- 2006-09-06 (水) 17:04
- PHP
PHPの設定は記述する箇所に応じて書き方が異なります。わりと忘れがちなのでまとめてみました。
php.iniでの記述
; 引用符をつけないセミコロン(;)の後のテキストは、すべて無視されます
; セクションマーカ (角括弧の中のテキスト) は無視されます
; 論理値は、次のいずれかで指定します
; true, on, yes
; または false, off, no, none
register_globals = off
magic_quotes_gpc = yes; 文字列を二重引用符で括ることも可能です
include_path = “.:/usr/local/lib/php”; バックスラッシュは他の文字と同様に処理されます
include_path = “.;c:\php\lib”from: PHPマニュアル-実行時設定
論理値のtrue(false),on(off),yes(no)は大文字・小文字を区別していないようなので、TrueやYesでも認識されます。
httpd.conf / .htaccessでの記述
php_value name value
指定した設定オプションに値を設定します。変更の可否が、 PHP_INI_ALL もしくは PHP_INI_PERDIR である設定オプションに対し利用できます。 セット済みの値をクリアしたい場合は、none を 値として使用してください。
注意: 論理値を設定する場合には php_value を使用しないでください。代わりに、php_flag (下記参照)を使用する必要があります。
php_flag name on|off
設定オプションに論理値を設定するために使用します。変更の可否が、 PHP_INI_ALL もしくは PHP_INI_PERDIR である設定オプションで利用できます。
php_admin_value name value
指定した設定オプションに値を設定します。このディレクティブは、.htaccess ファイルでは利用できません。また、 php_admin_value で設定された設定オプションの値は、.htaccess や VirtualHost ディレクティブ内から上書きできません。 セット済みの値をクリアしたい場合は、none を 値として使用してください。
php_admin_flag name on|off
設定オプションに論理値を設定するために使用します。 このディレクティブは、.htaccess ファイルでは利用できません。 php_admin_value で設定された設定オプションの値は、.htaccess や VirtualHost ディレクティブ内から上書きできません。
from: PHPマニュアル-設定を変更するには
httpd.conf / .htaccess内ではPHPの定数(error_reportingのE_ALL等)は使用できません。
設定変更可能な箇所
各設定項目は記述できる箇所が決まっています。項目ごとの詳細はPHPマニュアルに記載されているのですが、記述できる箇所(PHPマニュアルでは「変更の可否」)がPHP定数で書かれおり、いざ使う時に定数の意味を忘れてしまいがちです。(PHP_INI_SYSTEM / PHP_INI_PERDIRは良く「?」になります。。。)そこでPHP定数の定義をメモしておきます。
PHP_INI_USER ユーザスクリプトまたはWindowsレジストリ で設定可能なエントリ PHP_INI_PERDIR php.ini, .htaccess または httpd.confで設定可能なエントリ PHP_INI_SYSTEM php.ini または httpd.confで設定可能なエントリ PHP_INI_ALL どこでも設定可能なエントリ
from: PHPマニュアル-php.ini ディレクティブ
>>
あらためて見るとhttpd.confあたりは適当に書いていたなーという印象です。論理型の設定でもphp_valueを使っていましたし(値を[0 or 1]にすれば動作します)、php_admin~は使っていませんでした。(専用サーバでの運用がほとんどなので第三者に設定を上書きされる心配が無かったので。。。)ただ設定の意味合いをはっきりさせるためにもきっちり書いておいた方が良いですね。
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