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柔が制すか、剛が制すか―

■ノーゲーム・ノーライフ 第11話 「誘導法(キリング・ジャイアント)」

　ステフちゃんが完全に使えない子過ぎる(笑)

　ということで、獣人種（ワービースト）が考案した対象に当たれば相手を愛の奴隷に出来てしまうという銃「メロメロガン」を使用し、空達はいずなちゃん、いずなちゃんは空達を先にメロメロにさせた方がゲームの勝利者になれるというFPSゲームのようなゲームにおいて、メロメロガンという銃の扱いを全く理解することが出来ず、仲間であるはずの空達にメロメロガンで打たれては、空達の愛の奴隷としてゲームそっちのけでボケキャラと化してしまうステファニーちゃんのおバカっぷりにはいつものボケ以上に笑わせてもらえますよね♪

　まぁ、FPSゲームにおいても冷静にいずなちゃんを追い込もうとする戦略を思いつける空や、脳内で高度な計算を行えるからこそ可能にする銃弾を壁に当てて対象を狙い打つ“跳弾”により、一時的にいずなちゃんに驚きと焦りを生み出した白ちゃん、そして、盤上の世界（ディスボード）上でトップクラスの身体能力の高さを誇る獣人種（ワービースト）に劣りながらも、普通の人間である空達よりも身体能力が高く、空達が生み出す戦略に順応できる賢さを持つジブリールちゃんなど、いずなちゃんを倒すための役者がしっかりと揃っているとなると、おバカなステファニーちゃんが活躍するためには、空達を狙ういずなちゃんからの攻撃を防ぐ盾となるか、視聴者を笑わせるボケキャラになるかの二つの選択肢しかないだけに、ステファニーちゃんはあえなくボケキャラとしての道を歩むしか活躍の場なんてないということになるのでしょうね。

　あぁ、ボケキャラとして目立ちすぎたステファニーちゃんが、本作のクライマックスとなる次回において、いずなちゃんを倒す切り札になるという展開はあるのかなぁ(汗)

　さて、ステファニーちゃんのおバカっぷりにはしっかりと笑わせられながらも、肝心の空達といずなちゃんのFPSゲームの内容は、今まで知的なゲームで空達の活躍を目の当たりにしていたということで、知力だけではなく、“体力”も使って動きまくるゲームを行う空達というのはなかなか新鮮でしたよね!!

　体力の無さを知力でカバーするようなお決まりの予想しやすい展開も見られなかったし、跳弾やビルから落下中のいずなちゃんへの追撃戦といった立体を活かそうとする躍動感のある演出は、見る者を圧倒させる素敵なワンシーンだったと思いますよ♪

　また、ゲームとは種族の命運を賭けた戦いであり、決して楽しめるものではないと思うようになっていたいずなちゃんが、ゲームを楽しそうに行いながらも、自分と互角に渡り合える空達のゲームの実力に触発されていき、“ゲームは楽しむもの”ということに気づき始めたことは、今回のエピソードだけではなく、本作のストーリー上で重要にならなくてはいけないことであり、如何にして“ゲームは楽しむもの”ということを視聴者に伝えていけるのかが、本作を印象良く締めるためのキーポイントになってくるのではないでしょうかね!!

　ホント、純粋にゲームを楽しめた子供の頃が懐かしい・・・

　次回、「収束法(ルール・ナンバー・10)」 です!

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Entry ⇒ 2014.06.19 ｜ Category ⇒ ノーゲーム・ノーライフ ｜ Comments (0) ｜ Trackbacks (18)