Netvibes (全世界で1000万人以上が利用するスタートページ)
Netvibesはフランスで生まれたスタートページサービスです。
Googleパーソナライズドホームページのついでにレビューしてみました。
Netvibesについては、以前CNETで紹介されていたり、江島さんのブログで人材募集をされていたりで、気になってはいたのですが、個人的にスタートページにあまり興味が無かったために、ちょっと覗いた程度であまりチェックしていませんでした。
ただ、どうも知らない間に時代はえらく進んでいたようです。
まず驚いたのが、Netvibesがいつのまにか日本語対応していたこと。
ボランタリーベースの翻訳のように見えますが、設定画面によるとすでに97%が日本語に翻訳済みとのことで、日本語以外にも26もの言語が設定で選べるようになっていました。
ちなみにこのNetvibesはもともとパリを拠点として会社が始めたサービスとのこと。
Skypeなんかもそうでしたが、ヨーロッパの会社は多言語対応が早い印象がありますね。
基本的な機能は、Googleパーソナライズドホームページと一見それほど変わらない気はしますが、なかなかどうして良くできてます。
Netvibes EcosystemというサイトにはAPIを活用したモジュールが大量に用意されていますし、ページのテーマを複数から選択できたり、faviconを非表示にできたりと細かい設定ができるのもポイントが高いです。
ベンチャーなのにGoogleと正面戦争とは凄いなーと思ったら、なんと昨年15億円以上の大量の資金調達を行っているんですね。すでにアクティブユーザーの数も1000万人を越えているとの事ですから、これまた凄いです。
収益モデルが良く分からないのですが、この勢いを考えると一気にヤフーやMSに買収されるシナリオも十分ありそうですね。
YouOSやeyeOSのような閉じたウェブデスクトップ系のサービスよりも、オープンなスタートページ系サービスの方が、ウェブOSにより近いのではという気がしてきました。
NetvibesのモジュールにはMeeboやMyspaceなど人気のウェブサービスと連携するものだけでなく、GoogleカレンダーやGoogle Notebookなど、Googleのサービスと連携するものもいくつかありますから、Google利用者でも魅力あるサービスということになっているのかもしれません。
今後、モジュールをクロスプラットフォーム対応にすると確約していたりもするようで、なかなかこのスタートページの世界は奥が深そうです。
【Netvibesの主な機能】
・パーソナルポータル機能
複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
タブで複数のポータル画面を作成することができる
ID登録をしなくても利用することができる
ページのテーマを複数から選択することができる
・アプリケーション機能
APIを活用して開発された複数のコンテンツを利用することができる
【Netvibesの概要】
運営:Netvibes (Paris,France?)
開始:2005.9?
収益:無料?
【Netvibesの画面イメージ】
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関連タグ:スタートページ , Netvibes ,
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