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ミーン・ガールズ

をみた。

2004年 アメリカ
マーク・ウォーターズ監督



リンジー・ローハン主演の
アメリカ女子高生の学園コメディ。


ネタバレ注意


題名のミーン・ガールズは、
意地悪女という意味なのですねぇ。


動物学者の両親と
12年間のアフリカ生活を経て、
16歳のケイディはアメリカで
高校に通うことに。

初めての高校生活に戸惑うケイディ。
話しかけてくれたのはジャニスとダミアン、
それに学園のアイドルのレジーナ。

レジーナと、
取り巻きカレンとグレッチェンからなる
プラスチックスに仲間入りをしたケイディ。

ジャニスたちの
レジーナへの復讐を手伝ううちに、
気になる男子アーロンのことで
嫌がらせをされたケイディの復讐に
すりかわっていく。


アメリカ女子高生が怖っ!

ケイディ側の、
顔の吹き出物に足用クリーム配合の
化粧品プレゼントとか、
高カロリーフードをダイエット食品と
偽って食べさせるとか。
悪質です。

レジーナの、
悪口ノートに自分の悪口を書いて
先生に嫌がらせされたと提出も悪質です。
下手したら退学処分になりかねない。


復讐にのめり込み、
どんどんレジーナに似ていくケイディ。
ジャニス、ダミアンとも仲たがい。

みなさんレジーナに
意地悪されたことがあるのに、
それでも羨望のまなざしを送るのは
カリスマなのかな。

後半の、みんなから嫌われ独りぼっちに
なったケイディがかわいそう。
悪口ノートも結局ケイディが名乗りでて
騒ぎを収めたのにね。
ケイディが書き込んだのって
1回だけみたいなのに。

なんだかんだで学校のパーティーで
クィーンに選ばれて、
ステージからみんなに謝罪スピーチして仲直り。

その後、プラスチックスは解散して
レジーナはラクロスで怒りを発散。
カレンはお天気お姉さんになったみたい。
グレッチェンは別の女王様のとりまきに。


レジーナとも和解したみたいで
イイハナシ風なのですが、
私の理解が及ばないこともあったり……。

なぜケイディはアーロンと
つきあっているのでしょう。

ケイディに気のあるそぶりを見せながら、
レジーナが吹聴する悪口を
信じてよりを戻したり。

かと思えば、レジーナに似てきたケイディの
誘惑に乗ってみたり。
それでいてレジーナに似ていると突き放したり。

後半は他の人と一緒に
ケイディを避ける側にいたのに、
みんなと和解した後に寄ってきたような男だよ。

どこがいいの?
と、私は思うのでした。


ところどころ、動物たちならとか、
動物みたいという表現はあったけれど、
ケイディがアフリカ育ちという設定が
あまり生かされていないような気がしました。

教室にサンタ扮装の人が来て、
友人からのキャンディーを配って歩いていた
のはなんだったのだろう?

プラスチックス4人で歌い踊った
「ジングルベル・ロック」はかわいかったw

ケイディがプラスチックのティアラを割って
みんなに配っていたシーンの
ティアラの破片は多すぎると思いましたw


感想:アメリカ女子高生たちの生活は怖いと思いました(笑)



OSTをペタリ。



テーマ : 映画
ジャンル : 映画

失踪 妄想は究極の凶器

をみた。

1993年 アメリカ
ジョルジュ・シュルイツァー監督



失踪した恋人のたどった運命は……。


ネタバレ注意


午後のロードショーの
キーファー・サザーランド特集で視聴。


旅行中のジェフとダイアンのカップル。
2人のケンカにちょっと引いた。

トンネルの中で動かなくなった車に
置き去りってヒドイと思うよジェフ。

そんなことをされたにもかかわらず
すぐに仲直り。

ガソリンスタンドの駐車場で
愛を誓い合った直後、
飲み物を買いに行ったまま
帰ってこないダイアン。

それ以来消えた恋人を
探し続ける日々のジェフ。
偶然入った飲食店の店員リタと
新しい関係を結ぶ。

3年後、小説家志望のジェフに出版社から
恋人失踪事件を本にしないかと打診。


ここからのリタが怖い。

ジェフのパソコンから、
パスワードのかかったファイルを開いて
書きかけの新作を勝手に読む。
何度も失敗しながらパスワードを探る
執念が怖い。

書きかけ原稿の、
リタを抱きながらもダイアンを探し続けている
というジェフの独白は、
今カノのリタにとってショック
だろうけれど……。

ジェフの仕事場に乗り込んで詰問とか、怖い。

犯人からの手紙に興奮するジェフに、
ダイアンのことを忘れなければ別れると脅迫。

ジェフは自分勝手だと
捨て台詞を残して行ったけれど、
私にはリタもそうとうだと思うけどなぁ、
なんて。

元カノの話をされるのは今カノとしては
おもしろくないだろうけれど、
普通じゃない別れ方だったのだから
もう少し理解してあげてもよいだろうになぁ、
なんて思うのですよ。


ダイアン失踪事件の犯人
バーニーと接触したジェフ。
車中で聞かされる事件の真相。

バーニー、わけがわからないよ……。

10歳のときに誰も止めてくれなかったから
ベランダから飛び降りて骨折したとか。
妄想を現実に戦うとか???

溺れている女の子を助けたことで
娘の神になった、
逆も然りと実験して失敗したとか。

その後も実験を続けていて、
ダイアンは実験体だったとか。

ジェフに接触してきたのは、
3年間あきらめずに探し続け
戦い続けてきたので
好敵手と認めたとか。

わけがわかりません。


ダイアン。。。
ガソリンスタンド併設のお店で、
バーニーが着けていたブレスレットを気に入って、
販売していると嘘をつかれて罠にかかり……。

恋人に素敵なブレスレットをプレゼントして
喜ばそうとしていただけなのに。。。


ダイアンが体験したことを追体験させると言われ、
薬入りのコーヒーを差し出されるジェフ。

迷った末に飲む。

目が覚めたら生き埋め。
ダイアンからのプレゼントのライターで
あたりを照らしてパニック状態。
生き埋めなんて怖すぎです。


犯人からの留守電を聞いてリタが行動開始。
車のナンバーから持ち主を特定、
住所を調べ、
娘のデニースと接触。

山小屋にたどりつく。

私になにかあったらジェフの居場所はわからない
と言うバーニーの言葉を無視。
「自分に賭けるわ」とバーニーを殴り昏倒させる。
強い。

山小屋の中を探索中に、
起きてきたバーニーと再バトル。
激しい戦いの末、なぜか冷静な話し合い。

薬入りのコーヒーを飲んでジェフの追体験を
するかどうか迫られるリタ。

周りを見回しジェフの居場所に
見当がついたところで、
娘を誘拐したと逆にバーニーを脅す。

親に内緒で夜遊びに行くデニースを車に乗せた
複線が回収されました。
上手い。

家に電話して娘がいないことを
確認したバーニーは、
娘かわいさに自分で用意した
薬入りコーヒーを飲む。

急いでジェフを掘り起こすリタ。

薬が効く前に娘の居場所を聞きだそうと
後を追ってきたバーニーともみあいになる。

リタの悲鳴で目を覚ましたジェフが
バーニーを殺した?
で、事件解決。

ジェフは自分が埋められていた場所の
隣に視線を移し、
ダイアンの行方に気がついたようで……。


レストランで出版社の人に体験談を話し、
ぜひ書いて欲しいと頼まれても断るジェフ。

コーヒーが運ばれてきて、
ジェフとリタは笑顔を見合わせて
コーヒーはこりごりだと断るのであった。


ジェフ役のキーファー・サザーランドは、
CVが堀内賢雄さんだったからか
あんまりジャック・バウアーの
イメージはなかったです。

ダイアン役のサンドラ・ブロックさんは、
個人的に「デンジャラス・ビューティー」の
イメージが強かったのでバーニーを
逆にやっつけてくれないかな、
なんて思ってみたり。
ダイアンのその後を考えると……。

最後のレストランの演出は、
「ミザリー」に似ていると思いました。

リタの行動力とタフさがすごかったです。
犯人の脅迫に屈することなく
逆に脅してしまうとかw
後半の活躍は、
ヒロインというより主役みたいでした。
パスワードを調べてまでファイルを
勝手に見るのはいただけませんけどね。

登場人物に共感も好感も持てなかったけれど、
それなりにおもしろかったです。

ジェフのようにダイアンの真相を知りたくて
最後まで観てしまいました。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

ガーフィールド

をみた。

2004年 アメリカ
ピーター・ヒューイット監督

  

有名な猫マンガ
「ガーフィールド」の実写映画。


ネタバレ注意


他の動物はリアルなのに
ガーフィールドだけアニメチックなCG。


飼い主のジョンにかわいがられて
毎日を暮らすガーフィールド。

獣医をしている憧れの女性リズから
仔犬のオーディをもらったジョン。

ジョンは仔犬に夢中。
飼い主の愛と居場所を失ったガーフィールド。
かわいそう。。。

と思ったら、
ガーフィールドはなかなかどうして
いい性格をしているw

ジョンに置いていかれたと思って
ドッグショーにこっそりついて行ったりと、
彼なりにがんばっている。

猫の乱入で混乱に陥った会場で、
ガーフィールド仕込のダンスを披露して
優勝したオーディ。


家の中がめちゃくちゃになったのは
悪戯だと思われて外に出されたガーフィールド。
心配して来てくれたオーディを締め出して
自分は家の中へ。
悪よのぅw


ダンス犬と組んで有名なろうとする
タレントのハッピー・チャップマンに
奪われたオーディ。

偶然テレビに映るオーディとハッピーを
目撃したガーフィールドは、
ジョンに伝えようとするも失敗。
単身オーディ救出に向かう。

友達のネズミに助けられたり、
保健所?でハッピーの元相棒猫のローランド卿に
助けられたりw

駅では、オーディが乗せられた
ニューヨーク行き列車の
コントロールパネルを操作して
駅に戻したりw

ガーフィールド万能ですかw

散り散りに逃げた保健所?の動物たちも
助けに来てくれて、
オーディを取り戻してハッピーをやっつける。

電流の流れる首輪をセットして
ハッピーを宙返りさせたりw

全て解決したところで探しに来た
ジョンとリズが登場。

遅いよw

ジョンとリズ、ガーフィールドとオーディで
団欒を楽しむハッピーエンドw


最初は邪険にしていたオーディを親友と呼んで、
助けに来たガーフィールドがいい奴だなぁw

飼い主の心変わりを心配してガーフィールドが
ワタワタしたというお話だけど、
おもしろかったですw

他の犬や猫はガーフィールドと
人語で会話しているのに、
オーディだけ喋らないのはなぜだろう?

ガーフィールドが魅力的で楽しかったですw

それにしてもジョンはヘタレすぎです。
高校時代から懸想していたというのに、
告白もキスもリズの方からとは……。

新しい動物を迎えたときは
先住の動物をたてなくてはいけません。
ジョンはその点でも失格ですわ。


ガーフィールドが美味しそうに食べていたので、
ラザニアを食べたくなってしまいましたw

ガーフィールドがアニメチックなCGなので
ラザニアを食べていてもコミカルで楽しい。

これがリアル猫だったら
きっと不快に思ったのだろうなぁ。



こんなのみつけた。

  

  

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

イブラヒムおじさんとコーランの花たち

をみた。

2003年 フランス
フランソワ・デュペイロン監督



寂しいユダヤ人少年と
老アラブ人商人の心のふれあい。


ネタバレ注意


フランスはパリに暮らす
自称16歳(本当は13歳)の少年モモが、
窓から見える通りに立つ娼婦と初体験をする
ところから始まる。

モモは、幼いときに母が家を出て行き、
父親と2人暮らし。
母と一緒に行った優秀な兄ポポルと
いつも比べられて寂しそう。

近所の食料品店の
アラブ人店主イブラヒムおじさんは、
いつもモモが万引きしていることを知っていて
咎めなかった。

むしろ、するなら他の店ではなく
自分の店でしなさいとか豪気ですw

コーランの教えがあるから
幸せだと言うイブラヒムさんは、
モモに笑顔の大切さやいろいろなことを
教えてくれる。

父親にキャットフードの前菜と、
ワインは減ったら安いのを継ぎ足せばいいとかw

寂しい心を埋めるためなのか
次々と娼婦と関係を結びながらも、
イブラヒムさんとのふれあいの日々。

失業した父親が置手紙と
わずかなお金を残して失踪。
父が大事にしていた書籍を売って暮らすモモ。

本棚が空っぽになった頃、
警察が来て父の自殺を告げる。
頼りになるのはイブラヒムおじさんだけ。

母親が訪ねてきたのに
モモは他人のフリをする。

母と暮らしていると聞いていた
兄ポポルのことを訊ねてみると、
息子はモモ一人だと返ってきた。

ポポルは父が作った架空の
理想の息子だったようです。
そんなものに煩わされていたなんて……。

最後まで母に名乗り出なかったモモは、
イブラヒムさんに養子にしてと懇願。
ふたつ返事でOKしてくれたイブラヒムおじさん。

人種の壁で苦労したけれど、養子縁組成功。
免許も無いの現金で新車購入。
イブラヒムさん浮かれすぎw

モモの助けもあり無事運転免許取得。
2人でイブラヒムおじさんの故郷トルコを目指す。

オープンカーでの旅路。
自慢の息子を紹介するイブラヒムさんが
うれしそうw

実家を前にモモを車から降ろし、
先に家の様子を見てくるとイブラヒムさん。
その後事故を起こして……。

迎えに来た人のバイクに乗り駆けつけるモモ。
横たわるイブラヒムおじさんは、
最後に帰ってこられたこと、モモがいて
コーランの教えがあったから幸せだった、
と感謝して……。

全財産を息子モモに残すという
イブラヒムさんの遺言書。
遺品の古いコーランに挟まれていた
青い花が印象的でした。

時は過ぎ。
すっかりおじさんになったモモは食料品店で、
かつて自分がそうしてもらったように
お店に来る少年に応対するのであった。


じんわりとした作品でした。
好きな雰囲気だけれど、
腑に落ちない感覚も残ったりしています。

年齢を重ねて見返せば、
また違った感想が生まれるかもしれない
作品だと思います。



OSTをペタリ。



テーマ : 映画
ジャンル : 映画

Myベスト・フレンズ

をみた。

1990年 アメリカ
ロバート・ハーモン監督

少女とドーベルマンの絆と、
父娘関係の再生。


ネタバレ注意


妻を亡くして荒れている父親ボビーが
どうにもなぁ。

ほったらかしにされたり怒られたりしている
娘テンダーがかわいそう。

悪人だけどテンダーの親権を欲しがっている
叔父のシシーは、テンダーのことを
本当にかわいがっているみたい。

闘犬場で怪我をして捨てられたドーベルマン。
偶然みつけたテンダーに介抱される。

テンダーと犬の絆が……(涙)

ボビーに捨てられても、
車で遠く離れた土地に移動したのに
追いかけてきて。。。

最後は犬のおかげでシシーをやっつけることが
できたりしたのだけれど。

爽快な気分にはなれなかったなぁ。


私好みの要素がつまっていたので、
それなりにおもしろかったです。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

スクール・オブ・ロック

をみた。

2003年 アメリカ
リチャード・リンクレイター監督



偽代用教員と名門小学校の子供たちが
ロックでバンドバトル出場を目指すw


ネタバレ注意


友人ネッド宅に居候中で、
バンドをクビになったデューイが、
ネッドになりすまし名門小学校の代用教員に。

子供たちが楽器演奏をできることに目をつけ、
ロックを教え込みコンテスト出場をもくろむ。


デューイがろくでもない(笑)
自己紹介でスペルがわからなかったのか
ミスターSと呼ぶように言ったり、
授業はせずに自由時間とか。

コンテスト出場を思いついてからは、
学校対抗のプロジェクトとか
生徒にウソついているし。


楽器のできる子はバンド。
他にもコーラス、衣装係、警備、照明、
舞台装置にマネージャー。

役割を与えられて積極的にロックに励む
子供たち。

ギターのザックは作詞作曲もして
才能を開花させたりw

生徒が考えたバンド名
「スクール・オブ・ロック」


コンテスト前日にネッドにバレ、
そこからデューイを快く思っていなかった
ネッドの恋人パティにバレて通報され……。


デューイが偽教師だとわかっても、
努力したのに演奏しないのイヤ!と
自発的にミスターSを迎えに行く子供たち。

生徒が行方不明の報を聞いて、
偽教員のことで父母たちに責められていた
マリンズ校長がちょっとうれしそうなのがw

ネッドもパティの反対を押し切って
バンド合戦の見学w


コンテストではザックの曲を演奏することに。
メンバーは制服をアレンジした衣装。
衣装係はちゃんとミスターSの分も
作ってくれていたw

凝った照明や舞台装置。
大人顔負けの演奏とパフォーマンス。

校長に連れられてきた父母たちも、
子供たちの演奏にノリノリw


普段はマジメで厳しいけれど、
実はスティーヴィー・ニックス好きの
マリンズ校長は、バックステージで
子供たちを褒めまくりw

コンテストで負けてガックリきている
デューイを逆に励ましている子供たちが
すごくしっかり者で大人だわw

父母たちも観客も勝ったバンドより、
スクール・オブ・ロックの名を叫ぶw

アンコール演奏!


そして……。
「スクール・オブ・ロック放課後プログラム」
とは、なんぞや?

デューイと子供たちが
バンド練習しているのですけど。

マネージャーのサマーが電話で
「値切るなら出演しないわよ」とか。

プロデビューしたのかな?


なにはともあれ、
おもしろかったぁ!

規律に縛られた子供たちが、
破天荒な先生とロックで解放されて、
自信なさげだった子も自信を持って輝いていく。
父母たちの心も動かす痛快さ。

気持ちの良い作品でしたw


この作品はネッドの役者さんが
脚本を書いているのですね。

デューイ役のジャック・ブラックと
ネッド役のマイク・ホワイトは
プライベートでも友人ですって。



パンフレットとOSTをペタリ。

  

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

コールド・クリーク 過去を持つ家 

をみた。

2003年 アメリカ・カナダ
マイク・フィギス監督

 

都会から越してきたティルソン一家が
コールド・クリーク邸で
恐怖に見舞われるサスペンス。


ネタバレ注意


デニス・クエイドとシャロン・ストーン出演で、
なんだか豪華。

息子の交通事故をきっかけに
田舎暮らしを決意したティルソン夫妻。
コールド・クリーク邸を購入して
ニューヨークから越してきた。


荒れ果てているけれどすごい豪邸で、
家具や前の住人の私物がそのまま残っている。

クーパー・ティルソンはそれらを整理して、
前の住人マッシー家の記録映画を作るとか。

家具も込みで購入したとのことだけれど、
プライバシーとか肖像権とかどうなのかな?

デイル・マッシーが訪ねて来ても
写真とか私物を一切返さないとか……。
私には理解できないなぁ。
デイルもそれを要求してはいなかったけれど……。


夫婦と娘と息子で家族構成が同じ、
この土地に来て5年というピンスキー家も
田舎暮らしは苦労しているみたいですね。

娘のクリスティンが
プレゼントされたポニーのチェスター。
ポニーより大きく見えるのは
私の気のせいでしょうか。

家の中に蛇をたくさん仕込んでおく嫌がらせは、
毒蛇と思われるものもいたので、
仕込んで駆除してと自作自演のデイル
乙と思いました。

映画の冒頭。
飛行機で上司に口説かれていた奥さんのリーア。
そのときOKしていたと告白したりして……。
息子ジェシーの交通事故騒動で
未遂だったそうだけれど。
告白のタイミングと意図が
いまいちわからないような気がするのは、
私に女心がわからないせいなのかな。


子供が描いたと思われる不気味な絵と
詩に出てくるハンマー・ハンドは、
マッシー家が牧場経営していたときに
羊を一撃で殺す道具。

痛みも無く一撃で脳天直撃。
殺せるのは羊だけじゃないようで。
悪魔の喉は古井戸。

終盤、家を取り返しに来た
狂気のデイルが振り回していた。

子供を連れて家を出ようとしていた
デイルの妻ローラはきっと……。
妻子をハンマー・ハンドで……。
悪魔の喉へ……。


ハンマー・ハンド対クーパーの脚立の戦いは
なかなか斬新でしたw

ティルソン夫妻の連係プレーもw
後ろ手でロープを持って
2人でデイルを採光窓に押し付ける。
ガラスが割れてデイル落下。

事件解決。

プールで遊ぶ子供たちを見つめるリーア。
辺りを見回して玄関から家に入るクーパー。

あれだけのことがあったのに、
住み続けるとは強いハートをお持ちで。


クーパーが集めた証拠を
ちゃんと調べてくれていた女性保安官は
いい人だったなぁ。
血塗れで倒れていたけれど、
その後どうだったのかな?

妹のルビーは、
DVを受けていたのにデイルをかばっていたし、
最後はお墓参りもしていた。
姉の惨状の第1発見者でもあるのだけれど、
この人の心情やいかに?


デイルの人物描写や動機が
はっきりしませんでした。
手違いで売りに出されてしまった家を
取り戻したい様子でしたが、
なぜ取り戻したいのかが伝わってきません。

死体を発見されたくないから?
住み慣れた家に未練があるから?
それとも他に?

デイルは子供ができない体だとか。
療養所にいる父からは、
浮気性の女の息子と蔑まれていたみたい。

ついには父も手にかけてしまう。
口は悪いけれど、この父親は息子のことを
嫌っていたわけじゃないのではないかなぁ、
なんて思ってみたり。
好物のチェリー・チョコを
口に入れてもらったとき笑顔を見せていたから。

濡れタオルで窒息させていたけれど、
デイルがすぐに捕まらなかったのが謎。

妻子の裏切りや父親からの暴言で
傷ついていたのかもしれないけれど、
ルビーという恋人がいてリア充のようですし、
なんだかなぁ、と。


つまらないわけじゃないけれど、
おもしろいとも言えない、
微妙な作品でした。

タイトルからホラーを期待してしまったのも
ガッカリの一因かも。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

をみた。

1999年 イギリス
ガイ・リッチー監督



若者4人組とギャングその他が入り乱れる
クライム・ムービー。


ネタバレ注意


イカサマ賭博で借金を背負った悪友4人組。
借金返済のためにマリファナと
表沙汰にできない大金を盗む計画を立てる。

画面全体が赤茶けた色合いで
味がありました。

もっと明るいコメディーっぽい雰囲気
なのかと思いきや、人死にでまくり。

なんとなく「時計仕掛けのオレンジ」を
思い出してみたり。


なんだかんだと逃げおおせた4人。
マリファナと大金を失ったけれど、
貸主が死亡したので借金も帳消し。

犯罪に結びつく証拠は、
700ポンドで購入したライフルだけ。

3人から橋の上から捨ててくるよう
強く言われ、渋々捨てに行く持ち主。

4人組から大金の入ったバッグを奪った
子連れ借金回収屋が、バッグを返しに来た。

バッグの中にお金は無く、
1冊のカタログ?が。
捨てに行かせたライフルに
高値がついているのをみつけ、
あわてて仲間に電話をかける3人。

橋の上では、
捨てたライフルが途中でひっかかっていた。

口に携帯電話をくわえ、欄干に捕まり、
今にも落ちそうなライフルに手を伸ばす持ち主。

彼とライフルの運命やいかに。


バッグを返して、
息子とスーパーカーに乗って去っていった
回収屋は勝ち組ですね。

銃のカタログ?をくれたのは
武士の情けなのかな?



こんなのみつけた。

  

 


テレビドラマ版リメイクもペタリ。

 

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

モンスター

をみた。

2003年 アメリカ・ドイツ
パティ・ジェンキンス監督

  

実在した連続殺人犯の女性
アイリーン・ウォーノスを
シャーリーズ・セロン主演で映画化。


ネタバレ注意


美人で評判の
シャーリーズ・セロンが別人のようです。
相方セルビーを演じた
クリスティーナ・リッチもスゴイです。


娼婦のアイリーンは自殺を考えていた日、
偶然立ち寄ったバーで同性愛者の女性
セルビーと知り合い友達になる。

孤独な魂を持った2人は、
翌日には愛を確かめ合う仲に。


映画を観ていると、
アイリーンに同情してしまう自分がいる。

最初の殺人は命の危機を感じて反撃した結果。
2人目からはタガが外れたようで怖い。

感づいていただろうに見てみぬふりで
お金を要求するセルビー。
ずるい人だと思った。

2人の似顔絵が公開されて、
アイリーンがセルビーを家に帰す別れの場面。
自分で自分が許せないからと、
セルビーに許しを請うところが切ない。

逮捕されたアイリーンを警察に売ったセルビー。
たしかに犯行はアイリーンが
単独で行ったことだけど……。

知っていて最後までセルビーをかばった
アイリーン……。
犯行に加わらなかったけれど
背中を押していたようなセルビー……。

実際のアイリーンは刑に服し
処刑されたとテロップが流れる。


バラエティー番組で連続殺人犯、
モンスターとして取り上げられたのを
見たことがあります。

その時は凶悪殺人犯がいたという認識でしたが、
映画を見ることで違う考えも浮かんできたり。

映画には事実ではないこともあるだろうけれど、
この作品を観るとなんだかなぁ、と。

本当にこの人は凶悪殺人犯なのかな、と。

人それぞれで違うとは思うけれど、
恋人として付き合っている間柄で
売春を推奨するセルビーに疑問を感じました。
独占欲がわいたりしないのかなぁ、なんて。

なんだかアイリーンはセルビーに
利用されていたように見えてしまいます。

実際に被害者がいるから、
アイリーンに罪が無いとは思わないけれど
一人を責めて解決する問題じゃないのかも、
なんて思ってみたり。


重くて後味が悪いけれど、
見応えのある作品でした。



テレビ東京 キャスト(敬称略)

アイリーン・ウォーノス
(シャーリーズ・セロン)高野麗

セルビー・ウォール
(クリスティーナ・リッチ)小林早苗

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

センチメンタル・アドベンチャー

をみた。

1982年 アメリカ
クリント・イーストウッド監督



カントリー歌手の叔父と甥のロードムービー。


ネタバレ注意


破天荒なカントリー歌手レッド。
オーディションを受けに、
甥のウィットと一緒に
車でナッシュビルを目指す。

残りの人生を故郷で過ごしたいという
ウィットの祖父も一緒に出発して
途中で別れたり、
ナッシュビルで歌手になりたい!と
強引について来た女性マーリーンも加わったり。

鶏泥棒をしたり、
留置所からダイナミックに脱出したり、
珍道中を繰り広げナッシュビルへ。

オーディション会場で、
レッドの歌は好感触だったのに……。
咳き込んでしまい……。

失意のレッドに、
レコードを出してみないかとのお誘い。
医者からは末期の結核で歌などとんでもないと
言われていたのに……。

サナトリウムで命を永らえるより、
生きた証としてレコーディングに挑むレッド。

心配しながらも最後まで見守るウィット。

ついにレッドは身罷られる。
埋葬の後、カーラジオから流れる
レッドの歌が涙を誘う。

両親のいるカリフォルニアに行くというウィット。
憧れの地だとか、
2人で組んで歌手になろうとか、
マーリーンたくましいw


ウィットが暮らしてた家は
「大草原の小さな家」のようだったのに
ナッシュビルはすごく都会で、
その差に驚いた。

綿花農場経営の両親のように
一生綿を摘んで暮らすより
歌手になりたいというナッシュの気持ち、
少しわかるなぁ。

切ない物語。
良い作品でしたw

ウィット役の人は
クリント・イーストウッドの
息子さんなのですね。



テレビ東京 キャスト(敬称略)

レッド(クリント・イーストウッド)津嘉山正種

ウィット(カイル・イーストウッド)菊池英博




「大草原の小さな家」をペタリ。

  

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

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