すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。(ヨハネの福音書1章3節)
天地を造られた創造主なる神は、唯一のお方です。天の父と御子イエス・キリスト、聖霊なる神は、天地万物を創造した方として一体で、人間をご自分の似姿として造られました。
この神が、神と人とが共に住む御国の計画を、聖書を通して人間に啓示されました。父、御子、御霊なる神を信じる人は、死と悪魔の支配から救われ、約束の御国に入れられるという救いの約束が、聖書に書かれています。
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【書籍のご紹介】
クリスチャン漫画家のさとうまさこさん(清瀬キングダムチャーチ執事)がこのほど、新約聖書・ヨハネの福音書を忠実に描いた聖書漫画『聖書のイエス』を出版しました。
『聖書のイエス』は、前作の『キリストの言葉』をリメイクし、水彩画とPCグラフィックを多用して全ページにわたって色調補正が行われ、芸術性の高い作品となっています。新共同訳聖書と新改訳聖書に準拠して聖書の内容を忠実に再現し、色彩豊かなフルカラー漫画にしたことで「絵本のような聖書漫画」となり、イエスの時代をイメージしながら聖書の世界に入れます。
さとうさんは、愛に満ちた神キリストの姿と聖書の言葉を伝える「福音のツール」として、子どもや若者たちの救いのために用いられるよう祈りつつ描きました。「聖書漫画を通して、多くの人々に聖書の言葉と神の真実を届けたい」と語ります。
大分県出身で、地元短大を卒業後に上京。『あしたのジョー』で有名なちばてつやプロダクションに入社した後、漫画界の第一線でアシスタントとして経験を積みました。上京して1年ほどたった21歳の時、イエス・キリストに出会い受洗。世界観や価値観が大きく変えられ、しばらくして漫画界の第一線からは退くことになりました。
それから12年後、祈りの中で導きが与えられ、「聖書を漫画化して世界中の多くの人々に届けたい」と、聖書を題材とした漫画を次々に出版。これまでの作品は英語と中国語に翻訳され、電子書籍版も販売されています。
マタイ、マルコ、ルカの3つの福音書は、内容的に共通の要素が多く「共観福音書」と呼ばれるのに対し、ヨハネの福音書は「第4福音書」と呼ばれ、イエスの生涯に起こった出来事の霊的な意味について解説し、イエスと父なる神との関わりについて重点的に説明しています。
「福音書の中でも特別なヨハネの福音書を描くのは、とても難しいと思っていました」と話すさとうさん。表情に愛があふれるイエスの姿を描くことと、天の父なる神の偉大さを表すことに最も力を注いだといいます。「聖書の御言葉を語るイエスを通して、御国への希望を伝える福音漫画となるように心がけました」
フルカラー230ページ、定価1800円(税抜)。全国のキリスト教書店、アマゾンで販売中です。
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