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TypeLoaderデモ《縦書き》

デモアプリケーションでは、TypeLoaderから取得した情報を基に、縦書きと半角幅への位置調整、プロポーショナル幅への位置調整を行うサンプルプログラムが含まれています。

初期状態ではユーザーの環境に確実にインストールされているMS ゴシックフォントを使っていますが、MS ゴシックには半角幅やプロポーショナルメトリクスは含まれていません。そこで、ここではOpenTypeの「A1明朝」というフォントでのデモのスクリーンショットをお見せします。文字はWPFのCanvasにPathを使ってグリフのアウトラインを描画しています。


何もを適用していない状態で文字を組みますと以下のようになります。
SC018


ここで半角幅の情報を取得して処理をしますと、括弧と句読点が半角幅になりました。
SC019


さらにプロポーショナルメトリクスの情報も取得して処理しますと、全体的にかなり詰まって見えるようになりました。
SC020


最初の状態で縦書きするとこのようになります。(記事が長くなりすぎるので画像を横倒ししてます)
SC021


縦書きの半角幅はこのようになります。
SC022


縦書きのプロポーショナル幅はこのようになります。
SC023


A1明朝にはvrt2フィーチャーが含まれていますので、欧文の縦書きグリフも用意されています。
SC024

テーマ : ソフトウェア
ジャンル : コンピュータ

TypeLoaderデモ《合字とカーニング》

デモアプリケーションでは、TypeLoaderから取得した情報を基に、合字とカーニングを行うサンプルプログラムが含まれています。

合字とカーニングはWPFでも利用可能ではありますが、これらを実現するのに必要な情報をTypeLoaderはフォントファイルから直接読み込んでいますので、これを使って独自に実装しています。

デモではPalatino LinotypeというWindowsに標準でインストールされているフォントを使用して、CanvasにPathを使ってグリフのアウトラインを描画しています。



合字とカーニングを適用していない状態で文字を組みますと以下のようになります。
SC015


ここで合字の情報を取得して処理をしますと、ft、ffiを一つのグリフで描くことができました。
SC016


さらにカーニングの情報も取得して処理しますと、Wo、Poの間が若干詰めることができました。
SC017

テーマ : ソフトウェア
ジャンル : コンピュータ

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