2010/02/11 (木)
この記事の内容を実行して生じたいかなる損害に対しても、当サイトは一切の責任を負いません。
スーファミのコントローラーをUSB化するのにも、実はいろいろ方法はある。
まず、本家のコントローラーを分解して基盤を入れ替えるタイプ。
USB化された基盤のみが2000円くらいで売っている。ググれば見つかるだろう。
基盤を入れ替えるだけなのですっごく簡単だし、カバーとかボタンのゴム質とかは実機のままなのでとても良い。
ただし、基盤を入れ替えることで、ボタンとの接点部分が変わるので認識のしかたには多少の違いが出る。また、実はこの方法が一番お金がかかる。
↓また、世の中にはこんなゲームパッドも存在する。

バッファロー BSGP801GY レトロ調ゲームパッド
一番簡単、っつーか買うだけだし、1000円強程度で買える。まぁ、どうせバッファローだから、操作感とか耐久性とかは期待できない。
で、今回紹介する方法は、コントローラー代も含めて制作費300円でできた、最も実機に近い操作感を得ることができる一番お勧めの方法である。ただしすっげー面倒臭いことを注意されたい。
簡単に説明すると、実機の基盤と他のUSBゲームパッドの基盤を半田付けして、本体にぶち込むのだ。
と言っても、半田付けの難易度はそれほど高くないし、USBの仕組みとかを理解する必要はない。
要は、両基盤のボタン同士を銅線でつなげるだけである。
コントローラーというのは普通、ボタンの裏側に電気が流れる物質がくっついていて、ボタンを押すとそれが基盤の絶縁部分にくっついて電気が流れる、みたいな仕組みになっている。

つまり、スーファミのボタン下の回路部分と、USBパッドのボタン下の回路をつなげてやれば、スーファミのボタンを押したときに、USBパッドのボタンに電気が流れるという仕組みが作れる。
これなら、USBの複雑なI/Oについての知識はいらないし簡単である。
まず、コントローラ本体を用意。近所のハードオフで200円で売ってた。いらないのを持っていればそれでもいい。
ちなみに、すっごい汚いのが100円でも売ってたけどやめておいた。

あと、USBゲームパッドも用意。
これは、どうせ中の基盤しか使わないので100円で売ってたのを買ってきた。
このとき、スーパーファミコンのボタンとの対応を考えて購入すること。
また、中身の基盤ができるだけ小さいものを買う。スーファミコントローラーに入れるので。
外から見て小さそうだなーみたいなw。入らなかったら基盤を切るだけなんだけど。
また、アナログスティックはいらない。連射機能とかは付けたい人はご自由に。

で、スーファミコントローラーを分解して、一応お掃除。
さすがに、誰が使ったともわからないアカまみれのコントローラーは…
シンナーでアカを落として、最後に2時間ほど塩素消毒。キッチンハイターを使った。
塩素ってのは、脱色作用もあるので赤焼けたコントローラーが、びっくりするくらい新品の輝きを取り戻す。

で、スーファミの基盤

こっちがUSBゲームパッドの基盤

まず、スーファミのケーブルが邪魔なので、ハンダを溶かしてはずす。


スーファミ用ケーブルはもういらないので皮を剥いて中身を銅線として使おう。
銅線ってのはこうやって再利用してやる。

USBゲームパッドのほうも邪魔になる部分を外したりカットしたりする。
いったん、スーファミコントローラーに両方の回路を入れてみて、ちゃんと全部入るか確認すること。
入らなかったら、基盤を切るか、コントローラー内部のプラスチックを削るかして調整。
まぁ、意外とスーファミコントローラーの内部は広かった。

で、スーファミコントローラーのICをはずす。
無理にはがすと、回路の端子部分も一緒に剥がれてしまうので注意。
基盤は発売時期によって結構違うみたいなので、画像はあまり参考にならないかも。
なにげにミツミ製なんだね。

端子部分がとれちゃったり、他の場所から銅線をつなげたいときは、マイナスドライバーで回路表面を削ってやると、きれいに銅線部分をむき出しにできる。

で回路を良く見て、銅線をハンダ付けしていく。
時々ボタンのゴムをのっけて、どこにハンダをしていいか、してはいけないかをしっかり見極めること。
これが超重要。 例えば、下写真のように銅線を上向きに半田付けしないと、スタートセレクトボタンを邪魔してしまうのだ。

写真では、ICがあった場所から銅線をつなげているが、別に、ボタン近くの銅線をマイナスドライバーで露出してつなげてもまったく構わない。
で、USBパッドの回路と対応関係を良く確認しながら回路をつなげていく。

ちゃんとテスターを使って通電してるか調べる。
で、ちょっとつなげてはPCにさしてみて認識具合を確認することをお勧めする。
テスターでしっかり確認しないと、USBが壊れたり、最悪マザーボードが壊れたりするかもしれないです。
PCが壊れても当サイトは一切の責任を負いません。
で、全部ハンダ付けしたら、スーファミコントローラーに全部ぶち込んで、ネジでフタをする。
むりやり、棒で押し込んでギュッとネジで止めた。

完成だ!
ところで、ずっと前から思ってたんだけどWindows用の本当に優れたゲームパッドが存在しない。
BUFFALOとかELECOMとかが、たーくさんWin用のゲームパッドを発売してるけど、正直言ってどれも微妙。
まず、世の中に出回ってるゲームパッドのほとんどは十字キーがひどい。
横を押してるはずなのに斜め入力されたり、逆に斜め入力ができなかったり。
それが良くても、耐久性が悪くて半年後にはボタンの戻りが悪くなったり…
設計してる人間は、ゲームをやらない人なの?
だから、プレステのコントローラをコンバータでUSB化したり、XBOX用のコントローラーを使ったりしてる。
でも、もっとシンプルなゲームパッドが欲しい。アナログスティックはいらない。
誰か、本気でWin用のゲームパッドを作ってください。
スーファミのコントローラーをUSB化するのにも、実はいろいろ方法はある。
まず、本家のコントローラーを分解して基盤を入れ替えるタイプ。
USB化された基盤のみが2000円くらいで売っている。ググれば見つかるだろう。
基盤を入れ替えるだけなのですっごく簡単だし、カバーとかボタンのゴム質とかは実機のままなのでとても良い。
ただし、基盤を入れ替えることで、ボタンとの接点部分が変わるので認識のしかたには多少の違いが出る。また、実はこの方法が一番お金がかかる。
↓また、世の中にはこんなゲームパッドも存在する。

バッファロー BSGP801GY レトロ調ゲームパッド
一番簡単、っつーか買うだけだし、1000円強程度で買える。まぁ、どうせバッファローだから、操作感とか耐久性とかは期待できない。
で、今回紹介する方法は、コントローラー代も含めて制作費300円でできた、最も実機に近い操作感を得ることができる一番お勧めの方法である。ただしすっげー面倒臭いことを注意されたい。
簡単に説明すると、実機の基盤と他のUSBゲームパッドの基盤を半田付けして、本体にぶち込むのだ。
と言っても、半田付けの難易度はそれほど高くないし、USBの仕組みとかを理解する必要はない。
要は、両基盤のボタン同士を銅線でつなげるだけである。
コントローラーというのは普通、ボタンの裏側に電気が流れる物質がくっついていて、ボタンを押すとそれが基盤の絶縁部分にくっついて電気が流れる、みたいな仕組みになっている。

つまり、スーファミのボタン下の回路部分と、USBパッドのボタン下の回路をつなげてやれば、スーファミのボタンを押したときに、USBパッドのボタンに電気が流れるという仕組みが作れる。

これなら、USBの複雑なI/Oについての知識はいらないし簡単である。
まず、コントローラ本体を用意。近所のハードオフで200円で売ってた。いらないのを持っていればそれでもいい。
ちなみに、すっごい汚いのが100円でも売ってたけどやめておいた。

あと、USBゲームパッドも用意。
これは、どうせ中の基盤しか使わないので100円で売ってたのを買ってきた。
このとき、スーパーファミコンのボタンとの対応を考えて購入すること。
また、中身の基盤ができるだけ小さいものを買う。スーファミコントローラーに入れるので。
外から見て小さそうだなーみたいなw。入らなかったら基盤を切るだけなんだけど。
また、アナログスティックはいらない。連射機能とかは付けたい人はご自由に。

で、スーファミコントローラーを分解して、一応お掃除。
さすがに、誰が使ったともわからないアカまみれのコントローラーは…
シンナーでアカを落として、最後に2時間ほど塩素消毒。キッチンハイターを使った。
塩素ってのは、脱色作用もあるので赤焼けたコントローラーが、びっくりするくらい新品の輝きを取り戻す。

で、スーファミの基盤

こっちがUSBゲームパッドの基盤

まず、スーファミのケーブルが邪魔なので、ハンダを溶かしてはずす。


スーファミ用ケーブルはもういらないので皮を剥いて中身を銅線として使おう。
銅線ってのはこうやって再利用してやる。

USBゲームパッドのほうも邪魔になる部分を外したりカットしたりする。
いったん、スーファミコントローラーに両方の回路を入れてみて、ちゃんと全部入るか確認すること。
入らなかったら、基盤を切るか、コントローラー内部のプラスチックを削るかして調整。
まぁ、意外とスーファミコントローラーの内部は広かった。

で、スーファミコントローラーのICをはずす。
無理にはがすと、回路の端子部分も一緒に剥がれてしまうので注意。
基盤は発売時期によって結構違うみたいなので、画像はあまり参考にならないかも。
なにげにミツミ製なんだね。

端子部分がとれちゃったり、他の場所から銅線をつなげたいときは、マイナスドライバーで回路表面を削ってやると、きれいに銅線部分をむき出しにできる。

で回路を良く見て、銅線をハンダ付けしていく。
時々ボタンのゴムをのっけて、どこにハンダをしていいか、してはいけないかをしっかり見極めること。
これが超重要。 例えば、下写真のように銅線を上向きに半田付けしないと、スタートセレクトボタンを邪魔してしまうのだ。

写真では、ICがあった場所から銅線をつなげているが、別に、ボタン近くの銅線をマイナスドライバーで露出してつなげてもまったく構わない。
で、USBパッドの回路と対応関係を良く確認しながら回路をつなげていく。

ちゃんとテスターを使って通電してるか調べる。
で、ちょっとつなげてはPCにさしてみて認識具合を確認することをお勧めする。
テスターでしっかり確認しないと、USBが壊れたり、最悪マザーボードが壊れたりするかもしれないです。
PCが壊れても当サイトは一切の責任を負いません。
で、全部ハンダ付けしたら、スーファミコントローラーに全部ぶち込んで、ネジでフタをする。
むりやり、棒で押し込んでギュッとネジで止めた。

完成だ!
ところで、ずっと前から思ってたんだけどWindows用の本当に優れたゲームパッドが存在しない。
BUFFALOとかELECOMとかが、たーくさんWin用のゲームパッドを発売してるけど、正直言ってどれも微妙。
まず、世の中に出回ってるゲームパッドのほとんどは十字キーがひどい。
横を押してるはずなのに斜め入力されたり、逆に斜め入力ができなかったり。
それが良くても、耐久性が悪くて半年後にはボタンの戻りが悪くなったり…
設計してる人間は、ゲームをやらない人なの?
だから、プレステのコントローラをコンバータでUSB化したり、XBOX用のコントローラーを使ったりしてる。
でも、もっとシンプルなゲームパッドが欲しい。アナログスティックはいらない。
誰か、本気でWin用のゲームパッドを作ってください。