Facebook (次のインターネットOSと注目されるSNS)
Facebookは、最近米国で一気に注目が高まっているSNSです。
このブログとしてはあまりSNSをレビューする気はなかったのですが、Facebookはどうも位置づけが違うようなのでレビューしてみました。
正直、Facebookについては学生向けSNSとして始まったぐらいの知識しかなかったのですが、2006年9月にサービスを学生以外にも解放した後、今では4600万人を超えるアクティブユーザーがおり、毎日20万人が登録するほどの勢いで会員数を増やしているようです。
なにしろ、Microsoftの出資次第では、現在の企業価値は1兆円を超える金額になる可能性もあるそうで、ネットバブルを引き起こすきっかけになるのではとさえ言われているほど。
正直、始めてアカウントを作ったときには、mixi同様のクローズドなSNSという印象で新しさを感じなかったのですが、どうやら最近の人気の背景にあるのはプラットフォームを開放し、誰でもFacebook上で動作するWidgetを開発できるという路線を取ったところにあるようです。
現段階で公開されているアプリケーションはなんと5649個。
developer向けサイトも立派です。
ざっと見ただけでも、Twitter、Jaiku、Pownce、Googleカレンダー、MediaFire、Box.net、Zohoなど、これまでにこのブログでレビューしたようなサービスの多くがFacebookで動作するアプリやWidgetを開発しています。
人気のあるものでは、200万人以上がアクティブに利用しているようですから、Facebookアプリで起業する会社があるというのも納得です。
以前にFacebookとiGoogleやNetvibesのようなスタートページが競合するという記事を見てピンと来てなかったのですが、これだけカスタマイズできると言うことは確かにこれは立派なスタートページです。
逆に言うと、最初から友人とのソーシャルな関係が構築されているだけに、スタートページでは持ちにくい友人の情報が手軽に出せることを考えると確かにFacebookの方が本命ですね。
また、クローズドなSNSなのに、下記のようなアバウトミーや、iddy、Zikiのようなプロフィールサービスっぽいブログパーツを提供していてオープンな雰囲気を感じさせるのも興味深いところ。
どうやら私は、重要なサービスの進化をすっかり見落としていたようです。
ちょっと英語のインターフェースで分かりづらいところもあるのですが、まだ試されていない方は是非一度試されることをお勧めします。
【Facebookの主な機能】
・ソーシャルネットワーク機能
登録されているメンバーを友達登録することができる
友達の一覧を表示することができる
友達とどのように出会ったかを登録することができる
・プロフィール機能
自分の画像を設定することができる
名前、生年月日、都道府県、職業等の情報を登録・公開することができる
プロフィールに複数のアプリケーションやWidgetを表示することができる
・ネットワーク機能
地域や大学、企業などのネットワークに参加することができる
・メッセージ機能
メンバーにメッセージを送信することができる
・グループ機能
グループ(コミュニティ)を作成することができる
グループ内でアルバムや動画、掲示板等の様々な機能を使うことができる
・その他
様々なアプリケーション、Widgetを使って機能を追加することができる
【Facebookの概要】
運営:Facebook (Palo Alto, Calif)
創業者:Mark Zuckerberg, Dustin Moskovitz, Chris Hughes
開始:2004.2
収益源:広告?
【Facebookの画面イメージ】
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関連タグ:Facebook , SNS ,
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