ヤフーメルマガ、カプライトが廃刊、メルマガはもう終わり?
ヤフーメルマガ(4/20)サービス終了、
BIGLOBEのカプライト(3/29)サービス終了、
サイバーエージェントがメルマ!を事業譲渡、
と今年、大手のメルマガ発行スタンドに大きな変化が起きました。一時期ブームを博したメルマガですが、これからメルマガはどうなるのでしょうか。
発行すれば誰でも儲かる時代は終わり
まず背景からおさらいすると、これらメルマガ発行スタンドの収益悪化は、経済状況の悪化やスパムメールの蔓延による広告主離れが大きな要因です。また、新規発行者や新規読者が増えないと言った原因もあったかもしれません。
以前は、集客もやりやすく「発行すれば誰でも儲かる」と言われた時代もありましたが、今回の大手メルマガ発行スタンドの変化は、それらの時代を象徴するものだったのではないでしょうか。
では、もうメルマガは時代遅れなのか?
そうではないでしょう。
メルマガは、何か商品を購入した時のアフターフォローには欠かせない通信手段ですし、商品、サービスの案内などマーケティングにも適しています。と言うより、ネット上では欠かせないコミュニケーションツールの一つです。
メルマガのようなプッシュ型メディアはブログやツイッターなどと棲み分けるように、これからも活き続けることができます。
とは言え、「発行すれば誰でも儲かる」という時代はもうとうに過ぎているので、他のメディアと同様、読者との結びつきが問われることになるかと思います。この辺が微妙ですと、昨今のメール不達問題に加え、CTR(クリック率)の伸び悩みに苦しめられることになります。
メルマガが終わったというよりは、下手なビジネスでは儲からない、そういう当り前の時代に戻っただけということでしょう。
ただ、配信スタンドは有料のものを使う方が良さそうですね。今回のヤフーメルマガやカプライトのサービスを終了したことで、発行者はバックナンバーサイトや読者を失っています。このようなリスクはなるべく減らすべきですからね。
特にメルマガにおいては。
メルマガはスパムの温床
ところで、スパムメールはメール全体流通量の約9割を占めることをご存知でしょうか?これは社会問題にもなっており、メルマガ=スパムという認識さえある人が多いと言います。
息の長いブログに対して、メルマガがこのような扱いになっている要因の一つには、スパムの温床が少なからず伺えます。記事の内容がつまらないものばかりだったり、内容の無い売込みばかりのメルマガばかりが全体数として多いと、それだけメルマガの印象が悪くすることになります。
つまり、メルマガというメディアを息の長いモノにするには、スパムを減らすことがまず一つ重要であるということです。いくら精読率の高いメルマガを発行していても、読者側のメーラーが迷惑メールで埋もれていれば、読まれる確率を落とすことになりますからね。
メルマガを発行する側の人間が、一部アフィリエイターのようにスパムを推奨するのではなく、それらを啓蒙する側に回らなければいけないと思いますが、いかがでしょうか?
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)