リアルタイム翻訳はSkypeだけのものではなくなります。Google翻訳アプリの次のアップデートで、よく使われる言語の音声を自動で認識し、リアルタイムでテキスト翻訳してくれる機能が追加されるとニューヨーク・タイムズが報じています。
さらにGoogle翻訳には、看板やメニューなどの写真を撮って、スクリーン上で翻訳してくれるという機能も追加されます。これはおそらくWordlensを買収したことによって実現した機能でしょう。米Gizmodo調査によるSkype Translatorを実際に使ってみた感想は「ちょっとおしい」というもの。でも、この技術はまだ始まったばかりに過ぎません。マイクロソフトとグーグルという2大企業が同じ領域で競争することによって、1社のみで開発を続けるよりも、信頼できるリアルタイム翻訳技術が現実のものとなる日がより早く訪れるかもしれません。
Google翻訳だけでなく、他のアプリにもアップデートの噂が立っています。Android Policeによると、Google Nowのソースコードから、運転中に使える音声によるお知らせ通知機能など、たくさんの潜在的な機能が読み取れるようです。またソースコードから、Google Now上で、Facebook、Twitter、Instagramなどからのお知らせをチェックできるよう、グーグルがサードパーティアプリとの連携を検討していることもわかっています。
個人的にはGoogle Nowが気に入っているので、もっと便利になるために色々と工夫されるのは大歓迎です。新着通知ぎっしりのRSSフィードみたいにならないように、サードパーティ側でもシンプルに使ってくれたら嬉しいです。
Source: The New York Times, Android Police
Darren Orf - Gizmodo US[原文]
(山田まり)