キャラクター文化は欧米にないのか
「キャラクター愛「萌え」 東浩紀氏に聞く」という記事で、あまりにも欧米と日本の文化に差をつけすぎているのが気になりました。
しかし、欧米になくて日本に圧倒的にあるのはキャラクター文化なのです。キャラクターが物語の外に飛び出てしまう現象です。
ええっと、本来物語上関連のないヒーロー大集合的なものをやってしまったり、ストーリーをご破算にしてでも延々とヒーローの再利用をやってしまうアメコミは、キャラクターが物語の外に飛び出てしまう現象を起こしてるのではないんでしょうか。
ムーミンやミッキーマウスなどのキャラクターを愛でる文化があるのは東裕紀氏も認めているのですが、“人間のキャラクター”はそのように扱われない、と彼は言っています。けれども、欧米人だって、ある世代が長嶋茂雄を語れるように、シャーロック・ホームズを実在の人物のように話している人がかなりの数いるじゃないですか。
日本異質論は便利だけど、同じような部分に目をそむけるのはよくないと思います。
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