ご無沙汰しています、小川さつきです。 最後の更新から何年も経ってしまいました。
私は拓青芸術協会の理事となりました。 協会の為にお役に立てることが本当に少なく歯がゆいですが、洋画家として活動は変わらず続けています。
新型コロナウイルス。 世界が大きく変わろうとしています。 すでに今までの日常が遠い昔にすら思えます。
近年の作家さんは、収入の主を他の仕事で賄っていらっしゃる方がほとんどだと思います。 私も例に漏れず活動や生活に必要な資金は芸術活動以外から用立てていることが多いです。 これは、まあ、作品を収入に繋げる様式を古い体制に依存し、時代との感覚の差異を埋めずにきた私自身の問題でもあるのですが、自分の周りでは作家収入だけで生活されている作家さんは稀だという認識です。
先日、街の求人雑誌を目にしました。 新シーズンを迎え、夏を目前に、本来であれば多くの若者向け求人が出てくる時期かと思うのですが ほんの数ページの実に寂しい求人状況でした。
作品を作る以前に安全に生活する礎をつくることがまず必要になってきている方も多いかと思います。
一方、ステイホームの開始より、芸術への関心も再び熱を帯びているように感じます。 自分と向き合う時間が増えたことにより、感性を研ぎ澄ませる生き方に再び人々の注目が集まっているように見えます。
長い即物的生き方が終焉を迎えようとしているのかもしれません。
今私たちにできるとは 今しなければいけないことは
人間は考える葦です。 共に考え、未来へ繋ぎましょう。
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