大海原の小さな光

ザ・新フォーチュン。

プリキュアの墓場なる空間でファントムに追い詰められ変身アイテムも壊されたフォーチュンであったが、ご都合主義で鏡を通って現れたプリンセスたちの救援を受ける。プリンセスは即座に箱の件を謝り、今までラブリーたちが集めたカードを全て渡して、それで願いを叶えてくれて構わないといった。氷川いおなは色々考えた末に自らが再び変身することを決め、ファントムを倒したのであった。なお、今回も箱が開いたことに関する根本的疑問は一瞬足りと語られませんでした。

厄介なことに、いおなはプリンセスが謝り始めた当たりから唐突に別人のごとく態度を変え始め、ひめの罪への言及を止めてしまった。おかげでひめを咎める者がいなくなってしまった。過去の罪を追う者がいるから、その罪はどのようなものであったのか、場合によっては本当に罪と言えるほど責任があるのか、裏があるのではないか詳細を読者、視聴者に見せておく必要が生じる。しかし、過去の罪に触れる者がいなくなってしまったらその必要は一切無くなる。なんということだ。このままでは明らかに不自然な片手落ちの展開であるにもかかわらず、箱についての詳しい説明が一切無いまま話が終わりかねない。


今回の記念企画は、ビューティ。低温使い。バカキャラ揃いの『スマイル』の良心とも言える知性派、というか優秀なタイプ。このアイサツにもあまり変てこな個性が出ていないところが逆にとてもらしいと思う。そして、『プリキュア５』劇場版に出てきたダークドリームと声優が一緒の人。個人的にはダークドリームはかなり好みなんだが、あれは限られた時間の一発ネタだからこその面白みがあるタイプだとも思う。もしレギュラー扱いでも却ってつまらない気がする。

テーマ : ハピネスチャージプリキュア！
ジャンル : アニメ・コミック