
クロミアはタフで、いつも戦いを挑んでくる。
彼女はアイアンハイドと何世紀にもわたる友人であり、地球での再会は両者にとって戦争のハイライトの1つだった。
現在、彼らは並んで働き、ディセプティコンを狩り、破壊している。
どちらもこれまでにないほど幸せだ。
2体のロボットは素晴らしいパートナーであり、彼女と彼女の姉妹たちは、チームのかけがえのない一員である。
年の終わりが見え始めていますが、今年で15周年ということで、
トランスフォーマーリベンジより、クロミアをレビューです!
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ビークルモード バイク
リベンジにて登場したオートボットの新メンバー。
姉妹のアーシー、エリータワン(フレアアップ)に先駆けてシリーズ第2弾として2009年6月に発売されました。
ライセンスは取得されていないのでそれっぽいバイクに変形します。


本体に加えて砲台型のスタンドが付属。
クローラーの造形がありますが、車輪は無いのでコロ走行は出来ません。

本体を挟み込むように接続します。

ハンドルは軟質パーツによる成形。とても柔らかいです。

各所には古代サイバトロン文字のプリントが。

リベンジ公開当時はバンブルビーやサイドスワイプを含む第1弾デラックスクラスが早々に売り切れてしまったので、
どこに行ってもデラックスクラスがクロミア、スキッズ、サイドウェイズしかない…な状態だったのが印象的です。

スタジオシリーズ版と比較。
どちらもライセンス取得されておらず、近い造形になっています。

スタジオシリーズのSS-01バンブルビーと比較。
クロミアはデラックスクラスでの商品化。
劇中サイズは考慮されていないので、他と並べると巨大なスケールに。

クロミアの後に発売されたアーシーと比較。
フィギュアーツには一回り小さいくらい、figmaだとちょうどいいかなくらいのサイズ感です。

では、トランスフォーム。
ロボットモードが特殊なので、変形もオンリーワンな内容に。
ガワ変形の多いリベンジシリーズですが、クロミアはバイクというモチーフもあってガワっぽさはありませんでした。
機構自体も見た目の印象より断然シンプル。


クロミア ロボットモード
人型から大きくかけ離れたタイヤで構成される下半身が特徴的なデザイン。
デザインはわりと劇中と異なるのですが、デザインが独特過ぎるのでざっくり同じなだけで十分それっぽく見えますね…


顔周り
癖のある造形が多いベイバースのアイテムの中でダントツの美形。
目はクリア成形ですが、塗装されているため集光ギミックは機能しません。

胸周り
分割した車体から再構築されます。


左腕はマフラーがそのまま大型のブラスターに。
スプリングによるミサイル発射ギミックが搭載されています。

右腕はシンプルな造形。

下半身は一輪車の様な構成。
タイヤはロックされないので、単体での自立は出来ません。

ロボットモードでも付属の台座を使用することで自立させることができます。


リベンジの共通ギミックであるメックアライブは右腕に。
肘を曲げると青いパネルがブラスター内部に引き込まれます。


下半身のフレーム部分からジョイントパーツを展開可能。

アーシーにも同じジョイントが仕込まれており合体させることが可能…ですが、公式では特に触れられることのなかった没ギミックになります。
リベンジ版エリータワン(フレアアップ)はクロミアのリカラーで済まされてしまいましたね…

スタジオシリーズのクロミア、SS-01バンブルビーと比較。
車体を伸ばすような変形もあり、当時のデラックスクラスの中でも全長は高い部類に。

リベンジのアーシーと比較。

では、適当にポーズ。
見ての通り脚は固定なので、上半身で動きを付ける形になります。

関節のフォーマットが出来上がってきた頃のアイテムということもあって、上半身は近年のものとほぼ変わらない動かし心地。

首はボールジョイントに加えて前後にスイングが可能。

肩はボールジョイントで水平まで開くことができます。
二の腕にはロールもあるので自由度も高いですね。

腰は左右のフレームそれぞれがボールジョイントによる接続。
前後へのスイングに加えて、若干捻る動きも出来ます。

上半身の可動域自体は広いのですが、左腕がそれなりに重いことに加え、
スタンドの安定性があまり無いので、大きく動きを付けると倒れてしまうことがしばしば。
3mm/5mmジョイントの類もないので、既存のスタンドを使いにくいのもちょっと厄介ですね…

(TFに限らず)オリジナルを尊重するデザインラインが主流の近年では、まずあり得ないデザイン。
ある種の歴史を感じるアイテム…というか15年前の玩具はシンプルに歴史ありますね…

以上、リベンジよりクロミアのレビューでした!
リベンジのキャラクターらしく、人型から外れた異形のスタイルが特徴的なアイテム。
その後オリジナルに回帰していくことになるので、結果的にこの時期ならではというか、TFシリーズ全体で見ても珍しいデザインになっています。
また、それに伴った変形機構、異形でありながらバイクロボとしてストレートにカッコよくまとまったデザインなど他にないオンリーワンな魅力が詰まったアイテムですね。