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2024年11月14日木曜日

dosparaから「Magnate-G MVW 第12世代Core/メモリ32GB搭載 2024 Intel Partner Awards受賞記念モデル」購入

 先月、またdosparaさんから1台買ってしまいました。特段ひいきにしてるわけでも何でもないのですが、なんだか縁ができちゃってるみたいです。

きっかけは家族用のPCが故障してしまったためでした。

利用目的はイラスト作成と原神とSNSだというのでその方向で探すとして、どうせ買うなら冗談でビカビカ光らせてやろうと思って探そうと思ったら、ちょうど何かの受賞キャンペーンをやっていることを知ったのでスペックを見てみました。

ざっくりとしたスペックは、

  • CPU: Core i5 12400
  • GPU: RTX4060
  • メモリ: DDR5 32GB
  • ストレージ:SSD 1TB
  • 電源: 650W 80PLUS BRONZE
  • ケース: ファン5台もついてる謎の新型

となっていて、オーバースペック気味なのですが苦情は出ないだろうということで選定しました。

まず評価した点は、まず、3月に買ったマシンよりメモリの規格や容量、SSDがアップグレードしていて、それでいて価格自体も2万円以上下がっていてとてもお得そうです。

さらに12400Fではなく12400な点も評価しました。予備のVGAアダプタを用意しておかなくてもいいのは好みです。

次に、気になった点です。
最大の関心事項はファンの数でした。
ケースファンだけで5台、電源にも1台あるだろうし、CPUファンが1台、GPUファンが1以上(購入前には数が不明でした)と、最低でも8ファンが稼働します。空に飛びそうなファン数を搭載したマシンなのでどれだけ騒音が出るのか戦々恐々というか興味津々というか、妙な期待がありました。
というのは、私が三月に買ったガレリアブランドのPC(RM5C-R46。ただし購入する時期によって同じ型番で中身がCPUもGPUもマザーもケースもまるで違うというすごく嫌なことをする会社なので型番だけでは何の意味もないのでご注意ください)はCPUファンが微妙な低周波のファンノイズをまき散らしてきわめて不愉快です。ぶっ壊してやろうかと思うことも再三なので、この機体はどうだろうという興味です。いざとなったらファンを取っ払ってやるつもりでした。

選定した時点ではOSが Windows11 Home のみで、OEM 版の Windows は Home から Pro へのアップグレードパスはなく、もしも Pro が必要になった場合は新規に購入しなおす必要があるという点です。私は XPのころから Home の運用経験がないので、何かあったらサポートするのに困るかな、という考えがよぎりましたが、それはそれで経験を積むチャンスですし、当面、 Pro である必要がある機能は家族には不要(RDPは惜しいけど)なので、無視することにしました。

次に気になった点はストレージの拡張性です。
バックアップ専用HDDとして現有のHDDを積み替えたいと考えていました。
ケースは外寸と片面が無意味にアクリル板になっているという仕様はわかったのですが、搭載可能ベイサイズと数が分かりませんでした。ケースの型番は明記されていたのですが、新型のケースらしく、肝心のその型番の仕様がどこにも掲載されていませんでした。

同じミニタワーといっても、同社のガレリアブランドで採用されているケースよりさらにサイズが小さくなっているので、追加するとしたら相当大変だろうなと思いましたが、オプションでHDDが1台追加できるカスタマイズメニューがあったので、まあ3.5インチベイが1つはありそうだし、なかったところで特に困るような使い方をする機体でもないので、どの馬の骨ともわからないSSD (3月に買ったマシンにはSOLIDIGM SSDPFKNU010TZが搭載されていました) だけは変更したいとのことだったので変更しました。

なお、ビカビカ光らせてやる装備はオプションだったので、遺憾ながら搭載を拒否されました。慙愧の念に堪えません。

さて、到着して真っ先に気になっていたノイズですが、これが全く気になりません。最も負荷が高い状態と思われるゲームを家族がプレイ中であっても全く騒音を発せず、これは大変うれしい意味で期待を裏切ってくれました。

次に悪い意味で期待通りだったのはストレージの拡張性です。具体的にはHDDを一台、こちらで追加しようとしたのですが、見た感じではどこにどうやって組み付けるやらさっぱりわかりません。
サポートに取付方法を問い合わせたら「現在マニュアルの準備中です」ときた。
「HDDの取付方法」を聞いているのに「ケースのマニュアルの準備状況」をこたえるサポート。
素晴らしい。こんなサポートがついててスゲー頼もしいです。
「マニュアルが出来上がるまでお客様にご案内するつもりはございません」なら回答になってたのに、準備状況を聞かされてもしょうがないので、今度は御社ではどうやって組み付けるのかしらと聞いたら組付け方を教えてくれました。

このケースではついに両側面だけでなく底面からもねじをつけたり外したりする必要がありました。
かなり省スペースに頑張った結果でほとほと頭が下がります。
複数台の内蔵ストレージなんて、いまどきのゲーマーにもオフィスユーザにも不要ですし、仮に増設するとしてもマザーボードにSSDスロットはたいていは2つはついている昨今です。
それにもかかわらず、さらにそこへ何とか3.5インチベイをねじ込んだ気合は評価できると思います。しかも2.5インチと共用ではあるものの3.5インチベイが2台分あるのは、SOHOというかスモールオフィスでのRAID1環境をぎりぎり実現できます。

ただし、3.5インチHDDを2台搭載した場合の排熱は・・・やはり厳しそうです。結局、これではだめです。二兎を追わず横着せずにちゃんとケースを選ぶべきだと思います。

余談ですが、FujitsuのPRIMERGYシリーズのミニタワーケースの完成度がどれだけ優秀なのかがよくわかるとか言ったらさすがに怒られちゃいますね。ごめんなさい。

あとは、搭載されていたマザーボードは ASUS の PRIME B760M-A でした。微妙によくなっています。メモリチップメーカはSamsung。SSDはカスタマイズしてWDを指定したためデフォルトの採用機材は不明です。

この機体に限ったわけでもありませんし、言うまでもないかもしれませんが、マザーがmATXなので、当然ながらGPUを搭載していながら同時にPCI Expressで拡張ボードを刺そうというのは、なかなか刺激的なチャレンジになるでしょう。熱的に。

個人的に一番驚いたのは、このマシンではなく Windows11 Home でも WBADMIN.EXEが使用できたこと(!!)でした。
これさえあればタスクスケジューラで手軽にバックアップができて、しかも何かがあってもOSの機能だけで復旧は容易なので大変助かります。
でも、これ、HomeユーザだけでなくProユーザでも皆さんが存在を知らないおかげでWindows8で消えかけたもののまだ生き残っていますが、反トラスト法がらみで米連邦取引委員会や司法省の機嫌次第ではいつ消えるか・・・

余談に流れてしまいましたが、表題のマシンについてのインプレッションというか感想は、「確かに安い」と申せましょう。横文字だとコストパフォーマンスが高いとか、まあ、そんな具合です。

とっ散らかってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年4月3日水曜日

DOSPARAからi5-14500+RTX4060のBTO(RM5C-R46)を購入

 使用しているパーツを明らかにしないDospara製のBTOパソコンを買うなんてどうかしているといわれそうですが、買ってしまったので使われていたパーツを列挙することにします。
型番はガレリアというブランドのRM5C-R46です。
なんのめぐり合わせかわかりませんが、これでガレリアブランドのPCは10年強のブランクを経て3台目です。自分でもびっくりです。

昔もそうでしたが今回も出荷された機器に添付される「構成表」にすら組付けたパーツの製品名がないこの会社のBTOパソコンは同じ型番でもCPUをはじめとしてパーツを変えて販売しても型番が変わらず、型番だけ記述しても意味がないので、2024年3月25日ごろに購入したRM5C-R46の主要パーツ一覧としてお読みください。

使用パーツ変更前
マザーボードASUS PRIME B760M-AJ D4-
メモリ(2枚)Samsung M378A2K43EB1-CWE16G
CPUCore i5-14500i5-14400F
GPUZotac RTX 4060 8 GB-
SSDSOLIDIGM SSDPFKNU010TZ0.5TB
光学ドライブHL-DT-ST DVDRAM GH24NSD5追加

上記にWindows11Proへの変更と電源容量を600Wから750Wに変更してギリギリ20万円弱でした。OSは例によってOEM版です。
ちなみに10年前の同ブランドのCore i7+GTX660マシンを16万円ほどで購入し使用していました。しかし数年前からあちこち故障が続発しているのをだましだまし使っていましたが、ついに面倒になってそのマシンの代替機としての購入です。
それよりも前に買った同ブランドのCore i3機もあったのですが、そちらは不運にも数年でぶっこわれました。再び購入することになって、なんだかご縁があるようです。

今回はVGAがPalitではなかったのは意外でした。
Palitは直接サードウェーブ社自身で仕入れていてASK税がかからないはずですが、今回はたまたま思うように出荷してもらえない事情ができたのでしょうか。ZotacはASK税はかかりますが、それは客に負担させればいいのでASKがいろいろ面倒を見てくれるので調達しやすかったのかな。
それはそれとして、そもそも私にはRTX4060はオーバースペックでした。GTX660で困ってなかったのは伊達じゃなかったみたいです。

ケースについて。
DosparaのBTOパソコンに限らず、あちこちのBTOを謳うブランドに共通する点に、ミドルタワーよりちょっと小さいだけなのにストレージ搭載可能量が少ないケースが採用されている傾向があります。

本機の場合はSKMケース(MicroATX)ver.2という名称で、5インチベイ(光学ドライブ向け)が1台、3.5インチベイ(HDD向け)が2台、2.5インチベイ(SATA-SSD向け)が2台搭載可能なケースです。今日日のミニタワーとしては標準よりやや多めで、殊に5インチベイの存在は省略されがちな昨今ではうれしいです。

当然、このケース内では、仮にRAID1を同種のストレージで組むとスペアが設置できません。それでも私にとっては2台づつでも搭載できるだけありがたいのですが、しかし多くの人にとってはシステム起動用とオフィスやゲームのバイナリ置き場しかいりませんのでマザーボード上に直接設置できるSSDで十分ですから、こんな半端なストレージしか載せられないケースってむしろコスト高になるだけでうれしくないでしょう。
いずれ外部ストレージを搭載可能なケースは、一般向けにはまず見かけなくなるのかな、という気がしています。USBもLANもとても速い時代なので、タワー型のPCであってもストレージ専用機器を外部に設置する流れになるのかな。

さて、本機のケースのメンテナンス性ですが、HDDを換装する際にはケースの正面から見て左側面側からHDD本体を設置し、そのHDDにケースの正面から見て右側面(マザーボードの背面側)から配線を行う必要があり、メンテナンス性が非常に低いです。

SATA接続SSDもケースの正面から見て右側面(マザーボードの背面側)に設置するタイプなので、SATAケーブルを接続するために左側面側からSATA端子にアクセスする必要があるので、これまたやっぱりメンテナンス性が非常に低いです。

なお、意味不明にケース前面のふちがピカピカ光る機能はUEFIの設定で殺せるので安心です。

SSD(M.2)はBTOで500GBから1TBに変更してSOLIDIGM SSDPFKNU010TZが入ってました。
室温24度の部屋/アイドル時で30度。よく冷えており、普段使いでは今のところ40度に達していないです。信頼性も性能も特段いいとも悪いとも言えませんが、ECCメモリも乗らないけど普段使いにそこそこなCPUで使うにはつり合いが取れているのかなと。
ちなみにSSD(M.2)にもう一枚自分でマザーの下側のスロットに「 LEGEND 800 ALEG-800-2000GCS-DP ドスパラ限定モデル」を取り付けました。BTOとして注文したものではないのでご留意ください。添付のヒートシンク利用で室温24度の部屋/アイドル時で40度。ちょっと大きいファイルをコピーするだけですぐに75度に達します。ヒートシンクは別に調達したほうがよかったです。TBWも非公開だし、2TBで14K円だったのですぐ壊れてもいいのでこのまま使います。ネタにできる壊れ方をしてくれるといいな。
また、3.5'HDDはこれまでバックアップ先として使用していた2台を本機に移設して引き続きバックアップ先として運用しています。

冷却(静音パックまんぞくコース)について。
ちょっと負荷がかかると低いうなりが聞こえます。
CPUは室温24度でアイドル時は33~38度の間をフラフラしています。それに追従して敏感にファンの回転数が変化して音が変化しますが、それが私には地味に耳障りです。
CPU-Zを用いてすべてのコアへ高負荷をかけると、ベンチ開始直後こそ4.2GHz程度での駆動で80度強に達してファンもうるさくなりますが、すぐに3GHz程度に落ち着いて53度ほどになり、ファン回転数も1000rpmを切ります。
冷却性能としては i5 14500 自体が熱くならない石なのでこれで十分です。10年前のガレリアの i7 4770 マシンの静音パックまんぞくコースは単にCPUに付属のリテールクーラーがくっついてただけでしたが今回はなんだかヒートパイプとかくっついた謎のサイドフロー式のCPUクーラーが搭載されています。個人的には音は i7-4770 付属のインテルのリテールクーラーのほうが静かでした。
14500なのでリテールクーラーが付属しているはずですが、それは付属品としては送ってこずに没収されました。送ってこられても困るので助かります。
GPUはVGAカードのファンをそのまま使っているだけですがアイドル時は28度からほとんど動きません。
ケースファンはアイドル時は600~700rpmで、最大負荷時は2000rpm程度まで上がります。

マザーボードのPCI Express 4.0 x16 スロットについて。
VGA用のほかにPCI Expressのスロットが2本(x4とx1)搭載されているものの、x1のスロットの位置がVGAカードに近すぎて実質的には使用が困難です。よほど小さいカードでなければVGA用の冷却ファンをふさいでしまいます。
そのため、VGAを使用するならば実運用上ではx4スロットが1本しか使えません。
インターフェイスカードや録画デバイスなどPCIeに複数のカードを設置するためにITXじゃない製品を選んだのに!とか泣けるシチュエーションに陥らないようにお気を付けください。

ところで、以前のマシンではBIOSに埋め込まれている情報があれもこれもほとんどTo Be Filled By O.E.M.になっていて薄みっともない感じ全開でしたが、今回は会社名とかはとりあえず埋めてきたようです。この辺は進化したといえましょうか(とはいえ、まだまだ残ってます)。

とりあえず気づいた点を列挙しました。

以上、ここまでお読みいただいてありがとうございました。