そろそろ「みんな電脳メガネかけてる」世界がやってきそう。
日本のPCメーカーDynabookが発表した、XRグラス「dynaEdge(ダイナエッジ) XR1」。XrealみたいにPCやスマホにつないでARディスプレイとして使えるほか、カメラで周囲を認識することもできる最新世代のXRグラスです。
発売は2025年春からで、法人販売がメインと、私たちが気軽にゲットできる製品じゃないんですが、今回は発売前のテストモデルを触る機会を得られました。
ディスプレイ内蔵でも薄い
dynaEdge XR1の特徴のなかでも大きいのは、このスリットの入ったレンズ。レンズの中にプリズムのようなものが埋め込まれており、ここで映像を反射させることで視界に映像を重ねるしくみです。
このテックのおかげで、ディスプレイ内蔵メガネとしてはかなりレンズ部分を薄くすることに成功しています。
離れて見ると映像にスキマがあるんですが、実際にメガネをかけると映像はクリアに視界に重なる。ふしぎ!
かけた感じはかなりメガネ。鼻と耳の部分には厚いクッションがあって、ヘッドホンをかけたときのような感触がします。重さを感じさせない工夫ですね。
充実のセンサー類
dynaEdge XR1は中央に1つ、左右に1つずつの、3つのカメラを備えています。これは倉庫などの中に設置されたマーカーを読み取ることを想定しており、現在地を確認して道案内を表示したり、探している品物がおいてある棚を指し示したり、AR用途に使うことができるのだとか。
ほかにもマイクとスピーカーを備えており、音声を認識してディスプレイに字幕を表示したり、それを翻訳したりする用途にも使えるとのこと。
ディスプレイ、カメラ、マイク、スピーカー、ジャイロなどは一通りそろっており、接続するPCやスマホのアプリを開発すれば、さまざまなことぶ応用できそうなポテンシャルを感じました。
Source: dynabook