「古本食堂」「古本食堂 新装開店」
主人公の珊瑚は、神保町で小さな古本屋を開いている。
だが、読み始めてなぜか違和感が・・・。
主人公はじめ、次々と登場する人たちの説明が簡単なのである。そのうちに詳しいことが語られるたぐいの話なのかな？
などとのんきに読み進めてしまったが、なんのことはない、実はシリーズ本の続編から読んでいたのでした。
そもそも古本食堂がシリーズ、続編があるとは思ってもいなかったのです。
だから、図書館に予約をした時点で勘違いし、まず、新装開店、つまり続編のほうを予約し、それが本編と思って読んでいたわけです。
読み終えてから気が付き、その後で改めて「古本食堂 １」を読みました。
でもまあ、逆に読んでもそれほど差しさわりはなかったようです。
つまり、あらすじで読ませるというより、行間で読む話と言ったらいいのでしょうか。
食堂とあるとおり、おいしい話でもあります。
久しぶりに、神保町をぶらぶら歩いてみたくなりました。
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