旅客機墜落、被弾説も カザフスタン、死者38人

25日、カザフスタン西部アクタウ近郊に墜落したアゼルバイジャン航空機の残骸(AP=共同)
25日、カザフスタン西部アクタウ近郊に墜落したアゼルバイジャン航空機の残骸(AP=共同)
  • 25日、カザフスタン西部アクタウ近郊に墜落したアゼルバイジャン航空機の残骸(AP=共同)
2024年12月26日 06時24分

 【ウラジオストク共同】カザフスタンのボズムバエフ副首相は25日、同国西部アクタウ近郊で起きたアゼルバイジャン航空の旅客機墜落で38人が死亡したと明らかにした。生存者は29人で11人が重傷という。地元メディアが報じた。カザフ当局が墜落原因を調査。機体の状態から対空兵器の被弾説も浮上し、ボズムバエフ氏は性急な結論を出さないよう呼びかけた。

 墜落した旅客機はエンブラエル190。アゼルバイジャンの首都バクーを出発し、ロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていた。

 墜落原因を巡っては、エンジンに鳥が衝突する「バードストライク」や酸素ボンベの爆発が指摘される一方、ロシアの一部軍事ブロガーは機体に残る多数の穴が対空兵器を被弾した痕跡に似ていると主張している。

 ロシアメディアによると、この日、旅客機が向かっていたチェチェンではロシア軍がウクライナ軍の複数の無人機を撃墜した。旅客機は霧のために目的地のグロズヌイの空港に着陸を認められず、アクタウに向かったとされる。

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