シーラカンスからロボまで。海底で時空を自在に行き来する怪魚が次から次へとウヨウヨ出てきて、まったくファッションに集中できないファッションショーです。でも…おもしろーい!
これはフィレンツェで先月開催された人気ブランド「DIESEL 2008春/夏ショー」からのひとコマ。DIESELのデザインチームとバルセロナのアニメスタジオDvein、オランダのマルチメディア製作エージェンシーVizooのコラボです。ホログラムがキャットウォーク(細長い舞台)に出るのは、もちろん世界初。プロジェクション(投影)の技術はマルチメディア班が担当したんですけど、どうなってんのかは、やや謎ですね。
「ビジュアルは空中にある一連の『フォイル』に投射してます。なのでご覧になってる像は空中のもの。モデルは像とインタラクトしたり、像を通り抜けることができます。プラスティックのフォイルは45度の角度で置いて使い、天井から投射した光がフォイルに当たって、もう一つのフォイルに反射し、そこから空中に飛ぶようにしています。本物のキャットウォークみたいに両方から見れる…つまりモデルとホログラム、両サイドの観衆がちゃんと見えるよう工夫しました。この技術は企業の営業用のプレゼンに使われているものなので、こういう使い方は初めてではないでしょうか。ビジュアルも一方向からしか普通は見れません。
うーん、こう読むとホログラムじゃない気もするんですけど、会場にいた人たちの話では生で見るとなかなかの迫力らしいですよ?
動いてるとこ見たい人は「続きを読む」でギャラリーと動画をどうぞ。
ショー全編(17"25')
後半ダイジェスト(9"19')
-JESUS DIAZ (原文/翻訳:satomi)
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