仕事は仕事、家庭は家庭、ときっぱり分けている人はカッコイイと言われがちですが、家族は社会の最小単位、家族のルールは侮れないようですよ。Investor's Business Dailyに、家族で当たり前にしていることで、仕事でも使えるルールについて、

The 3 Big Questions for a Frantic Family』の著者パトリック・レンシオーニを取材した記事が載っていたので、紹介します。

【1】 リーダーシップは結束の鍵

家庭において、子供は分割統治のエキスパートなので、お父さんがダメと言っても、もしかしたらお母さんはいいと言うかもしれない、と聞きに行きます。そこで、両親が同じ意見を持っていて、ちゃんとダメと言ったら、子供はこの家ではダメなのだということがわかるのです。仕事場でも同じです。チームを複数の人が引っぱっている場合は、その人たちが同じ意見を持っていないと、一つのゴールに向かっていくことができないのです。

気になる残りの6Tipsは、以下からどうぞ。

 

【2】 信頼関係を築く

家族間で、お互い同士を信じることによって、幸せな関係が築けるのと同じように、ビジネスでも上司は部下を信頼し、部下は上司を尊敬する関係が、チームとしての力を最大限に生み出すことになるのです。

【3】 衝突を怖れない

波風立たないようにしているだけでは、物事はいい方向に向かっていきません。相手と意見が違っても、衝突を怖れずに、ちゃんと話し合いましょう。夫婦間での話し合いが二人のつながりを強くすると言われているように、仕事仲間とも時には意見をぶつけることが大切です。

【4】 いい影響を与える

たとえば、あなたが本好きだったら、自分の子供にも文字に親しんで欲しいと思いますよね。その場合、あなたはどんな行動に出ますか? 本屋や図書館へ一緒に行って、子供が興味を持ってくれそうな本を一緒に選ぶ、ということをするかもしれませんね。ビジネスにおいて、チームとしてひとつのゴールを目指すためにも、同じようなフットワークを必要とします。モチベーションがイマイチ、という仲間がいたら、あなたが率先して彼にいい影響を与え、彼のやる気を引き出す努力をしましょう

【5】 個性を伸ばす

親は、子供に音楽の才能があったら伸ばしてあげたいし、運動神経がよさそうだったらスポーツジムに入れることを考えたりしますよね。ビジネスの場でも、あなたや、あなたの周りの人が何に秀でているかを見つけましょう。チームの中で役割分担ができれば、プロジェクトの計画も立てやすく、上手く進んで行くでしょう。

【6】 優先順位を付ける

今日は英会話、明日はそろばん、明後日はピアノ、と、子供に習い事をさせすぎたらどうなるでしょう。疲れて昼間の学校で寝てしまうかもしれないし、好きだったピアノも義務になって楽しめなくなってしまうかもしれません。ビジネスでも同じ状況になりかねません。何でもかんでもしようとせずに、優先順位を付け、自分たちのゴールに辿り着くために大事なものは何かを考えましょう。無駄なものはそぎ落とすのです。

【7】 ルーティーンを作る

子供は朝7時に起きて、8時に学校に行って、3時に帰ってくる、というように予定が決まっていますよね。オフィスでも、仕事の種類をカテゴリ分けしたり、定期的にミーティングを入れたりして、スムーズに仕事が進むルーティンを作りましょう。

あなたは家族のルールを仕事に生かしていますか? 逆に、近頃なんだか家族間がギクシャクしているという人は、取引先に対してあなたが当然のようにしている気遣いを、家族にもしてみるといいかもしれませんね。

Lessons From The Family via [IBD]

(山内純子)

The 3 Big Questions
The 3 Big Questions
for a Frantic Family

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