水原被告、2月6日に量刑 精神鑑定書遅れ、期日延期
2025年01月08日 07時43分
【ロサンゼルス共同】米カリフォルニア州の連邦地裁は7日、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)の量刑言い渡しの期日を24日から2月6日に延期した。弁護人が、ギャンブル依存症に関する精神科医の鑑定書の作成に遅れが生じたとして、延期を申し立てた。
延期は3回目。弁護人は連邦地裁に提出した書面で、鑑定は既に終えており、水原被告とは無関係の事情で精神科医の作業が遅れたと説明した。
裁判資料によると、水原被告は2021年11月ごろから昨年3月ごろにかけ、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷選手の口座から約1659万ドル(約26億円)を盗み、胴元側に不正に送金した。捜査当局に一時拘束され、連邦地検との司法取引に応じて罪を認めた。連邦地裁は保釈条件の一つとして、ギャンブル依存症の治療を受けることを求めた。
大谷選手の口座から得た金を課税所得として報告しなかったとする虚偽の納税申告の罪にも問われている。
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