北朝鮮兵に偽の身分証、遺体から回収 ウクライナ発表

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ロシアで訓練を受けている北朝鮮兵。画像は10月18日にネット上で拡散されたもの/EyePress News/Reuters

ロシアで訓練を受けている北朝鮮兵。画像は10月18日にネット上で拡散されたもの/EyePress News/Reuters

(CNN) ウクライナ軍は22日、ロシアのために戦闘に参加している北朝鮮兵について、ロシアの名前と出生地が記載された偽の身分証が与えられていると明らかにした。ウクライナ政府は、ロシアが戦場での外国人兵士の存在を隠そうとしていると主張している。

ウクライナ軍によれば、ロシア西部クルスク州で北朝鮮兵3人が死亡し、その身分証を押収した。

ウクライナ軍によれば、これらの身分証には印鑑や写真がなく、名前はロシア風に記載されており、出身地はロシア南部のトゥバ共和国と記されている。しかし、署名はハングルで書かれており、ウクライナ軍によれば、このことが死亡した兵士の本当の出自を示しているという。

米国やウクライナ、韓国の情報機関の推計によれば、ロシアにいる北朝鮮兵の数は1万1000人から1万2000人。一部はすでに数万人のロシア軍とともに戦闘に参加しており、クルスク州での領土奪還を支援しているとみられている。

米国とウクライナの当局者によれば、北朝鮮兵はすでにクルスク州での戦闘で多数の死傷者を出しているとみられている。

米高官によれば、10月以降、クルスク州で死傷した北朝鮮兵の人数は「数百人」。韓国の議員は同国の情報機関の情報として、クルスク州に派遣された北朝鮮兵について、約100人が死亡し、約1000人が負傷したと明らかにしている。

ウクライナ軍は今月17日、クルスク州でロシア軍とともに戦う北朝鮮兵について、わずか3日間で50人が死亡し、47人が負傷したと明らかにしていた。

ロシアも北朝鮮も、ロシア領内の北朝鮮兵の存在について、公には認めていない。

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