レビュー
Flashコンテンツにも対応。Webページ全体のスクリーンショットを取得できる「WebShot」
Webページのサムネイル取得にも
(2014/10/20 13:27)
「WebShot」は、指定したWebページ全体のスクリーンショットを撮影できるツール。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、指定したURLのWebページを取得して、その全体をBMP/JPEG/GIF/PNG形式の画像として保存することができる。レンダリングエンジンには「Internet Explorer」を利用する仕組みになっており、「Adobe Flash Player」プラグインがインストール済みであればFlashコンテンツの撮影も可能。撮影する際のブラウザー画面の大きさや、出力する画像のサイズを指定することもできるので、Webページのサムネイル画像を作成したい場合にも利用できる。
利用するにはまず、撮影対象のWebページを登録する。複数のWebページを登録して、まとめてスクリーンショットを取得することも可能だ。
Webページを登録するには、“Source Url”欄にWebページのURLを、“Target Path”欄に出力する画像ファイルのパスを入力して[Import]ボタンを押せばよい。出力先のパスには“%d(ドメイン名)”や“%u(Webページのタイトル)”、“%l(タイムスタンプ)”などの変数が利用可能。たとえば、“Source Url”欄に“窓の杜.jp”を、“Target Path”欄に“C:\%u.jpg”を指定すれば、“C:\窓の杜.jpg”という名前でスクリーンショット画像が保存される。
次に、設定ダイアログでブラウザーの大きさや画像のサイズを指定しよう。設定ダイアログは、メイン画面の下にある[Settings]ボタンからアクセス可能。Webページ全体を撮影する場合は、ブラウザーサイズの固定を無効化し、必要に応じて幅・高さの最大値・最小値のみを指定しよう。サムネイル画像を生成する場合は、出力画像のサイズを固定し、それとアスペクト比を合わせてブラウザーのサイズを固定するとよい。そのほかにもドキュメントの読み込みなどの待機時間が指定できるので、サイトの特性に応じて設定しよう。
なお、本ソフトはライブラリとして他のソフトに組み込んだり、他のソフトと連携させるのに便利なコマンドラインツールとして利用することも可能。とくにコマンドラインモードでは、認証付きのWebページを撮影したり、ユーザーエージェントを偽装してモバイルページを撮影したり、透かし画像を挿入するといったGUIには用意されていない機能を扱うこともできる。本ソフトを手軽に利用したい場合はGUIを、ポテンシャルを最大限に引き出したい場合はコマンドラインツールとして利用するのがお勧めだ。
なお、セットアップの際に追加ソフトのインストールを勧められるので注意。インストールウィザードで[Skip]ボタンを押せば、ユーザー側でインストールを拒否することができる。
ソフトウェア情報
- 「WebShot」
- 【著作権者】
- Nathan Moinvaziri 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降(Windows 7/Server 2008を推奨、編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.9.3.1