ライフハッカー編集部様

デジタルガジェットを買うたびに、マニュアルやCD、ケーブルなどがどんどん増えていきます。どれを手元に残すべきで、どれは捨てても大丈夫なのでしょうか? 教えてください。

PN:とっちらかった山をよじ登ってます(Climbing Through Clutter)より

Photo by Jack Zalium.

 「とっちらかった山をよじ登ってます」さんへ

ガジェット好きのギークさんは、みんな同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。毎度毎度、本体製品とともにマニュアルやらケーブルやら、付属品がいっぱいついてくるおかげで、家中がとっちらかることもありますね。もちろん、これらはすべて「後々、必要かもしれない」ものなので、捨ててしまうのも不安です。そこで、手元に残すべきもの、捨ててもいいものを仕分けた上で、手元に残すものをスッキリと片付ける方法をご紹介しましょう。

ケーブル

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ケーブルは、捨てずに取っておくほうがいいかもしれません。買い換えた新しいテレビにケーブルが必要になるかもしれませんし、他のデバイスのための予備ケーブルとしても使えます。たとえば、HDDレコーダー『TiVo』のHDMIポートが突然止まったとき、古いコンポのケーブルを使ってみたところ、数分で再び動き出しました。修理に出すこともなく、新しいケーブルを買う必要もなかったわけです。

どんどん増えるケーブルをうまく片付けるオススメな方法は、ケーブル用の箱を作って、そこにすべて入れること。ケーブルが必要になったときは、その箱の中から使えそうなものを探せばいいのです。よりスッキリと整理したいのなら、トイレットペーパーの芯を箱の「仕切り」に使うのも一法です。


ソフトウェアCD・DVD

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ソフトウェアが入ったCDやDVDは、残しておく価値ありです。たしかに、最近では多くのソフトウェアはダウンロードでも入手できるようになりましたが、大きめのプログラムやOSは、まだCDやDVDです。再ダウンロードする際、CDがあればプログラムのダウンロードのために待つ必要がありません

CDの整理整頓には、ちょっと懐かしい「CDケース」がオススメ。ソフトウェアCDのほか、UbuntuのCDなど、自分で焼いたCDもここにまとめて保存しましょう。また、ハードドライブに余裕があれば、ダウンロードしたISOをドキュメントフォルダのどこかに保存しておくことも、オススメします。CDを紛失したときにダウンロードする手間なく、すぐにCDに焼くことができるからです。


ドライバCD

ドライバCDは、捨てちゃいましょう。必要のないソフトウェアまでバンドルされていますし、最新版のドライバが入っているわけでもありません。むしろ、メーカーのウェブサイトから、最新版のドライバをダウンロードしたほうがベター。マシンに必要な最新版のドライバだけをダウンロードできます。

ただし、EthernetやWi-Fiに関するドライバCDは例外。最初からインストールし直したWindowsが、EthernetやWi-Fiのアダプタを認識しない場合、最新のドライバをダウンロードしようにも、インターネットに接続できません。このような場合に備えて、マザーボードやEthernet、Wi-FiのドライバCDは、ソフトウェアCDと同様に、CDケースにまとめて保存しましょう。ドライバのダウンロードにサブコンピュータを使っているなら、サブのフラッシュドライブに保存しておき、まさかのときは、メインコンピュータにこれをインストールするという方法もあります。


マニュアル

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マニュアルは「いつか、読むかも...」と、つい手元に残したくなりますが、結局目を通すこともないまま放置されるのがオチ。オンラインで入手できれば、紙ベースのマニュアルは必要ありません。念のため、紙マニュアルを廃棄する前に、PDF版がオンラインにあるかどうか確認しておきましょう。

まずは、メーカーの公式ウェブサイトをチェック。たいていサポートコーナーにマニュアルが保存されているものです。メーカーのウェブサイトで見当たらなければ、マニュアルを集めたサイト「UserManuals.com」や、米Lifehacker記事「Find PDF Manuals for Electronics Using Google and Amazon(GoogleやAmazonでPDF版マニュアルを探す方法・英文)」を参考に、デバイスの電子マニュアルを探してみてください。PDFコピーが見つかったら、ドキュメントもしくはDropboxに「マニュアル」フォルダを作って、ここにダウンロードしておきましょう。もちろん、ハードドライブの容量をあまり使いたくないなら、ローカルにコピーを保存しておく必要はありません。


コンピュータパーツ

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ネジやブラケット、小さなケーブルなど、パソコンを自作したときに余ったパーツは、できればとっておきましょう。将来パソコンをアップグレードするときに必要になるかもしれませんし、友人がパソコンを自作するときに使えるかもしれません。これらのパーツは、マザーボードの箱など、一ヶ所に保管するのがオススメです。二度とパソコンを自作する機会がないなら、捨ててしまってもいいですが、HDDのネジ、マウントなどは取っておいたほうがいいでしょう。


これだけでは、付属アクセサリのすべてをカバーしきれないかもしれませんが、整理整頓のヒントになれば、幸いです。

ライフハッカーより、愛を込めて。

Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)