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会社のコーヒーは美味しいですか? まあ飲めるという程度だったら、ラッキーなのかもしれませんよ。腸捻転をおこしそう(?)なものもあるそうですから。会社には長い時間いるわけですし、せっかくなら美味しいコーヒーを飲みたいですよね。

でも、残念なことに、会社のコーヒーというのは総じて不味いものです。なぜなら、質のいいコーヒーメーカーや豆を購入する、というのはおそらく経営者のタスクリストには入っていないからです。そこで、米lifehackerでは、あなたがちょっとがんばればできる、オフィスのコーヒーを美味しくするtipsを紹介しています。

 1. コーヒーメーカーをきれいに洗う

これは真っ先にすべきことです。実際の話、だれかが会社のコーヒーメーカーを洗っているのを見たことありますか? おそらくないでしょう。ということは、そのコーヒーメーカーは、今まで一度も洗浄されてないと想定した方がいいかもしれません。あなたはたぶん、バブル期の残り香がするコーヒーを飲んでいるんですよ。

さあ、それをどうやって洗浄するのでしょう。コーヒーマシーンにつく汚れには、水に含まれるミネラルの2種類があります。これがたまるといやな臭いが発生するので、酸性の液体できれいにする必要があります。コーヒーメーカー専用の洗剤も市販されているのですが、お酢を使うと安く済みますよ。

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分量は、お酢1に対して2の割合の水です。コーヒーメーカーがいっぱいになる分量を入れて、スイッチを入れます。どのくらい汚れがたまっているかによりますが、出てくる液体が透明になるまで数回繰り返してください。すすぎは、普通の水を入れてスイッチを入れ、出てきた水からお酢の匂いがしなくなるまで繰り返します。ここまできれいにしたら、フォローアップとしては月に1回のお酢洗浄をおすすめします。

2. コーヒーは正しく入れる

美味しいコーヒーの入れ方については諸説ありますが、シンプルなドリップコーヒーを入れるには、普通のコーヒーメーカーで十分です。

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そして、ちょっといい豆を購入しましょう。コーヒー好きな同僚とお金を出し合って買うのがいいかもしれませんね。何万円もする高価な豆を買う必要はありませんが、量販店で売っているような真空パックのコーヒー豆は避けた方がいいです。

実際に入れる段階では、コーヒーをフィルターに入れすぎないようにしましょう。安くて不味いコーヒーだったら、もっとまずくなってしまいます。それは、一般的に、安いコーヒーはカフェインが多く、フレイバーが少なくなっているからです。だから、香りが足りないからとコーヒーを増やせば、ただやみくもにカフェインを摂ることになってしまうのです。適量は、コーヒー1杯に粉大さじ1。少なすぎると水っぽくなりますが、多く入れたからといって美味しくはなりません。

コーヒーが入ったら、コーヒーメーカーに入れたまま長く保温するのはやめましょう。これでは、いいコーヒーでも美味しくなくなってしまいます。本当は、カフェにあるようなカラフに移し替えるといいのですが、予算の関係上それが無理なのであれば、せめて自分で飲む分だけを入れる魔法瓶を用意するといいかもしれません。

3. コーヒー係に立候補する

オフィスでみんながどんな風にコーヒーを入れているかを観察すると、驚愕しますよ。ポットのコーヒーが残り少なくなったら、それを空にしてすすぎもせずに元に戻し、どばっと粉を加え、水道をひねって出したお湯を入れてスイッチオン、なんてしているんですよ(訳者注:アメリカの話ですから...)。コーヒーの入れ方なんて、とても簡単なはずなのに、多くの人が間違った入れ方をしているのは事実です。そんなオフィスのコーヒーに耐えられなかったら、いっそのことコーヒー係に立候補して、自分のためにも、周りの人のためにも、いいコーヒーを入れましょう。

4. それでもだめなら、あきらめてマイコーヒーを持参する

あなたがいくら、オフィスのコーヒーが不味いことを訴えても、いい豆やポットを買った方がいいと提案しても、誰も乗ってくれなかったら--それはもう、あきらめるしかありません。

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といっても、おいしいコーヒーをあきらめてはいけませんよ。会社でだめなら、自分の家で自分の好きなように美味しいコーヒーを入れて、魔法瓶に入れて持っていきましょう。会社でお湯だけもらって、フレンチプレスや「AeroPress」で入れてもいいですね。

みなさんのオフィスのコーヒーは、美味しいですか? 工夫していることがあったら、教えてくださいね。

Jason Fitzpatrick(原文/訳:山内純子)