斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

角川本社ビルでHagexさんのインタビューを受けてきました

Hagexさんというのは、Hagex-day infoという、ネット上の嫌な話のまとめとネットウォッチを組み合わせた、それはそれは大変ニッチなブログを運営されている方です。しかし、熱狂的なファンを抱えていらっしゃっていて、月間アクセス数は350万と個人ブログでは圧倒的な数字。そんなHagexさんから、「アスキー新書から釣り師の本を出すのでインタビューさせて欲しい」とメールが来ました。

この記事は、インタビューを受けた経緯や、そのインタビューの内容(の一部)を紹介するものです。Hagex及びtopisyuに興味がある人はどうぞお読み下さい。

 

 

すべてはHagexに辿り着くため

冒頭での説明では、他人事のように"熱狂的なファン"と書きましたが、topisyuもその一人です。Hagexブログを読み始めたのは2008年。ちょうど、発狂小町という発言小町のまとめサイトが大人気になった頃のことです。発狂小町は読売新聞から著作権で色々言われてしまいあっという間に閉鎖になってしまったため、代わりのまとめサイトがないのかと探していたらHagexさんのBlogに辿り着きました。

topisyuはその頃二世帯住宅で大いに悩んでいました。そのため、発言小町以外に、泥ママや嫁姑トラブルをHagexさんが2chの家庭板や育児板からまとめられているのを読むようになるのも時間はかかりませんでした。

当初はそういったまとめ要素を中心に楽しんでおり、途中途中で触れられるネットウォッチネタは、「こんなもの、誰が楽しんで読むのだろうか?」「このブログ、まとめは面白いけど、独自記事は性格の悪さが滲み出ていてまとめている人とは実際には付き合いたくないタイプ」とスルーしていました。 

転機になったのがソラノート炎上で、リアルタイムで玉突き事故が起きていく様子をHagexさんがまとめられていて、「はー、こういうトラブルもウォッチャーという存在がいれば楽しめるものなのだな」と、ネット上のトラブルウォッチにも興味が湧くようになりました。

そして、Hagexさん自身に興味を持ったのがHagexギャル特集でした。犬山紙子さん(Hagexギャルを探せ 負け美女「犬山紙子」の巻 - Hagex-day info)、水谷さるころさん(Hagexギャルを探せ 世界を2周した漫画家「水谷さるころ」の巻 - Hagex-day info)、雨宮まみさん(Hagexギャルを探せ こじらせ女子「雨宮まみ」の巻 - Hagex-day info)のお三方がHagexさんのインタビューを受けるというもの。皆さん単著を出されているような方が、HagexさんのBlogのファンということで楽しそうに会話されていているのを見て、その雰囲気が何となく羨ましいなと思っていました。

そんなこんなでHagexブログの魅力に引き込まれ、釣り判定を自分もするようになったら、ミイラ取りがミイラになり(この1ヶ月、発言小町でトピ職人して分かったことまとめ)、自分でBlogを開設してHagexさん自身の釣り解説をしたり([コラム]"安藤美冬のサバイバルキットで生き抜き"たい禿げの人はいません。)、Hagexさんが言及していたFacebookの記事を釣り解説をするようになっていたわけです([コラム]Facebookで大人気"バスの中で言葉の暴力を喰らった"の釣り解説)。

このような個人的経緯があった中で、Hagexさんからメールが来たわけですね。「釣り師の本を出すのでインタビューさせて欲しい」と。これを受けないわけがありません。メールが届いた時は、怪我をした作家を見つけた女看護士の気分でした。(よく分からない人はスティーブン・キングの『ミザリー』をご参照下さい。)


Misery (1990) - Original Trailer - YouTube

 

インタビューまでの下準備

まず同席される編集者の方の名前からその方のTwitterとFacebookを探し出して、どんな人とお友達か調べ、過去携われた編集記事と合わせて読み込み、角川グループにおけるアスキーの位置付けを適時開示書類からチェックしておき、最後に外見からの情報を渡さないため救世軍のバザーで服を調達しておきました。

 

インタビュー当日

当日は本人確認のため、一階ロビーで編集者さんに電話することになっていました。何らかの形で携帯電話の番号が渡らないようにSkypeOutから通話し、編集者さんと対面。さっきから、「topisyuさんですか?」と付近の人に話しかけていた方で間違いありませんでした。

編集者に誘(いざな)われて打ち合わせ室に着くと、そこにHagexさんがいました。Hagexさんについては、いくらファンでもイケメン説は嘘だろうと疑っていたため、本当にイケメンだったことに驚きました。なぜ、こんな好青年があんな酷い記事を毎日投稿し続けられるのかと信じられませんでした。

簡単に自己紹介をということで、topisyuはブログの紹介欄にあるとおり説明し、Hagexさんは「Hagexです」と仰るだけで、特段の名刺交換はせず、お互いに職業等は一切明かしませんでした。

インタビューの冒頭で、Hagexさんから本日の趣旨と注意事項が説明がありました。こちからからもtopisyuに関する秘密保持のお願いと、自称は口語では"私"であるところを本では"自分"にしていただけるようお願いしました。(Hagexさんからは薄謝として新幹線代を頂きましたが、本のフィーシェアについては権利を放棄すること確認しています。)

インタビューが始まろうとしたところで、Hagexさんがおもむろにガラケーを机の上に置かれたので、「もしかして録音しようとしている?」と思い、それではこちらもと「忘れてた!ちょっとマナーモードにしますね」と言いつつスマホの録音機能をオンにして机の上にセットしました。

インタビューはそんな和気藹々とした雰囲気で始まりました。

 

気になる内容はHagex本で!

と、このまま書いてしまうと本に書いてあることそのままになってしまうので、続きは、このインタビューが収録された、Hagexさんの本でどうぞ。全7章中、最後の7章目がtopisyuへのインタビュー(というより対談)となっています。 

アフィリエイトはつけていませんので、心ある方はHagexさんのページから購入されるとよろしいのではないかと思います。

インタビューをしている最中にも申し上げたんですけど、この本は一体誰が買うんでしょうか。(Hagexさんも編集者さんも「売れますよ!」と自信満々だったんですが……)

釣りをやっていた身からすると、「そうそう!」と大変納得のいく内容で、正に釣り(判定)の教科書といった体系的な本なのですが、これを一般の人が読んで楽しめるかというと甚だ疑問です。

内容が飛びすぎていて、「これ、実は、全てHagexさんという人の妄想なんですよ」と言われても、釣りを見聞きしたことがない人なら信じてしまうはず。

本当にどんな人が楽しむんだろうか……。早く他の人のレビューが読みたい……。

 

 

 

 

余談

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あ、献本はいつものとおり指定時間の指定車両の網棚に置いておいていただくよう、お願いしておきました。無事入手できて良かったです。

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