みんなの夢ですよね。
超低カロリーな食事制限をすることで、寿命を伸ばす方法がここ数年で発見されましたが、これには、なかなか超えられない高~いハードルがあります。何にも食べれないんです…辛すぎる…。そんなことなら、いっそ、いつもお腹をすかせて90歳まで生きるより、あのハムとチーズのホットサンドのおいしさを知りながら70歳で死んだ方がいいです…。と、長生きをあきらめるのは、まだ早いようです。良いニュースをご案内しましょう。科学者たちが「なぜ? カロリー制限をすることで寿命がのびるのか」を突き止めたようです。そして、そのマジックを錠剤に形をかえさせることにしたみたいです。それでは、以下に、科学者たちの苦労と長生きのキーとなるものを明らかにしていきたいと思います。
身体を飢えさせると、リボソーム(細胞のタンパク質工場)は好ましい効果がでるように変化するそうです。ワシントン大学の頭のいい生物学者たちが、薬でリボソームの変化が誘発されるかを探りました。結果は、イースト細胞の寿命を2倍にしたそうです。
このプロジェクトで、ワシントン大学の研究者たちは、低いタンパク質を生産しているイースト菌の様々な菌株を研究しました。彼らは、リボソームの変化、細胞のタンパク質工場がたまに寿命を延ばすことを発見しました。リボソームは2つのパーツでできていて、大小のサブユニットです。そして、研究者たちは1つのパーツで、寿命にかかわる変化を分離しようとしました。ワシントン大学のバイオケミストリーを専攻している学生のリーダーKristan Steffenによると、そこで発見したのは、長生き菌株は、いつでも大きなサブユニットで変化して、小さいほうでは起こらないということでした。
研究者たちは、diazaborineという薬もテストしたそうです。これは、特にリボソームの小さなサブユニットではなく、大きなサブユニットでの合成を防ぐものだそうで、結果的に薬を使用しない細胞よりも50%長く生きたそうです。
また、彼らは遺伝子検査を使って、リボソームの大きなサブユニットの消耗が食事制限と関係するメカニズムにより、寿命を延ばせることを示しました。
是非、永遠に生きられる薬をもたらしてください! 22世紀の子供は、私が1990年代のパンとミルクの価格についての話をするのを聞きたがるはずですから。
[Eurekalert via io9]
Adam Frucci(原文/junjun)
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