大海原の小さな光

嵐の前の静けさって言いますけど台風という嵐の真ん中、即ち台風の目は静かなものですよね。今回思ったのはそんなこと。

残ったDメールを消して世界線を変えればクリスが死ぬ。かといって世界線を変えずに今のままならまゆりが近日中に死ぬのは避けられない。かつてない大問題にぶつかっているわけだが雰囲気はとても淡々としていて、派手なことは殆ど起こらない。

絵として派手なことといえば久しぶりにまゆりが死ぬところが映ったぐらい。全体的に人物の心理面を描くのがメインでその分静かに見える話でした。たとえば、岡部の「狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真」という設定がめっきり崩れたり。ダルはクラッキングを断られて以降完全に蚊帳の外だが。


まゆりにもリーディングシュタイナーがあったのか、夢として今までの死を覚えているようで。何度も同じ時間をやり直す物語は数あれど自分が死ぬところを覚えている人はそうはいない。しかも死に方が大抵かなり悲惨だし。


EDのキャスト表記を見て気付く驚きの事実。今回は最初期からのレギュラー４人しか喋ってなかった。