みんなはどうしているのかと思い調べてみると、ブログなどでいろいろな方法が紹介されていた。そこで、一番きれいに食べられる剥き方を検証すべく、さっそくそれらを実践してみた。
まずは、名付けて「みかん法」。最初に、桃の上下のくぼみをつなぐライン(いわゆる割れ目)に包丁を入れる。そして、同じように全体を8等分、みかんのように放射線状に切れ目を入れる。そのうちの1個所に深く包丁を入れ、ぐぐっと力を入れて少し横にずらしてみる。多少強引だが、そうするとぱかっとひと切れがとれる。
お次は「アボカド法」。まず「みかん法」と同じように割れ目に包丁をいれて、そのままくるっと一週。けっこうしっかりと深くまで包丁をいれよう。そしてここが画期的、上下を手で持ち、ぐいっとルービックキューブのように並行に回してみる。すると驚くことに、かぽっと回って上下が外れてしまった! 開いてみると、ほら、まるでアボカドのようにキレイに種がとれ、美しい2等分の完成! あとは種のあるほうをスプーンでえぐって取り除き、まな板の上でスイカのように放射線状に切って皮を剥けばほら、美しい桃たちのお目見え! これはかなり実に画期的でとっても簡単!
二つの方法とも大成功。とにかく、最初に皮を剥いてはいけないらしい。いままではずっと包丁で皮をぺりーってはがすことから手をつけていた私。
最後に恐る恐るチャレンジしたのは「湯剥き」。固い桃のときに手で皮が剥けやすくなるらしい。桃を熱湯に入れるなんてかなり勇気が要ったが、固めの桃でチャレンジ。お湯から取り出してすぐに氷水に入れて冷やし、剥いてみると……おおっ! 確かに剥きやすくなりました! トマトのように皮が剃ってめくれるなんてことはないけど、剥きやすさは倍増といった感じ。ただ、お湯に入れたら桃の色がちょっと茶色くなってしまったが、これは私のやり方がまずかったのかも。
結論。私のオススメは「アボカド法」。みかん法よりも美しく種が取れるし、かぽっと2等分できたときの快感が違う! 少し熟し方が足りないときは、プラスで湯剥きもやってみるといいでしょう。お客さんにも出せる、美しくカットされた桃の出来上がり♪
でも個人的には手で皮を剥いてかぶりつくのが一番好き。やっぱりキレイじゃなくても、手がべとべとになっても、あれが一番おいしい食べ方だと思うな。
(さくら)