阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた芝居「破稿(やぶれこう) 銀河鉄道の夜」が17~19日、尼崎市大庄西町2の武庫川KCスタジオで上演される。震災翌年に県立神戸高校演劇部が初演した作品で、創作に携わった谷省吾(61)=西宮市=が主宰する劇団「いるかHotel」が公演する。女子高生同士のみずみずしいやりとりを通じて、喪失からの再生を描く。(小尾絵生)
■震災翌年に神戸高演劇部が創作、初演 各地で再演重ねる
谷は震災前後の時期、同校演劇部の指導に関わっていた。震災では同校の生徒2人が亡くなり、部員の同級生も含まれていた。脚本は当時、部員だった水野陽子さんが、谷のアドバイスを受けながら書き上げたという。