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畑 健二郎

Vol.67 /2006/02/22

【第68話/お金で買えない価値を知っている】



ということでクロックアップ!
皆さん元気してるかな?


そういえばここを読んでいる親戚の方に
言われて気付いたのですが
歯は治療して完治しました。

あの後どうなったの?
と言われ、
そういえばどうなったのか言ってなかったなーと。

結局あの後
歯医者さんに一か月くらい通って(いや、もっとかな?)
神経を抜いたら痛みもなくなりとても快適に。

もう大丈夫な感じです。
随分といまさらな感じですが……


さて!それは置いておいて!


ここで緊急のお知らせです!

実に一年ぶりくらいのお知らせですが……


アシスタントさんを募集します!


慢性的な人手不足を抜本的に解決するには
やはりこれしかないということで
詳細は以下担当様より。


[畑健二郎先生のアシスタント募集]
畑先生のアシスタントを希望される方は、
ご自身で描いた絵を数点(ペンで描いたものに限ります。コピー可)と履歴書を同封の上、下記のあて先までお送りください。

〒101-8001 東京都千代田区一ツ橋2−3−1
小学館 少年サンデー編集部 「畑健二郎アシスタント募集」係


※週に3〜4日、東京都内の勤務地に通える方に限らせていただきます。
※応募いただいた履歴書、絵はご返却できません。
 また、応募多数の場合は、 すべての方にご連絡できないことがありますのでご了承ください。
 採用者が決まり次第、応募締切とさせていただきます。
 その時は、このページ内でお知らせ致します。



本気で漫画家を目指す熱いパトスを持った方!
ドシドシご応募お待ちしておりまーす。

ではちょっと早いですが
今週は単行本の表紙を描いて完全に力尽きたので
とりあえず今回のお話を……



−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−




そういえば僕も結局
漫画賞を取れなかったなー……

そんなこんなな第68話。

バレンタイン三週目をやろうかとも思ったのですが
バレンタインに何の思いでもない男が
三週もチョコをあげた貰ったの話を描くのは辛いということで……

続きはホワイトデーのときに……たぶん……


で!

今回のネームはラスト10ページが三通りありました。

久しぶりに迷宮に迷い込んだ感じで疲れました……


最初に考えた話は漫画賞に落ちたナギが経験を積むため
漫画家のところにアシスタントに行くという話。

アイディアとしては結構面白かったのですが
話のボリューム的に全然ページが足りず……

二週に分けようかとも思ったのですが
今のボクは一話で終わる話にこだわりたくて……

何とかまとめてはみたものの
担当もイマイチな反応。

この辺ですでに時間ギリギリ。

しかし、やはりこれはイマイチということで没。



で次に考えた話は
落選して落ち込むナギをハヤテと伊澄が励ます話。

これはそんなに悪い話ではなかったのですが
基本的に会話中心で終わっていたので微妙な感じ。

でも一応話は成立してるし
担当もこれで行こうと言っているし
時間もなかったので描き始めたのですが
六ページ目まで原稿を進めたところで


頭の中の炎尾燃が囁くのです。


本当にそれで良いのか?

・
・
・

いや!いいに決まっている!
そこそこ気に入っているシーンもある!
これはこれで良いんだ!


そう自分に言い聞かせたのですが

やはり何かが囁くのです。


本当に?
本当にそれで良いのか?


連載を始めてお前は
何度そうやって自分を誤魔化し
後悔してきた?

…………うぐぅ……


そして
6ページ目の原稿をペン入れした時点でファミレスへ。
もう一度、話を考え直し。


で、出来た話が今回の話です。


多分、面白さ的には
この三つはほとんど変わらないと思います。

とくに二番目と三番目は
内容は全く違っても、面白さのレベルは
ほとんど同じといって良いでしょう。


それでも自分が少しでも納得したものと
そうでないものでは
掲載された後の後悔のデカさが半端なく違うので……

でも伊澄のシーンを切ったのは
ちょっと残念だったな。

そのうち活躍させたいです。


まぁ、そんなこんなな感じで出来た話なので
何とか気に入ってもらえると嬉しいです。

それでは、また来週〜☆

そういえば皆さんから募集した質問は
随分と来ているみたいです。

ありがとうございました!
近いうちにお答えしたいと思います!