おしゃべり好きな同僚、次々と鳴る電話、頻繁に入ってくるメールなど、何かひとつのことに集中しようとするとき、仕事場には「邪魔モノ」で溢れていますね。2008年データによると、米国での1年間の生産性ロスは、なんと6500億ドル(約58.5兆円)規模だそう。チリも積もれば山となる、意外に膨大な損失です。そこでこちらでは、自分の時間を邪魔モノから「ブロック」し、仕事に集中するという荒技をご紹介しましょう。
米Lifehackerの母Ginaは、冒頭の動画のとおり、米誌「Fast Company」で自身の「時間ブロック術」を紹介しています。時間は有限なものですから、何に注力し、何を無視するか?は大切なポイント。とはいえ、インターネットに接続されていれば、メールやインスタントメッセージが絶え間なく飛んできますし、圏外でない限り携帯電話も鳴ってしまうものです。そこで、架空の予定や会議を入れて、時間をブロックし、すべてのものから自分を隔離して、特定のタスクに集中できる環境をつくるというのが、「時間ブロック術」です。ブレーンストーミングやライティング、リサーチなど、思考力をフル回転させる系のタスクに特に向いているそうですよ。
オンラインカレンダーにこの予定を入力しておけば、これを共有している他のユーザは、あえてその時間に打ち合わせや、会議を入れようとはしないはず。ウソも方便といいますから、たまには「ウソ会議」を入れて、自分の時間を確保しましょう。また、空き会議室を自分のためだけに予約し、そこに篭ってしまうのも一法です。
この時間は、インターネットから自分を完全に隔離することもポイント。必要な資料やデータはPCにダウンロードし、インターネットを切断すること。こうすることで、メールはもちろん、TwitterやFacebookといったソーシャルネットワークの誘惑も遮断することができます。このテーマについては、ライフハッカーアーカイブ記事「インターネットから自分をうまく隔離するコツ」もご参照くださいね。
こちらではGinaの仕事術をご紹介しましたが、「ここぞ!」というときの集中法として、皆さんはどのような技を使っていらっしゃいますか?ぜひコメント欄で共有してください!
Work Smart: Avoid Office Distractions With Time Blocking [Fast Company via Smarterware]
Adam Pash(原文/訳:松岡由希子)