Windows 10の提供開始が7月29日に決まりました。無償アップグレードを予約した人も多くいるかと思います。各メディアで続々と情報がアップされていますが、ここで改めて、Windows 10の魅力や期待していることをまとめてみます。
Windows 7、Windows 8/8.1、のユーザーはリリース1年間という期間限定であるものの、無償アップデートができます。思えば、Windows 7の初版リリースは2009年の秋でした。極論、5年以上前のPCにWindowsの最新OSが無償で提供されることになります。他OSでなく、もともと利用者が多いWindowsだからこそ、無償アップデートはそれ自体の影響が大きく、意味があることだと感じます。
Windows XPは2014年にサポート終了。Windows 7はメインストリームサポートが本年1月に終了して既に延長サポートに入り、2020年には延長サポートも終了。Windows 8/8.1は2018年にメインストリームサポート終了、2023年に延長サポートが終了します。
Windows 10は、お使いのデバイスをWindows 10にアップググレードし、そのデバイスがサポートされている期間は、Windows Updateを通じて無償で最新に保つことができます。Windowsユーザーにとって、サポート終了を意識しないで良いことは嬉しい限りです。
Windows 8でスタートボタンとスタートメニューが廃止され、Windows 8.1ではスタートボタンが戻ってきましたが、Windows 10ではスタートメニューも復活。これであれば、Windows 7からWindows 10へのアップデートでもスタートで戸惑うことがありません。
さらに新機能として、好みのアプリやライブタイトルをスタートメニュー内の右側に配置できます。
つまり、Windows 10は、Windows 7までの伝統的なスタートメニューと、タッチ操作に重きを置いたWindows 8/8.1で導入された「スタート画面」を一体化し、さらに使いやすく、新しいスタートメニューをつくりあげた(進化させた)と言えます。
これまで「Project Spartan」の開発コード名で呼ばれてきたWindows 10の新ブラウザーの正式名称が「Microsoft Edge」となりました。特に注目したいのが、ウェブページに手書き入力ができることです。WEBページ上で直接メモを取ったり、書き込んだり、落書きしたり、ハイライトしたりできる唯一のブラウザーです。情報のシェア、共同作業など新たな活用が想像できます。また先のコルタナも利用可能。可能性を秘めた新しいウェブブラウザーです。
Windows 10はPCにもスマホにも対応し、デバイスの種類を意識せずに使えるOSです。例えばスマホやタブレット、PCのすべて共通で使えるユニバーサルアプリケーションである開発中のOfficeアプリは、タッチ操作に最適化されています。スマホやタブレットからいつでも、どこでも修正やシート作成、注釈を入れることが可能です。
また、OneDriveアプリをスマートフォン上で適切に設定することで、スマートフォンで撮影したすべての写真がWindows 10のPC上で見られるようにもなります。
今後リリースされる最新版のミュージックアプリによってOneDriveに楽曲を格納してPCだけでなく、iOSやAndroidフォンなどからもアクセスできるようになり、どこでも音楽を楽しめます。
PC、タブレット、スマートフォンは言うまでもなく、Xboxや最近話題になっているスマート家電などの「モノのインターネット(IoT)」など広範囲の商品が1つのOSで利用できる体験こそ「サービスとしてのWindows」の始まりだと感じます。
まだまだ魅力満載で、ここには書ききれませんが、Windows 10が待ち遠しい。そんな毎日です。
本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。