誰が「4月1日はウソをついてもいい日」と決めたのか知らないが、2008年4月1日に「ニコニコニュース」として掲載された「スクープ!男性大物アーティスト版のVOCALOIDを開発中」という記事が、本当ではないかとささやかれ始めているようだ。そもそもの記事は次のとおり。
>ニコニコニュース「スクープ!男性大物アーティスト版のVOCALOIDを開発中」
YAMAHA株式会社の音声合成エンジンVOCALOID2を使った新しいソフト「がくっぽいど」が、株式会社インターネットによって開発中である事が判明しました。
ソフトの音声データ作成には、アーティストのGacktが協力。
発売は5月の連休明け頃と見られます。
状況的には、4月1日の記事であること、そのときのサイトが「ニコニコ動画2.0(笑)」となっていたこと、名称があまりに滑稽なことから、エイプリルフールネタだろうと受け止めた人も多いと思われる(ていうか自分がそう思った^^;)。
GIGAZINEでも本件をエイプリルフールネタとして紹介している
>GIGAZINE「続・エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2008年版」
しかし、再度確認してみると、2008年4月2日になっても同ページの記載内容に変化なし(むしろ「ニコニコ動画2.0(笑)」の画像が消えてしまっている)。また、ウソだとすると、インターネット株式会社、YAMAHA株式会社、Gackt氏など、固有名詞を使用するのは、いかにもハメをはずしすぎだ。ちなみに、「インターネット株式会社」は、音楽ソフトも発売しているれっきとした会社であり、ヤマハがクリプトン以外にVOCALOID2エンジンをライセンスしても不思議ではない。ついでだが、Gackt氏のガンダム好きは有名だ(これは関係ないか^^;)。
>株式会社インターネット
>Gackt.com
>ASCII.jp「ニコニコムービーメーカーが、動画編集に対応しない理由──インターネット村上社長に聞く(前編)」
そのような理由から、これは本当のスクープかもというわけ。ちなみに、これについてITmediaがニワンゴに聞いてみたところ、「インターネットに聞いて下さい」という返事で、インターネットに聞いてみると「ノーコメント」だったそうな。株式会社インターネットが「ニコニコムービーメーカー」を開発している会社というのが気になる点だが(だからこそ情報が早く得られた可能性も)、果たして真相やいかに。
>ITmedia「あのGacktがVOCALOIDに?」
↓良識あるエイプリルフールネタの例
>窓の杜(やしろ)「デスクトップ漫才ソフト「ボーケロイド」の魅力に迫る」
オマケ
>wikipedia「エイプリルフール」
本当のエイプリルフールネタはこちら
>ITmedia「今年もやり過ぎ!? Googleも初参戦 日本「エイプリルフール」ネタバトル」
こんなボーカロイドネタがあったとはww
>グレゴリオ聖子
関連ページ
>出た!「ニコニコ動画2.0(笑)」にVOCALOID2のスクープ!
[初音ミク-音楽] 2008/04/02(水) 17:04:41
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