3Dプリンタにまたひとつ面白い要素が!
日本のMAKEカルチャーを支えてきた「INTER-CULTURE(インターカルチャー)」が、本日より新しいオンライン3Dプリントサービスの提供を開始しました。注目すべきはその素材。なんと木材を利用しており、木のような質感や匂いを再現できるというのです。この新素材「ウッドライク」は、木粉とナイロン粉末を配合して作られたインターカルチャー独自の商品。木材も、森林の成長過程で伐採されてしまう間伐材を利用しており、環境にも配慮しています。
木材を使った素材において「工業用のハイエンド3Dプリンタでの採用は世界初」とのこと。また、木のような質感が再現できるだけでなく、従来の工業向け材料よりも単価が低いのも特徴だそうです。ただ、小型パーツや細い形はあまり得意ではないため、用途はよく検討する必要があるでしょう。
現在、サービスのリリースを記念して、20台限定でウッドライクを使用したミニカーのフィギュアを発売中。再現性などを確認するサンプルとしてもぴったりでは。
ウッドライクは3Dプリンタの利便さはそのままに、木材のテイストを表現できるとあって、ここから生まれるプロダクトを見てみたい!と思わせる魅力があります。
(長谷川賢人)