山守准教授)の最終プレゼンテーションが行われました。今年のテーマは「40代~50代半ばの世代が食品スーパーマーケットに来店するためにどうすればよいか?」。受講者はビルボの仮想社員となり、クライアント企業へ新規事業の提案を行いました。最終プレゼンテーションではビルボのご協力のもと、実際に展開する際の販促物を作成し提示しました。
4つのグループに分かれた学生たちからは「お弁当の定期購買サービス『FASTY』」「お酒とおつまみ用の食材のセット販売」「バイキング形式でのお惣菜販売」「さまざまな便利機能を搭載した公式アプリのリリース」が提案されました。どのチームも中間プレゼンの内容をブラッシュアップさせ、より根拠のある、具体的な提案をしました。
総評ではクライアント企業の方は「皆さんの発表はレベルが高くて驚いた。山ほどある提案の中で選ばれるものになるように、クライアントにとって利益がでる提案であるのか、この施策で人が本当に動くのかなど、さらに突き詰めて考えた提案にしてほしい。これからは学んだことを活かして頑張ってください」と話し、ビルボの方は「この取り組みは3年目になるが、1度として同じ提案が無かった。広告は正解がない分難しさもある。しかし形ないものをアイディアや個性で表現していく楽しい仕事。マーケティング、企画、デザインなど全ての知識や力が必要となる。ぜひ進路を考える際に、選択肢として考えてもらえたら嬉しい」と話しました。
西山ゼミのゼミ長も務める福田仙太郎さん(ビジネスマネジメント学群3年)は「今回はビルボの仮想社員として取り組ませていただいたので、一社会人として、メールのやり取りなどビジネスマナーにも注意した。部活動や他の授業の活動とスケジュールを並行して期限に間に合わせて進めることが大変だった。特に根拠のある提案になるように、納得感の出るものであるかを意識した。これまで学んできたことを全てアウトプットさせる実践の機会となった」と充実した笑顔を見せました。
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